ミッドナイト・ジャーナル

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  • サイズ B6判/ページ数 367p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062198998
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

「起きろ、夜だ」――速報性はネットに、臨場感はテレビに劣る新聞。時代に取り残された記者たちは、何のためにネタを追うのか。記者たちの熱意、それだけに徹した三百六十七ページ。――宮部みゆき(読売新聞4/17刊)
入魂の書である。――星野智幸(朝日新聞4/10刊)
面白さも完成度も『クライマーズハイ』に匹敵する傑作。――北上次郎(「読楽」3月刊)
熱気がある、ユーモアがある、独特の軽快さがある。今年の本命作登場だ。――温水ゆかり(
「GINGER」4月号)
マスコミ不信、警察不信が声高に叫ばれる今こそ読まれるべき、正義と情熱の物語。本城雅人は、この一冊を書くために作家になった。――吉田大助

「被害者女児死亡」――世紀の大誤報を打ち、飛ばされた3人の記者。その七年後、児童連続誘拐事件が発生。さいたま支局の関口豪太郎はかつての事件との関連性を疑い、東京本社の藤瀬祐里は豪太郎の応援に合流し、整理部員となった松本博史は二人を静観する。間違っているのかもしれない。無意味なのかもしれない。しかし豪太郎は諦めない。タネを撒き、ネタに育て、真実を獲得するため、今日も真夜中に動き出す。
特別な結果を出すのは、いつだって、本気の人間だ。

本城 雅人[ホンジョウ マサト]
著・文・その他

内容説明

「被害者女児死亡」―世紀の大誤報を打ち、飛ばされた3人の記者。7年後、児童連続誘拐事件が発生する。さいたま支局の関口豪太郎はかつての事件との関連性を疑い、本社の遊軍記者・藤瀬祐里は豪太郎の応援に合流し、整理部員となった松本博史は冷めた目で静観する。警察も、目撃者も、記者も上司も嘘をつく。しかし豪太郎は、絶対に諦めない。記者歴20年の著者が書き下ろす感動の社会派エンタメ!!

著者等紹介

本城雅人[ホンジョウマサト]
1965年神奈川県生まれ。明治学院大学卒業。産経新聞社入社後、産経新聞浦和総局を経て、サンケイスポーツで記者として活躍。退職後、2009年に『ノーバディノウズ』が第16回松本清張賞候補となり、同作で第1回サムライジャパン野球文学賞大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鉄之助

234
タイトルがいい。「真実は真夜中に出てくる」は名言だ! ジャーナリストでなく「ジャーナル」に込めた筆者の思いが、伝わる。著者自身、産経新聞の本社・支局やスポーツ新聞記者の経験があるだけに、終盤の35ページはスクープ合戦の編集局内の雰囲気が超リアル。息をもつかせず一気に読んでしまった。この本を原作として、テレビ東京がこの春編成の目玉ドラマを制作するのはよくわかる。今から、ドラマが見たくなった。2024/01/10

utinopoti27

152
ストーリーは、連続幼女誘拐事件を追う中央新聞の記者が、7年前のある事件との関連性を疑い、仲間とともに真実を探るというもの。作者は産経新聞の記者経験を持つ方なので、リアルな報道現場へのこだわりが感じられます。ただ、含みの多い腹の探り合い的な会話に加え、登場人物が多いのは、読んでいて疲れるんだよなあ。加えて、夜討ち朝駆けはブンヤの基本とはいえ、深夜に官舎の前で連日待ち伏せされて、ネタをせがまれる警察の方々にはご同情申し上げます(笑)。報道の正義と横暴は紙一重。何事にも優先される免罪符ではないのですから。2018/02/02

いつでも母さん

143
七年前に児童誘拐事件で誤報を打った新聞記者と新聞社。そして今また同じような児童連続誘拐事件が・・毎日そこにある新聞が出来るまでを考えてしまう作品になった。勿論この事件やこの犯人は、どんな生い立ちが在ろうとも絶対に許せる訳も無い。新聞社の中の派閥や部の対立(社会部VS政治部)や本社と支局の温度差や記者と警察関係者との駆け引きはとても臨場感があったようで面白く読んだ。『真実は真夜中に出てくる』のかぁ。新聞記者の妻は大変だろうなと(そっちかい・・汗)犯人は二人、七年前の流れた言葉が今、繋がる。記者の執念だなぁ。2016/05/26

Hideto-S@仮想書店 月舟書房

122
誤報――誘拐された女児は救出された。しかし「遺体発見」の文字が躍った新聞は配送され、記事に携わった記者たちのキャリアは暗転した。出世レースから後退したデスク、記者達のある者は地方支局に飛ばされ、ある者は前線から退いた。そして7年後、再び連続児童誘拐事件が起こる……。島流しの記者・関口は、真相を解き明かせなかった因縁の事件との関連性を疑い、夜討ち朝駆けを繰り返す。しかし、7年前の悪夢を忘れない上層部は彼の行動を縛ろうとする。疾走感ある展開で一気読み。事件記者は現代の狩猟者。彼らを駆り立てるのは意地か矜持か。2016/05/24

ダイ@2019.11.2~一時休止

118
仙川さんっぽい感じの新聞記者もの。オチは予想の範囲内ですが、記者の頑張りで楽しめた。2017/11/04

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