居酒屋ふじ

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  • サイズ B6判/ページ数 316p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062193870
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

戦後と昭和とバブルと平成。なさそうで、ありそうな、居酒屋の「おやじ」が生きた八十余年が、僕たちの生きる道を照射する。

1983年、目黒区蛇崩に一軒の店ができた。店名『居酒屋ふじ』。強烈なキャラクターの「おやじ」高橋俊男と小気味よい包丁の音で彼を支える料理担当の「お母さん」高橋光子が二人で深夜まで営んでいる。そこには中日ドラゴンズの立浪和義が2000本安打を達成したバットが飾られている。なぜ、ここに。アルバイト帰りにふと訪れた「僕」はその謎を探ろうと、おやじの話に耳を傾けるのだが……。
戦後と昭和とバブルと平成。なさそうで、ありそうな、路傍のおやじが生きた八十余年が、僕たちの生きる道を照射する。

【著者紹介】
1962年、岐阜県関市生まれ。国士舘大学体育学部卒。広告制作、イベントプロデュース、フリーマガジン発行などをしながら『居酒屋ふじ』に通う。このたび一念発起し、2年の歳月をかけて初めての著作を書き上げた。

内容説明

1983年、目黒区蛇崩に一軒の店ができた。店名『居酒屋ふじ』。強烈なキャラクターの「おやじ」高橋俊男と、小気味よい包丁の音で彼を支える料理担当の「お母さん」高橋光子が二人で深夜まで営んでいる。店内には、たくさんの芸能人のサインとともに、中日ドラゴンズの立浪和義が2000本安打を達成したバットが飾られている。なぜ、ここに。バイト帰りにふと訪れた「僕」はその謎を探ろうと、おやじの話に耳を傾けるのだが…。伝説の店の、伝説のおやじを描いた長編小説。

著者等紹介

栗山圭介[クリヤマケイスケ]
1962年、岐阜県関市生まれ。国士舘大学体育学部卒。広告制作、イベントプロデュース、フリーマガジン発行などをしながら『居酒屋ふじ』に通う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Willie the Wildcat

51
理想と現実の狭間の苦悩。嘘と真実の境目の葛藤。ふと立ち寄った飲み屋での学び。人間関係云々ではなく、自分に向き合うこと。自分の夢。掴んだ好機も膨らませることが鍵。周囲の直接・間接的な叱咤激励。自ずと齎される西尾の変化。人であり場所であり・・・、心を開くキッカケは様々。(程度問題はあるにしても)グダグタしながら辿りつく過程も、皆同じではなかろうか。現代社会ではSNSも頭に浮かぶ。幸・不幸も考え方次第なんだろうけど、そんな簡単じゃないのが人生であり、故の人生なんだよなぁ。2016/09/22

はる

32
居酒屋ふじのおやじさんの生涯を書いた作品。これがすべてノンフィクションだったらかなり衝撃かも!きっと拡張された部分もあるのだろうが、とことん裏稼業の人達に愛されたんだろうな~って思いました。きっとおやじさんの事だから面白い部分しか語らなかった事が容易に想像できます。そんなおやじさんだから愛されたんだろうな~。私は特にあとがきに泣かされました。2018/02/08

幹事検定1級

24
実在した「居酒屋ふじ」の主人を主人公にしたノンフィクションに近い物語。主人の破天荒な人生と優しさいっぱいな人柄、そして生き方は信念にもとづいた直球ストレート。振り回される家族に同情の気持ちもありますが、本当に気持ちよく生きていますね。本を通して、戦後から成長を遂げた日本の表裏を垣間見つつ、居酒屋という大人のオアシスは時代を超え、今でも特に男の居場所を再認識しました。ところで、あとがきにも記載されていましたがタレントが多く通ったお店なのでしょうか?名物おやじと素晴らしい女将のお店なのでしょうね。(図書館本)2015/08/16

fwhd8325

14
ほぼ実話なのだろう。まさかの小説のような世界が描かれている。このモデルとなった主人公を知っている人には、思い入れも強いのだろうが、後半に進むにつれて、私には、集中力が薄れていった。2015/05/14

小春

9
家庭料理が自慢の【居酒屋ふじ】‥破天荒なおやじとやさしいおかみさん。そんなおやじの生涯をお客さんの‥ぼく‥に自ら語り始める。おやじさんの人生は本当に滅茶苦茶やってきたけど何故か人に愛され続けて憎めない。。実際にある居酒屋さんの話しだとはビックリでした。私もおやじさんの話しを聞いてみたいなぁ~。。2015/05/04

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