PL学園最強世代―あるキャッチャーの人生を追って

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PL学園最強世代―あるキャッチャーの人生を追って

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  • サイズ B6判/ページ数 286p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062195362
  • NDC分類 916
  • Cコード C0075

出版社内容情報

1987年、「史上最強」と呼ばれたPL学園で、正捕手を務めた伊藤敬司の物語。春夏連覇の舞台裏、PL学園ゆえの苦しみに迫った。立浪和義、片岡篤史、野村弘樹・橋本清・岩崎充弘の投の3本柱……。1987年、甲子園を春夏連覇したPL学園は、「史上最強」と称されていた。チームの正捕手を務めた伊藤敬司もまた、中心メンバーとして優勝へ大きく貢献した。
伊藤はPL学園を卒業後、青山学院大学を経てJR東海野球部へ入部。プロという夢は果たせなかったものの、野球部を引退後は、大企業のサラリーマンとして第二の人生をスタートさせた。
しかし、順風満帆と思えた人生は、理不尽な病によって一変した。難病・ALSを宣告されたのだ。
身体は日々動かなくなっていき、やがては声も失った。
昨日できたことが今日できない恐怖、介護なしでは生きられない情けなさ、残していく家族への不安……。
そんな思いを抱えながら、それでも伊藤は毎日を懸命に生きている。
伊藤にとって、PL時代の春夏連覇はどんな意味を持っているのか。男は今、何を思い難病と戦っているのか。
過ぎ去りし青春と友情の日々と、彼を励まし続ける仲間たちの物語。

第1章 発病/第2章 PL学園入学/第3章 春夏連覇/第4章 卒業後/第5章 第二の人生/第6章 闘病生活/第7章 野球への思い/第8章 夫婦の関係/第9章 娘へ


矢崎 良一[ヤザキ リョウイチ]
著・文・その他

伊藤 敬司[イトウ ケイジ]
著・文・その他

内容説明

栄光の春夏連覇、あれから28年が過ぎた…桑田・清原の2年後輩、名門PL学園に集められた野球エリートたち。勝利を求めてひたすら辛い練習に励んだ日々。そして手にした優勝旗。順調に見えた人生は理不尽な病によって一変した。いつ消えてもおかしくない生命と正面から向き合う、かつての甲子園球児の誇り高き人生。

目次

第1章 発病
第2章 PL学園入学
第3章 春夏連覇
第4章 卒業後
第5章 第二の人生
第6章 闘病生活
第7章 野球への思い
第8章 夫婦の関係
第9章 娘へ

著者等紹介

伊藤敬司[イトウケイジ]
1969年、兵庫県生まれ。立浪和義・片岡篤史・野村弘樹・橋本清らが在籍し、「史上最強」と称されたPL学園で正捕手を務め、1987年の甲子園春夏連覇に貢献。卒業後は、青山学院大学を経て、JR東海に入社。捕手・コーチとして長く野球部を支えた

矢崎良一[ヤザキリョウイチ]
1966年、山梨県生まれ。出版社勤務を経て、’94年にフリーライターとして独立。プロ・アマを問わず野球界を幅広く取材している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

にし

41
縁あってこの本が手元にあります。華やかな野球人生と対照的に患われた難病や介護の事が赤裸々に綴られてます。特に奥様の章は読んでいて在宅で24時間介護をするという事の現実を突き付けられた様な気がしました。この本を買うことが支援になれば幸いです。2015/07/16

金吾

22
思っていた話とはことなりましたが、色々と考えらさせられました。自分ももっと真摯に生きなければと思いました。2023/04/11

さとむ

17
ALSほど残酷な病はないだろうと思ったことがある。そして、本書を読んで「理不尽」という言葉が何度もよぎった。遺伝性ではない、原因不明な病。治療法もない。甲子園での優勝という栄光と、病の進行を受け入れざるをえない現実とのギャップはあまりにも大きく、著者本人や家族・友人の心境を想像すると胸が苦しくなる。読了後、ブログをチェックしてみたけど、かなり病状は重そうだ。回復を祈るばかり。 2015/08/01

ドリル

10
★★★2023/03/02

ライアン

10
87年PL学園春夏連覇のときの捕手、伊藤敬司さんが難病ALSと闘っている姿を綴ったもの。PL時代の話は少しでほとんどがALSの話。ある日急に病魔が襲い、いつ亡くなってもおかしくない病状や介護における国の制度の問題、奥さんと娘さんとの関係、野球を通して築いてきた仲間たちの友情などなど。病気が治るとまだ信じている娘の健気な姿が心打たれる。いろいろと考えさせられる一冊。1日でも長く生き抜いて欲しい2015/08/14

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