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実録 頭取交替

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  • サイズ B6判/ページ数 234p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062192521
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

半沢直樹だけじゃない。権謀術数渦巻く地方銀行を舞台に繰り広げられる権力抗争は一見地味だが、これぞまさにバンカー最前線!フィクションかノンフィクションか?

ある地方銀行で、絶大な権力を掌中に君臨していた相談役に反旗を翻した一派がいた。

出世とカネをアメに、長年にわたって銀行を私物化してきた相談役は、このクーデタを押さえ込むことができるのか?

取締役会の多数派工作は熾烈を極め、誰がどちらにつき、誰が裏切るのか?

実録ならではの、手に汗握る醍醐味。

第一章 相談役室
第二章 蹉跌と好運
第三章 突然の左遷
第四章 第一次頭取交替
第五章 裏切り
第六章 甲羅天皇誕生
第七章 甲羅派 vs. 谷野派
第八章 謀議
第九章 財務局の内偵
第十章 先制攻撃
第十一章 銀行の正義
第十二章 誓約書という名の最終兵器
終章 そして、誰もいなくなった


浜崎 裕治[ハマサキ ユウジ]
著・文・その他

内容説明

フィクションか?ノンフィクションか?権謀術数渦巻く地方銀行を舞台に繰り広げられる凄烈な権力抗争、付け入る金融庁…。

著者等紹介

浜崎裕治[ハマサキユウジ]
1945(昭和20)年、山口県下関市に生まれる。同志社大学卒業。1970(昭和45)年山口銀行入行後、新宿支店長、大阪支店長、北九州支店長を経て、2001(平成13)年取締役宇部支店長就任。2005(平成17)年同行退任後、数社の取締役を歴任。現在、(株)データ・マックス顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

75
久しぶりに面白い銀行小説を読みました。著者はある銀行の取締役までになった人でその銀行がモデルのようです。私は週刊ダイヤモンドの記事で読んでいたこともあって少しは知っていたのですが、ここまで書いてくれるかというくらいに書いてあり、非常に地方銀行の内情などがよくわかりました。本当につい最近のことだったのですね。これが出版されたときは、そのモデル銀行が買い占めたということがあったようです。2015/07/09

速読おやじ

20
事実は小説よりも奇なり。ネタバレであるが、本書は山口銀行で起こった頭取解任クーデターと第一生命の元保険外交員による巨額詐欺という事実をベースにしたノンフィクション的小説だ。小説なので、もちろん事実と異なる点も多かろう。しかし、かなり吃驚な内容だ。元メーカーの労務担当が中途入社で人事部に入り、頭取に上り詰めるだけでもストーリー書けそうなのに、頭取を退き相談役になってからも実質的に銀行を支配していたというのだから、たまげたものだ。権力は目に見えないものだが、人はこれに振り回される。別に王でも皇帝でもないのに。2021/06/03

Yunemo

20
実録ですか?それにしても酷すぎ。銀行ってこんなんでいいの、ということが先ず。すっかりお客のことはなおざり、これでほんとにやっているんだ。フィクションだったら、こんなお粗末なもの出版してとの想いであり、ノンフィクションだったら現実のお粗末さ・腹立たしさに嘆きと怒りの感情のみ。もう一つ、金融行政ってやっぱりこんなもの?付け入る隙には堂々と介入。著者が文章家ではなく、銀行マンだったという経歴を考えれば、大半の出来事は事実なんでしょう。それにしても後味悪いレポートを読み終えた、というのが読了感。2014/11/30

アルビレオ@海峡の街

15
こ、これは本当の話?この銀行本店の近所に住んでるんだけど、あのビルの中でこんな事があったとは・・・。登場人物名は全て変えられてるけど、見る人が見たら全部実名で分かるよ。2014/12/02

4丁目の父ちゃん

13
本当に「実録」のようですね。 浜崎裕治さん、本当に悔しかったのでしょうね。 主人公の相談役さん、まだお元気に出行されているのでしょうか? フィクションであれば楽しく読めたのですが、腹立たしい限りです。2018/08/12

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