出版社内容情報
ボスニア内戦の戦犯・カラジッチと三島由紀夫。没後45年、新たな三島像と現代日本の闇を描く著者渾身の長篇小説!ボスニア・ヘルツェゴヴィナの内戦で、大量虐殺の罪に問われたラドヴァン・カラジッチ。じつは彼は三島由紀夫の愛読者だった──。この事実を知った女子大生・橘アカネは、三島文学の本質を探るため、虐殺の地へと赴く。一方、アカネのかつての恋人・鷲見恭一朗は、ある右翼結社の代表と知り合ったことから三島へと接近する。それぞれのアプローチが交錯するとき、現代日本の姿と三島文学の本質が浮かび上がる! 三島論でデビューした著者が、没後45年に迫る新たな三島由紀夫像。
三輪 太郎[ミワ タロウ]
著・文・その他
内容説明
この事実を知った女子大生・橘アカネは二人の接点を求めて虐殺の地、ボスニア・ヘルツェゴヴィナへと赴く。一方、アカネの元恋人・鷲見恭一朗は、ある右翼結社代表との出会いから三島に接近していく。それぞれのアプローチが交錯するとき、現代日本の危機と三島文学の本質が浮かび上がる!三島論でデビューした著者による渾身の長篇小説。
著者等紹介
三輪太郎[ミワタロウ]
1962年名古屋市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。出版社勤務のかたわら、評論、小説などを書き始める。90年「『豊饒の海』あるいは夢の折り返し点」で第33回群像新人文学賞「評論部門」受賞。2006年「ポル・ポトの掌」で第1回日経小説大賞佳作受賞(後に『あなたの正しさと、ぼくのセツナさ』に改題)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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