浪華古本屋騒動記

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浪華古本屋騒動記

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  • サイズ B6判/ページ数 213p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062194044
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

大阪で古本屋を営む、ベテラン、若者、曲者たちが、古地図を元にお宝探しを始めた。手に入れるのは、金か、愛か、ただの紙くずか。 舞台は現代の大阪。古本屋の商売は年々厳しく、ある者は借金取りに追われ、またある者はアルバイトで稼ぎしのいでいる。大きく稼げる古典籍というものは、歴史的な大火に何度も見舞われた大阪からはもはや出てくる筈が無い、というのが古本屋の間では常識となっている。
 ところが、「お宝はあんねん」と名物古書店の3代目・高津は、遊郭の畳の下から見つけてきたという、マル描いていてチョンの古地図を振りかざして若い古本屋たちに号令をかけた。しかし、有名大学を出て親の後を継いだ桃神書房の啓太は来ずに風俗通いを噂され、チキチキ書房のチキは街金に手を出して、妻と元愛人に店を任せたまま行方が知れない。集まったのは、自分の店を持たずチキの店を手伝う心優しいムシカと、理香子の二人だけ。東京で働く理香子は大阪に出張で来ており、行末に悩みを抱えている。小学校時代同級生だった理香子に、啓太もムシカも思いを寄せていた。
 高津の読みどおり、大阪のどこかにお宝は眠っているのか? 古本屋たちは智恵を巡らせ、それぞれのやり方でお宝探しを始める。

再会
メ?探偵、誕生
誰がために金は唸る──欺されて来て誠なる初桜 今を盛りと夕景色
とけて流れりゃみな同じ──情のかけろく、其乗懸をいかにかはせむ
おおはだけ、めそを誰が吟味する──アホか。んなもん、誰がいちいち勘ぐんねん
エピローグ


堂垣 園江[ドウガキ ソノエ]
著・文・その他

内容説明

名物古書店の三代目が古本屋たちに宝探しの号令をかけた。メンバーは、有名大学を中退し親の店を継いだ啓太。幼馴染で、店を持たず手伝いで稼ぐムシカ。その二人が思いを寄せる理香子は、東京で挫折して大阪に来ていた。借金まみれのチキは、妻と元愛人に店を任せ逃げ回っている。若者、曲者、正直者の古本屋たちが、人生の再起を賭けて動き出す。手に入れるのは、金か、愛か、ただの紙くずか。

著者等紹介

堂垣園江[ドウガキソノエ]
1960年大阪生まれ。1996年に「足下の土」で第39回群像新人文学賞優秀作。1994年からカナダに暮らし、1997年からメキシコに滞在、2000年に帰国し大阪に住む。2001年に『ベラクルス』で第23回野間文芸新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hiro

76
しをんさんと織田作之助賞を同時受賞、地元大阪の古本屋が舞台だということで、期待してして図書館に予約し、五ヶ月も待た。しかし、読み進めても話しが入ってこない。さらに関西の以外の方には、これだけ大阪の地名が登場し、大阪弁の会話が続くこの作品を読むのは大変だと思う。大阪人としては、飛田を変えているのはわかるが、大阪で中津川てどこ?JR阪和線の駅に送ってもらって、なぜ難波?谷九行くなら天王寺で乗り換えやろ!ふつう大阪湾を瀬戸内海と呼ぶ?等々が大変気になった。残念ながら、ほとんど方のレビューと同じような感想だった。2016/09/24

Nyah

26
大阪の古本屋の話。古典籍が大阪からは出てこないのが古本屋の常識になっている。しかし、宝はあると、丸描いてチョンみたいな雑な地図と古い資料を持ってきた高津。桃神書房の啓太は召集に応じず、チキチキ書房のチキは行方知れず。自分の店を持たずチキの店を手伝うムシカと、東京からきた出張中の理香子だけ。高津の言うように大阪のどこかにお宝があるのか。それぞれの方法で宝探しを始める。小学時代に一緒だった啓太と理香とムシカにそれぞれの思いがあり、屈折した啓太はムシカと手が組めない。古本屋の仕事内容が垣間見られました。2020/03/18

miu

21
大阪ドリーム!?古本がお金になるのか。それとも秀吉の埋蔵金が?谷町六丁目界隈からキタは中津、ミナミは天王寺。ディープな大阪の古書店主たちが繰り広げる騒動記。ドラマにしたら面白そう!一癖も二癖もある登場人物たちだけど、大阪だから違和感なし笑 頭がよすぎて人と馴染めない啓太だけど、ふとした時に覗く心根の優しさにきゅんときた。「大阪は、とにかくおもろいねん。おもろなかったら大阪やない」いやほんとそうだと思う。2017/01/06

こうちゃ

17
☆2.5 第32回 織田作之助賞受賞作。大坂の古地図に隠された〔お宝〕を探す古本屋たちの物語。秀吉のお宝を探す歴史ロマンを俗っぽく描くとこうなるのか~という感じ。織田作之助って誰?ってことのほうが気になり調べてみた。出世作だという〔夫婦善哉〕は何か聞いたことがある。出身地の大阪に拘りを持ち、その作品には大坂の庶民(特に放浪者)の暮らしが描かれていることが特徴であるとのこと。享年33歳。2016/03/07

カリン

17
全く意味が解らないまま頑張って読んで見たが、途中で諦めて飛ばし読み。訳も無くだらしない男がどうなろうと知ったことじゃない。騒がしいだけで、ストーリー性も人間性も少しも見えてこない。2015/08/26

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