出版社内容情報
1947年、新米教師の健二郎は、子どもたちと敗戦直後の苦しい時代を精一杯生きていた。ただ、戦時下の閉塞感からは解放され、自由の精神は暗い世相に反比例し横溢していた。明日は今日よりきっと良くなる、希望を胸に皆、日々を送っていた。 小学校高学年~
著者等紹介
北村けんじ[キタムラケンジ]
1929年生まれ。三重県多度町に住む。三重大学学芸学部養成科卒。作品に『まぼろしの巨鯨シマ』(理論社、産経児童出版文化賞)『しいの木のひみつの話』(草土文化社、ひろすけ童話賞)『ギンヤンマ飛ぶ空』(小峰書店、’96年第36回日本児童文学者協会賞)など。’02年第一回三重県文化大賞。現在三重児童文学の会、日本児童文芸家協会、日本児童文学者協会に属す
石倉欣二[イシクラキンジ]
東京芸術大学卒業。『たなばたむかし』で第27回産経児童出版文化賞美術賞を受賞。『おばあちゃんがいるといいのにな』で、’95年(第1回)日本絵本賞、第5回けんぶち絵本の里大賞を受賞。『パヨカカムイ』で第6回日本絵本賞受賞。『空ゆく舟』で’02年第16回赤い鳥さし絵賞受賞。絵本の会『彗星』主宰
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。