出版社内容情報
1987年、「史上最強」と呼ばれたPL学園で、正捕手を務めた伊藤敬司の物語。春夏連覇の舞台裏、PL学園ゆえの苦しみに迫った。立浪和義、片岡篤史、野村弘樹・橋本清・岩崎充弘の投の3本柱……。1987年、甲子園を春夏連覇したPL学園は、「史上最強」と称されていた。チームの正捕手を務めた伊藤敬司もまた、中心メンバーとして優勝へ大きく貢献した。
伊藤はPL学園を卒業後、青山学院大学を経てJR東海野球部へ入部。プロという夢は果たせなかったものの、野球部を引退後は、大企業のサラリーマンとして第二の人生をスタートさせた。
しかし、順風満帆と思えた人生は、理不尽な病によって一変した。難病・ALSを宣告されたのだ。
身体は日々動かなくなっていき、やがては声も失った。
昨日できたことが今日できない恐怖、介護なしでは生きられない情けなさ、残していく家族への不安……。
そんな思いを抱えながら、それでも伊藤は毎日を懸命に生きている。
伊藤にとって、PL時代の春夏連覇はどんな意味を持っているのか。男は今、何を思い難病と戦っているのか。
過ぎ去りし青春と友情の日々と、彼を励まし続ける仲間たちの物語。
第1章 発病/第2章 PL学園入学/第3章 春夏連覇/第4章 卒業後/第5章 第二の人生/第6章 闘病生活/第7章 野球への思い/第8章 夫婦の関係/第9章 娘へ
矢崎 良一[ヤザキ リョウイチ]
著・文・その他
伊藤 敬司[イトウ ケイジ]
著・文・その他
内容説明
栄光の春夏連覇、あれから28年が過ぎた…桑田・清原の2年後輩、名門PL学園に集められた野球エリートたち。勝利を求めてひたすら辛い練習に励んだ日々。そして手にした優勝旗。順調に見えた人生は理不尽な病によって一変した。いつ消えてもおかしくない生命と正面から向き合う、かつての甲子園球児の誇り高き人生。
目次
第1章 発病
第2章 PL学園入学
第3章 春夏連覇
第4章 卒業後
第5章 第二の人生
第6章 闘病生活
第7章 野球への思い
第8章 夫婦の関係
第9章 娘へ
著者等紹介
伊藤敬司[イトウケイジ]
1969年、兵庫県生まれ。立浪和義・片岡篤史・野村弘樹・橋本清らが在籍し、「史上最強」と称されたPL学園で正捕手を務め、1987年の甲子園春夏連覇に貢献。卒業後は、青山学院大学を経て、JR東海に入社。捕手・コーチとして長く野球部を支えた
矢崎良一[ヤザキリョウイチ]
1966年、山梨県生まれ。出版社勤務を経て、’94年にフリーライターとして独立。プロ・アマを問わず野球界を幅広く取材している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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