出版社内容情報
なぜかパティシエの父さんとぼくの前に一頭の竜! しかも「バースデー・ケーキをつくれ」って? 竜が好きなケーキってあるの!?ネットで話題になっている、すっごく腕のいい「ドラゴン・パティシエ」って何者? うちの父さんは、『パティスリー・ウフ』のパティシエだけど、「パティシエっていうより、ラーメン屋のおじさんってかんじ」なんて友だちに言われちゃっている。ドラゴン・パティシエではなさそうだけど、父さんのつくる生クリームは絶品で、いちごのショートケーキは、うちの一番人気なんだ。
ある日の午後、まっくらな空がむらさき色に光ったと思ったら、いなずまがぼくと父さんの前に落ちてきた! 白いけむりがあがって、そこにいたのは、なんとつばさのある竜だったんだ!!
竜は「わが君のバースデー・ケーキとやらをつくっていただきたい」と言ったかと思うと、父さんをこわきにかかえて、かるがると飛びあがった! ぼくは父さんにひっしにしがみつき、気がついたら竜の世界に連れてこられてしまったんだ。
竜の注文は「わが君が気に入るケーキをつくること」。でも、どんなケーキが気に入るのかな……。
パティシエがうれしいのは、つくったケーキを心からよろこんでもらえたとき。お祝いのときに出されるケーキは、かくべつです。そして、パティシエが幸せを感じるのは、食べてくれる相手が竜であっても同じなんです。
柏葉 幸子[カシワバ サチコ]
著・文・その他
中村 景児[ナカムラ ケイジ]
著・文・その他
内容説明
父さんのケーキは、ドラゴンだってうならせる。おはなしを楽しみながらあこがれのお仕事がよくわかる。
著者等紹介
柏葉幸子[カシワバサチコ]
1953年、岩手県生まれ。東北薬科大学卒業。『霧のむこうのふしぎな町』(講談社)で第15回講談社児童文学新人賞、第9回日本児童文学者協会新人賞を受賞。『ミラクル・ファミリー』(講談社)で第45回産経児童出版文化賞フジテレビ賞を受賞。『牡丹さんの不思議な毎日』(あかね書房)で第54回産経児童出版文化賞大賞を受賞。『つづきの図書館』(講談社)で第59回小学館児童出版文化賞を受賞
中村景児[ナカムラケイジ]
1948年、熊本県生まれ、鹿児島県育ち。桑沢デザイン研究所卒業。グラフィックデザインの仕事を経て、児童書、絵本の仕事に。日本児童出版美術家連盟会員、現代童画会常任委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
anne@灯れ松明の火
花林糖
どら母 学校図書館を考える
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
ぷりけ