出版社内容情報
東京藝術大学に赴任した語り部が、そこで目にしたものは! 脳科学者として知られる著者が自身の体験を元に描く「100%青春小説」
明日のアーティストを目指し、全国から才能が集う「東京藝術大学」。講師として赴任した語り部が、そこで目にしたものは!?
赤ら顔でへらへらと近づいてくる「ジャガー」、鳩のように首を動かしながらポツポツと話す「ハッスン」、突然よくわからない行動を起こし、全身で芸術論を戦わせる「杉ちゃん」……。こいつらいったい何なんだ!?
藝大を出ても、アーティストとして成功できるのは10年に1人といわれる世界で、何者かであろうとあがく学生たちとの交流を、あたたかな眼差しで綴る。
芸術に生きるようとする人たちの葛藤と不器用な戦い。読者に明日の元気をくれる、生の賛歌とも呼ぶべき、「100%の青春小説!」
【著者紹介】
茂木健一郎
もぎけんいちろう 一九六二年一〇月二〇日、東京生まれ。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻課程修了。理学博士。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て、ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。東京大学、大阪大学、早稲田大学非常勤講師。専門は脳科学、認知科学。
「クオリア」(感覚の持つ質感)をキーワードとして脳と心の関係を研究するとともに、文芸評論、美術評論にも取り組んでいる。
二〇〇五年、『脳と仮想』で、第四回小林秀雄賞を、二〇〇九年、『今、ここからすべての場所へ』で第12回桑原武夫学芸賞を受賞。
その他の著書に、『クオリア降臨』(文藝春秋)、『ひらめき脳』(新潮新書)、『「赤毛のアン」に学ぶ幸福になる方法』『セレンディピティの時代 偶然の幸運に出会う方法』(ともに講談社文庫)などがある。
内容説明
明日のアーティストを目指し、才能が集う「東京藝術大学」。講師として赴任した語り手が、そこで目にしたものは!?いつも赤ら顔をてかてかさせているジャガー。鳩のように首を動かしながら、ぎこちなく喋るハト沼。突如として全身で芸術を語り、狂乱する杉ちゃん。藝大を出ても、成功するのは十年に一人といわれる世界で、何者かであろうとあがく学生たち。ヘンタイにはなれても、テンサイにはなれない!?芸術を夢見て生きる学生たちの葛藤と不器用な闘い。著者が講師として五年間を過ごした東京藝術大学を舞台に、彼らが日夜起こす事件に驚きながら、共に生きた時間をあたたかな眼差しで綴る「120%の青春小説」。
著者等紹介
茂木健一郎[モギケンイチロウ]
1962年10月20日、東京生まれ。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻課程修了。理学博士。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て、ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。東京大学、大阪大学、早稲田大学非常勤講師。2002年から2007年まで、東京藝術大学で非常勤講師として講義を担当した。専門は脳科学、認知科学。「クオリア」(感覚の持つ質感)をキーワードとして脳と心の関係を研究するとともに、文芸評論、美術評論にも取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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乱読亭AKIRA@晴釣雨読🎣