出版社内容情報
伊勢志摩、緑の海で起こった怪事件。証拠無し、証人なし、30年の時に埋もれた謎に挑む少年たちの友情と憧憬!書き下ろし長編!「過去に何かをやっている!!」
NHK・Eテレでアニメ化された大人気KZシリーズの深層をえぐる、ディープなKZ’D「KZ’Deep File」。
伊勢志摩、緑の海で起こった怪事件。
忽然と消えた青い真珠と1人の海女。
成功を手に故郷に降り立つ男の目的は!?
証拠なし、証人なし、30年の時に埋もれた謎に挑む少年たちの友情と憧憬!書き下ろし長編。
序 章
第1章 青い真珠の謎
第2章 獣の眼差
第3章 魂は戻るか
第4章 秘密の隠し場所
終 章
藤本 ひとみ[フジモト ヒトミ]
著・文・その他
内容説明
伊勢志摩、緑の海で起こった怪事件。忽然と消えた青い真珠と1人の海女。成功を手に故郷に降り立つ男の目的は?証拠なし証人なし、30年の時に埋もれた謎に挑む少年たちの友情と憧憬!書き下ろし長編。
著者等紹介
藤本ひとみ[フジモトヒトミ]
長野県生まれ。西洋史への深い造詣と綿密な取材に基づく歴史小説で脚光を浴びる。フランス政府観光局親善大使を務め、現在AF(フランス観光開発機構)名誉委員。パリに本部を置くフランス・ナポレオン史研究学会の日本人初会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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えみ
58
真珠の青さと海の抱えた秘密と激しい虚構に身を置く人の悔恨…そして何より中学生達の恐ろしいくらい純粋な好奇心。時がたっても完全に消すことのできなかった犯罪の残渣を見つけることができるのは、彼らしかいなかった。伊勢志摩の海洋研究所を訪れた動植物に詳しい小塚・数学が得意な上杉・運動が得意な若武。探偵チームKZとして活動している三人は大人への憧れと罪とも言える無謀さを身に纏い、かつて一人の女性が消え、彼女が持っていたという青い真珠も消失したという話を聞いたことで、双方の行方を探すミッションに乗り出す。眩しい青春!2023/01/13
yoshimi
31
まだラノベという言葉が無かった頃の、コバルト以来、久しぶりに藤本さんの作品を読んでみた。少年たちの成長を軸にしたライトミステリ。キラキラと輝く言葉たちに『あー。こういう感じだったなー』と懐かしく思う。少しずつ追いかけてみようかな。たまにはこういうのもいいです。2018/01/05
杏子
28
青い鳥文庫版が人気で、リクエストも上がってきたが、まずはYA向けのこちらを手に取った。最初は読みづらくて、やはり前提を知らないからではと思った。中盤以降、話が動き出してからはましになったが、何だろう?この違和感は。中学生が主人公にしては大人びているように思えたが、謎解きものとしてはどうか?彼らの推理して、調べた通りに事が運んで、すんなり解決しているのはあんまりのような?和彦視点で動いているせいで、他の視点からの出来事は省略されるからか、臨場感に欠ける気がする。とりあえずシリーズのファンは読むだろう。2016/07/20
きらら@SR道東民
20
第二の故郷(の近く)である伊勢志摩が舞台であることに惹かれ、シリーズ物とは知らずに読了。少年たち(中学生)の友情と憧憬に、終始母親目線で読んでいました。まったく男の子って子供、でも可愛い、そんな彼らも悩みもがきながら生きているんだなって。ストーリーは名探偵コナン君とその仲間の中学生版が、事件の謎に挑むという感じでした。2016/02/11
☆よいこ
19
コバルト文庫以来の藤本ひとみでした。夏休み、それぞれ悩みを抱えた少年3人が自然豊かな島で、30年前の事件と向き合う。かっこ悪いほどもがく少年たちが「理想の男」を目指す。文章ひとつひとつが格好いい。さすが! コバルト時代に相当ハマったよな(シャルル!)と思いながら読んだので、感慨ひとしおでした。2017/05/10
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