と、彼女は言った

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と、彼女は言った

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  • サイズ B6判/ページ数 269p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062199704
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

7人の作家を主人公に描く、「最高の小説」のつくりかた。男と女の出会いから、人生のきらめく一瞬を鮮やかにとらえる魅惑の7編小説、エッセイ、翻訳、写真と幅広い分野で活躍を続ける作家・片岡義男の最新小説。7つの物語の主人公は、いずれも「作家」。男と女、女と女、男と男…喫茶店、バー、古書店など、様々な場所での出会いに始まる物語から人生のきらめく瞬間を鮮やかにとらえる、魅惑の片岡義男ワールドへようこそ。

1 おでんの卵を半分こ
2 だから靴は銀色だった
3 と、彼女は言った
4 バスの座席へのセレナーデ
5 どこから来て、どこへ
6 人生は野菜スープ
7 ユー・アンド・ミー・ソング


片岡 義男[カタオカ ヨシオ]
著・文・その他

内容説明

男と女、女と女、男と男―それぞれの人生がすれ違うとき、平凡な日常がドラマに変わる。一瞬のきらめきを鮮やかに射とめる、魅惑の片岡義男ワールドへようこそ。7人の作家を主人公に描く、“最高の小説”のつくりかた。

著者等紹介

片岡義男[カタオカヨシオ]
1940年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始める。1974年「白い波の荒野へ」で作家としてデビュー。翌年発表した「スローなブギにしてくれ」で野性時代新人文学賞を受賞。小説、評論、エッセイ、翻訳などの執筆活動のほかに写真家としても活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

SOHSA

25
《kindle unlimited》作中作の構成は近年の作者の得意分野なのだろうか。小説の中の小説家或いはライターが小説の中で自らの行動を模写するような小説を書く。マトリョーシカ的構造はそれ自体で面白く興味深いが、若き頃の片岡作品にはもっと別の魅力があった。乾いた空気感がアメリカ的であり、またじっとりと湿った空気感が日本的で、いずれも小説の背景として魅力的だった。個人的な趣味の問題ではあるけれど、やはりあの頃の片岡作品が懐かしい。角川文庫の赤背表紙を探して古書店巡りをしてみようか。2024/07/17

aloha0307

16
「三十分だけ、待っていただける?」「何分でも」「すぐ近くで」「どこででも」..いい男、そしていい女 出会い(or再会し)そして恋がはじまる..引き締まった文章 まさに100%pureな片岡さんの世界。画家、小説家、モデル、元ストリッパーetc.いっぽう、日常業務に汲々とし、視線は足元のサラリーマン(己の如く?)など本書にはいやしない(当たり前か...登場人物の年齢を遥かに越えたのにも絶句)。性描写は皆無なれど、強く暗喩するのは文章の艶ゆえであろう。@あとがき 表題の句点の、ご自身による解説は面白かったよ。2016/10/15

tetsubun1000mg

10
1940年生まれで、78歳でこの本を書いたことになる。 30代・40代の作家が主人公の短編集。 60年代風のジャズの演奏、プレイヤーの話がよく出てくるが、文体が相変わらず乾いた感じで古さは感じない。 スタイリッシュな女性と、しゃれた会話と、コーヒーがよく似合っています。 題材や女性の話に年代を感じることはありますが、決してジジイの作風ではない。  こんな作品をいまだに紡ぐことができる片岡義男は永遠なのでしょうか。 また、新作が出れば読んでいきたいと思いました。 ただし、初めて読む人は違和感があるかも。 2019/02/12

akinbo511

9
片岡さんの本は『彼のオートバイ~』以来なので、数十年ぶり。こういう文体で、こういう本を書く人だったのか、と思い出したような気がする。 2016/06/11

うたかたの日々

8
どの短編にも作家が出てくる。片岡さんらしい、男女のお話でさらっと読めました。こんな素敵な世界観に憧れます。2016/11/11

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