出版社内容情報
「コロボックル」の世界を絵で楽しめる小さな人の小さな画集。2015年の10月に佐藤さとるさんの「コロボックル」シリーズのハードカバー版が新装版で刊行され、同月『だれもが知ってる小さな国』が、有川浩さん作で村上勉さん絵でも話題を集め、「コロボックル」への注目度が高まっているこの時期にファン待望の村上勉さん作のコロボックル画集を刊行します。
絵に添えられるのは佐藤さとるさんとのコロボックルにまつわる貴重なエピソードや絵に対する思いなど、知らなかったことばかり。
一点、一点のぞきこみたくなる繊細な絵は、ファン以外の方も心ひかれることと思います。
村上 勉[ムラカミ ツトム]
著・文・その他
内容説明
コロボックルとの出会い、佐藤さとるさんとの思い出…。村上勉が絵と文でかきおろしました。
著者等紹介
村上勉[ムラカミツトム]
1943年、兵庫県生まれ。1965年、佐藤さとる作のコロボックル物語の挿絵でデビュー。コロボックルシリーズすべての挿画・挿絵を担当。挿絵、絵本、装丁など、出版美術界と深く関わってきた。主な作品に『おばあさんのひこうき』(小学館絵画賞受賞)ほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
AKIKO-WILL
53
何気にコロボックル物語を小学校の時に知っていたモノのまだ一度も読んでなかったのですが、この本にはコロボックル物語が出来た経緯など書いてあり、興味が出てきました。村上勉さんの描くコロボックルの絵がとても魅力的!佐藤さとるさんとのコンビから今度は有川浩さんへと変わり、受け継がれるとは!まさに愛されている作品なんですね。2016/05/28
ぷれば
42
佐藤さとる氏のコロボックルシリーズとともに歩んできたイラストレーターの村上勉氏。本書はコロボックルシリーズの描き直した絵と、原作をはなれ著者の自由な発想で描いたコロボックルたちの小さな画集である。佐藤氏との出会い、コロボックルたちの誕生秘話、腱鞘炎との戦い、コロボックル終了宣言から一転→有川コロボックル誕生まで…などなど、著者の思いがぎっしり詰まった一冊。独特の青墨色、ペインズグレー採用の背景なども楽しめる。2016/06/25
おさむ
29
懐かしいなあ。子どもの頃、読んだコロボックルシリーズの絵本。白目がないのがちょっと怖かった記憶があります。いま改めて見ると、村上勉さんの絵は、とても繊細なタッチで独特の味わいがあるなあ。最近は有川浩さんの本で見ることが多いけれど、味わいは同じですね。2018/06/24
丘野詩果
12
2015年12月刊。コロボックルシリーズは、何といっても、イラストの村上勉さんを抜きには語れない。独特のタッチと美しい色使い。コロボックルはもう、絶対に村上さんの絵の人達なのだ。50数年も佐藤さとるさんと一緒に作り続けた「コロボックル物語」。その村上さんが佐藤さんとの出会いから、キャラクターを作り上げるまでのいきさつや、どのようにしてイラストを描いていったかの裏話が満載である。村上さんは1943年生まれだから、今年で73歳。佐藤さんが1928年生まれで88歳。写真で見る限り、おふたりともまだお元気そうだ。2016/04/08
コンチャン
12
有川さんのコロボックルを読む前に、この原画集を読みました。この作画にどれだけの時間を要しているのか、細かい作業があるのかが改めてわかります。続けて有川さんの作品も読みたいと思います。2016/03/14
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