出版社内容情報
サンティアゴで、青森で、上海で、渋谷で。あの何気ない出会いが、小さな奇跡だった。今の幸せに気づかせてくれる短編集。
人生に迷っている時に、サンティアゴで再会した初恋の人。家族について何も話してくれない婚約者の両親に初めて会いに、青森へ。上海に住む男性を訪ねてきたのは、何年も会っていない娘の恋人だった。
世界の片隅で、日本の片隅で、今日も誰かが小さな運命の一瞬を迎えている。温かい感動が降り積もる、『うさぎパン』の著者、初の短編集。
第一話 サンティアゴの雪
第二話 津軽のリュウニー
第三話 上海の仏蘭西料理店
第四話 瀬戸内海の魔女
第五話 アントワープの迷子
第六話 渋谷で待つ
【著者紹介】
1981年兵庫県生まれ。京都大学卒業。2007年、『うさぎパン』で第二回ダ・ヴィンチ文学賞大賞を受賞。他の著書に『株式会社ネバーラ北関東支店』『左京区七夕通東入ル』『左京区恋月橋渡ル』『ぱりぱり』など。
内容説明
小さい頃、芽衣子は嘘ばかりついていた。大人になっても仕事も恋愛も上手くいかない。チリに出張中、彼女は初恋の人と再会する(「サンティアゴの雪」)。中学生の広海は、生まれ故郷が大嫌いだ。彼は島を出て本土に行った女性と出会うが、そいつはとんでもないやつだった(「瀬戸内海の魔女」)。結婚して十五年。ずっと一緒にいるものと思っていたが、妻に別の男ができた。最後に夫婦はもう一度、思い出の店を訪れようとする(「渋谷で待つ」)。静かな感動が降り積もる六編。『うさぎパン』の著者、初の短編集。
著者等紹介
瀧羽麻子[タキワアサコ]
1981年兵庫県生まれ。京都大学卒業。2007年、『うさぎパン』で第2回ダ・ヴィンチ文学賞大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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hiro
モルク
ひめありす@灯れ松明の火
Mumiu
みかん🍊