幸せになりやがれ

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幸せになりやがれ

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  • サイズ B6判/ページ数 229p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062196826
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

どの時代の”みどり”も”たて”も、愛しあい、いたわり合っていた。永遠に続く愛のものがたりが、ここにはあった――。時の流れを越えた”ミドリ”と”タテ”の物語。
ふたりはいつの時代でも、姿や性別がかわっても、いつも愛しあう。
そんな二人の時を超えた”愛”の物語。

緑と楯は恋人同士。ようやく思いを遂げられた! という気持ちのつよい緑は、どうしても楯を束縛しがちだ。いけないと思いつつもやめられない緑。そんなある日、楯が家に帰ってこず、緑は楯を探す旅に出る。最悪のことばかり考えてしまう緑。そして楯を発見するのだが、その姿は変わり果てていた――(「幸せになりやがれ」)

水灯利と縦は性格も家庭環境も全く違う二人の少女。そんな二人がひょんなことから心を通わせ、穏やかだが激しい愛をわかちあっていく。(「水灯利と縦」)

水灯利と縦
幸せになりやがれ


雪舟 えま[ユキフネ エマ]
著・文・その他

内容説明

この星のうえでもっともっとたくさんの愛が成就したなら。いったいどんなことになるだろう。ふた組の「みどり」と「たて」の物語。

著者等紹介

雪舟えま[ユキフネエマ]
1974年札幌市生まれ。歌人として活躍し、2011年に第一歌集『たんぽるぽる』を上梓。12年、初の小説集『タラチネ・ドリーム・マイン』を刊行。執筆のほかに、ジュテーム★マミィ(占い師)、バンド「スリリングサーティー」(ボーカル)などの活動も行う。15年、ファーストアルバム『ホ・スリリングサーティー』を発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

94
不思議な世界。だが嫌いじゃない。時代を超えてとか、次の世ではとかに実はちょっと憧れる(そんな年齢でも無いのだが・・汗)何をもって純粋と思うかはそれぞれかもしれないが、私は失いかけてた心を取り戻したような・・そんな読後感。すぐまた失うのだろうが(汗)【雪舟 えま】お初の作家さんだったが歌人でもあるのか。行間の空気はそれ故だったのかな。読み手を選ぶ作風かもしれないが、私は好きだった。2016/02/04

優希

92
美しい世界に魅せられました。2つの「ミドリ」と「タテ」の物語。時代を超えて愛し合う2人の恋愛はとても綺麗で心地よい愛でした。時代も性別も変わろうとも心は変わらない、そんなところに惹かれます。純粋な愛がじんわりと体に沁み渡ります。愛し合うのに性別は関係ないからこそ純愛なのかもしれないと感じました。同性愛ではありますが、だからこそ普通の恋愛以上に深い愛が2人を結びつけているのだと思います。とても素敵な世界観です。2015/12/26

mizuki

40
今回も雪舟えまさんの柔らかい雰囲気に包まれることのできる、素敵なお話でした♡「水灯利と縦」では少女の素直な気持ちに心が洗われました。表題作の「しあわせになりやがれ」では、わたしの好きな『プラトニック・プラネッツ』の盾さんに会えて嬉しかったです♡ ふわふわしたこの雪舟えまさんの世界観は、どこか懐かしさを感じることの出来るのも魅力ですପ(⑅ˊᵕˋ⑅)ଓ 雪舟えまさんを初めて読む方には『タラチネ・ドリーム・マイン』がオススメです♡2017/10/14

honoka

37
好き〜〜!♡ふわふわでキラキラ。『水灯利と縦』も表題作(美しい楯と緑)も独特な世界観。不思議で耽美でふつくしい。不覚にも落涙。この作家さんを教えてくれたお気に入りさんに感謝。2017/08/04

アズマ

29
序盤から不思議な世界観を感じたけど気づいたら引き込まれていました。2組のみどりとたて、性別も何も気にならないくらいの深い愛でした。2019/06/14

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