深紅の断片―警防課救命チーム

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  • サイズ B6判/ページ数 324p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062195041
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

犯人の119番通報で事件の幕が開く。警察ミステリーで人気の著者がはなつ、緊迫と感動の救命士ミステリー!命を弄ぶ凶悪犯に立ち向かうのは、
命を助ける術しか持たない、救急隊!

舞川市中央消防署・警防課救急第二係の隊長・真田健志。
真面目で責任感の強い彼は、血気盛んな後輩・工藤、
運転のエキスパート・木佐貫と三人一組を組み、救急車で出動する日々をおくる。
ある晩、「少女を閉じ込めた。早く助けないと死ぬ」という匿名の通報が!
犯人と思しき相手が告げた通り、監禁された少女は衰弱しており、
その背中にはトリアージタッグを模したシールが貼られていた。
黒、赤、黄、緑に色分けされた紙片は本来、災害現場などでの治療優先順位を示す。
しかし、犯人が残した紙片は、被害者をどれだけ痛めつけたのかを表し、
次の事件を示唆するものだった。かつてない怒りを覚えた三人は、
事件に関わることを決意。彼らは、人々の命と街の平穏を守ることができるのか!?

プロローグ
第一章 箱の中の少女
第二章 血と灰
第三章 トリアージオフィサー
第四章 見えざる手
エピローグ


麻見 和史[アサミ カズシ]
著・文・その他

内容説明

救急隊の若き隊長・真田健志は、血気盛んな後輩・工藤、運転のエキスパート・木佐貫と三人一組で出動する日々をおくる。ある晩、「少女が閉じ込められている、早く助けないと死ぬ」と、犯人と思しき相手から通報が!監禁された少女は衰弱し、背中にはトリアージタッグを模したシールが貼られていた。四色の紙片は、本来、傷病者の治療優先順位を示すためのもの。しかし、現場に残された紙片は、被害者をどれだけ痛めつけたのかを表し、次の事件を示唆していた。彼らは、人々の命と町の平穏を守ることができるのか!?警察ミステリーで人気の著者がはなつ、緊迫と感動の救命士ミステリー。

著者等紹介

麻見和史[アサミカズシ]
1965年、千葉県生まれ。立教大学文学部卒業。『ヴェサリウスの柩』で第16回鮎川哲也賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

utinopoti27

133
猟奇的な連続監禁致傷の現場に振り撒かれていた被害者の保存血液・・本作は、「深紅の断片」にまつわる事件に巻き込まれた消防救急隊員の活躍を描くミステリだ。被害者たちを次々と監禁し、危害を加えた後、自ら救急通報する犯人の狙いとは何か。付け替えられたトリアージタッグの謎に隠された切ない真実に救急班長・真田が迫る。まあ現実にはありえない話だが、救急現場の問題をリアルに交えつつ、謎解きの面白さを十分味わえるところがいい。関係者を一堂に集めて「犯人はあなただ」的なノリは、この手のミステリのお約束と割り切りたい。2019/10/08

タックン

98
女刑事・如月塔子シリーズの浅見さんの新刊。救急隊でのミステリーなんて大丈夫かと思ってたら面白くて先が気になってほぼ一気読み。犯人は5年前の交通事故に恨みを抱くものってわかりきってたけど、それでも予想外だった!!医師・尾崎かと思った・・・・。この作品のポイントは(トリアージ・オフィサー)で救命救急のドラマではたびたび見てたけど名前までは知らなかった。救急隊を始め救命救急で働く人々の懸命な仕事ぶりに頭が下がりました。続編も期待。みなさん、お勧めですよ。2015/08/21

ゆみきーにゃ

84
《図書館》最初から最後まで楽しく読めた。救急隊の苦悩も垣間見えて面白かった。シリーズ化希望!2015/11/08

タイ子

82
今更ながらだが本のタイトルを考える作家さん、編集者は大変なんだろうなと思う。タイトルで本に興味を持って手に取る人、もちろん作家のネームバリューも大きいだろうけど。 本作も読み終えて絶妙のタイトルにナットク。 救急要請の謎の連続電話。どれもが理解不能の監禁者の姿。 周りには大量の血液、だが被害者の傷はそれほどではない。 この血液は?誰がなんのために?救急隊の真田隊長は独自で調べ初め事件の核心に近づいていく。 救急隊の任務と責任の重さ。一気読みの面白さでした。 シリーズ化されるのかな?2017/11/16

ゆみねこ

80
舞川市中央消防局の警防課救命チームの活躍を描いたもの。廃工場の冷蔵庫に少女が閉じ込められ、犯人と思しき人物から匿名の通報が。背中にはトリアージタッグを模したシールが。休む間もないほどの救急要請、受け入れる病院の事情、命を扱う仕事にはミスは許されない。深紅の断片、タイトルの意味は読了後に心に残ります。麻見さんの作品中、一番面白いと思いました。2015/07/04

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