探偵の探偵―サイン入り特装限定版 (サイン入り特装限)

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  • サイズ B6判/ページ数 290p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062193009
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

? 完全限定、著者直筆サイン入り? 「対探偵課」の若き女性探偵・紗崎玲奈。史上最も美しく哀しい探偵登場!全冊に著者直筆サインが入り、著者落款が刻印された、講談社文庫・新シリーズ『探偵の探偵』開始記念、豪華完全限定版です。(四六判ハードカバー)

現代の探偵業は、最高レベルの知力・精神力を必要とする厳しい職種である。その「探偵」の本当の姿をこれほどまでかと思われるほどリアルに、松岡圭祐は活写する。そして、ストーカー、犯罪被害者など社会問題を正面から取り扱いながら、被害者のひとりである女性・紗崎玲奈が、命を懸けて立ち上がる。その勇気に溢れたヒロイズムは、読者を魅了する。
(文庫版同時刊行。続刊『探偵の探偵2』12月12日刊行)

探偵は正義の味方なんかじゃない。ミステリーヒーローの恐るべきリアル!―香山二三郎(コラムニスト、「江戸川乱歩賞」選考委員、「このミス」大賞選考委員)
いいタイトルだ。シンプルでありながら、作品の世界観を的確に言い表している。―村上貴史(ミステリー評論家、「このミス」大賞選考委員)
絶望、孤独、闘争。とてつもない怪物シリーズとなる予感!―藤田香織(書評家、エッセイスト)

作者のシリーズ物は、凝った設定に特色があるが、その中でも本書は飛び切りであろう。悪徳探偵専門の探偵というのは、初めて聞いた。しかし、読み始めてすぐ、こんな探偵がいてもおかしくないと思うようになった。探偵業界の現実が、克明に描かれているからだ。また、主人公の魅力も見逃せない。自分たちの仕事の邪魔になる玲奈の命を、悪徳探偵は本気で狙ってくる。それを承知の上で、彼女は危地に向かう。彼女は、頭脳派でもある。玲奈と悪徳探偵の頭脳戦は、双方一歩も引かぬ名勝負。でも、才色兼備にして文武両道の玲奈が、その力を見せれば見せるほど、彼女の哀しみが際立ってくる。タフでハードな鎧の下には、癒せぬ傷を抱えた魂が隠れている。―細谷正充(書評家、「江戸川乱歩賞」選考委員)

〔あらすじ〕調査会社スマ・リサーチが併設する探偵学校スマPIスクールに、笑わぬ美少女・紗崎玲奈が入校する。探偵のすべてを知りたい、しかし探偵にはなりたくない、という玲奈、なぜ彼女は探偵学校に入校したのか? スマ・リサーチの社長・須磨康臣は、彼女の驚くべき過去をつきとめる。須磨は玲奈の希望を鑑み「対探偵課」を設けた。紗崎玲奈はひとり、悪徳探偵を追う“対探偵課探偵”となった。

松岡 圭祐[マツオカ ケイスケ]
著・文・その他

内容説明

現代の探偵業は、最高レベルの知力・精神力を必要とする厳しい職種である。松岡圭祐はその「探偵」の本当の姿をこれほどまでかと思われるほどリアルに描写する。ストーカー、犯罪被害者など社会問題を正面から取り扱いながら、被害者のひとりである女性・紗崎玲奈が、危険を顧みず立ち上がる。その勇気に溢れたヒロイズムは、読者を必ずや魅了する。独創に満ちたアイディアを詰め込んだ、まったく新しい探偵小説。

著者等紹介

松岡圭祐[マツオカケイスケ]
1968年、愛知県生まれ。デビュー作『催眠』がミリオンセラーになる。代表作は『万能鑑定士Q』シリーズで、『千里眼』シリーズ(大藪春彦賞候補作)と合わせると累計1000万部を優に超える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

akira_1990

30
★3.0 未成年の女の子だよね?大分、リアリティにはかけるけど、暴力が躊躇なくて、びっくり。なんともゲテモノ感はあるけど、続きは読んでみたい。 ☑️2017/09/03

ユイ

7
この本が普通に図書館にあったことが驚き。なんだかんだ言っても図書館は懐が広いんですね。オートロックの開け方とかここまであけっぴろげに書いちゃって大丈夫なのかなと思った一冊でした。都合のよい正義はない世界。2016/08/06

290(『ニクマル』と読みます)

6
図書館から借りました。以前から気になっていた一冊。知的に解決する話かと思いきや、グロテスクな描写もあり。探偵については、小説や漫画の世界でしか知りませんでしたが、これがリアルなら、好きな探偵漫画の仕事がファンタジーに感じる(仕事してる描写少ないけど。普通に高級車に乗ってる探偵もいますが)。2019/06/13

Tomohiro Yaegashi

3
株式会社スマ・リサーチに入社した琴葉は対探偵課の紗崎玲奈の元につくことになる。 若く黒髪のロングヘアに痩身ではあるが女性からみても惚れ惚れするような瑞々しい肌の美しさ、小顔に少しばかり吊り上がった大きな瞳、完璧なプロポーション。さらに最高レベルの知力と精神力を駆使する玲奈に、琴葉でなくとも疾走かつ固唾をのむハードボイルドな展開に彼女に魅了されること間違いなし。2015/01/02

いっしー

3
文庫より数倍高いが、大好きな作家だし、「限定」という文字にもつられ、本書を買ってしまった。でも、新ジャンル、スピード感、Qにはない生死を分ける展開、と大変面白く一気読み。記念すべき第1号を限定版で買って良かった。作風は違えど松岡さんの表現する「正義感」は他の作品にも共通するところがある。5章まで先読み出来たが、次回作早く読みたい。新作が嬉しい一方、千里眼どうなったの?千里眼読みたい!いつ復活するのかな?2014/11/23

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