決戦!関ヶ原

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  • サイズ B6判/ページ数 298p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062192514
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0093

出版社内容情報

三成(葉室麟)が負け、小早川(冲方丁)が寝返り、家康(伊東潤)が勝ったのは何故か。7人が集結、前代未聞の「競作長編」!慶長五年九月十五日(一六〇〇年十月二十一日)。
天下分け目の大戦――関ヶ原の戦いが勃発。

――なぜ、勝てたのか――
東軍
伊東潤(徳川家康)
天野純希(織田有楽斎)
吉川永青(可児才蔵)

――負ける戦だったのか――
西軍
葉室麟(石田三成)
上田秀人(宇喜多秀家)
矢野隆(島津義弘)

――そして、両軍の運命を握る男――
冲方丁(小早川秀秋)

当代の人気作家7人が参陣。
日本史上最大の決戦を、男たちが熱く描いた「競作長編」。

「人を致して」 伊東潤
「笹を噛ませよ」 吉川永青
「有楽斎の城」 天野純希
「無為秀家」 上田秀人
「丸に十文字」 矢野隆
「真紅の米」 冲方丁
「孤狼なり」 葉室麟


葉室 麟[ハムロ リン]
著・文・その他

冲方 丁[ウブカタ トウ]
著・文・その他

伊東 潤[イトウ ジュン]
著・文・その他

上田 秀人[ウエダ ヒデト]
著・文・その他

天野 純希[アマノ スミキ]
著・文・その他

矢野 隆[ヤノ タカシ]
著・文・その他

吉川 永青[ヨシカワ ナガハル]
著・文・その他

内容説明

慶長五年九月十五日(一六〇〇年十月二十一日)。天下分け目の大勝負―関ヶ原の戦いが勃発。乱世を終わらせる運命を背負ったのは、どの男だったのか。新しい戦場を感じろ―七人の作家が参陣した競作長篇。

著者等紹介

伊東潤[イトウジュン]
1960年神奈川県横浜市生まれ。早稲田大学卒業。2013年、『国を蹴った男』で第34回吉川英治文学新人賞、『義烈千秋 天狗党西へ』で第2回歴史時代作家クラブ賞作品賞、『巨鯨の海』で第4回山田風太郎賞および第1回高校生直木賞(2014年)を受賞。他の著書に『黒南風の海 加藤清正「文禄・慶長の役」異聞』(第1回本屋が選ぶ時代小説大賞受賞)など多数

吉川永青[ヨシカワナガハル]
1968年東京都生まれ。横浜国立大学経営学部卒業。2010年「我が糸は誰を操る」で第5回小説現代長編新人賞奨励賞を受賞。同作は、『戯史三國史 我が糸は誰を操る』と改題し、2011年に刊行

天野純希[アマノスミキ]
1979年愛知県生まれ。愛知大学文学部史学科卒業。2007年、「桃山ビート・トライブ」で第20回小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。2013年、『破天の剣』で第19回中山義秀文学賞を受賞

上田秀人[ウエダヒデト]
1959年大阪府生まれ。大阪歯科大学卒業。1997年小説CLUB新人賞佳作。「奥右筆秘帳」シリーズ(全十二巻)は、「この時代小説がすごい!」で2009年版、2014年版と二度にわたり文庫シリーズ第一位に輝き、第3回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞も受賞。2010年、『孤闘立花宗茂』で第16回中山義秀文学賞を受賞する

矢野隆[ヤノタカシ]
1976年福岡県久留米市生まれ。2008年『蛇衆』で第21回小説すばる新人賞を受賞。その後、ネオ時代小説と呼ばれる作品を手がける。また、ゲームノベライズ作品も執筆している

冲方丁[ウブカタトウ]
1977年岐阜県生まれ。早稲田大学在学中の1996年に『黒い季節』で第1回スニーカー大賞金賞を受賞してデビュー。2003年、第24回日本SF大賞 を受賞した『マルドゥック・スクランブル』などの作品を経て、2010年、『天地明察』で第31回吉川英 治文学新人賞、第7回本屋大賞を受賞。2012年、『光圀伝』で第3回山田風太郎賞を受賞する

葉室麟[ハムロリン]
1951年福岡県北九州市小倉生まれ。西南学院大学卒業後、地方紙記者などを経て、2005年、『乾山晩愁』で歴史文学賞を受賞し、作家デビュー。2007年、『銀漢の賦』で第14回松本清張賞を受賞。2012年『蜩ノ記』で146回直木賞を受賞。同作は2014年に映画化され話題となった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しんごろ

190
テーマが関ヶ原の戦い。登場人物も事欠くことはないだろうな。どの武将を書くかも各作家さんも楽しくもあり悩んだかもしれませんね。スタートの伊東潤がうまく伏線を作り、ラストの葉室麟さんがうまくゴールに導いてくれた。うまく襷を繋いだなと思う。箱根駅伝のようにね。各作家さんのそれぞれの解釈と想像を膨らませた物語は見事としか言いようがない。襷を繋いだ七人中、伊東潤さん以外、実は初読みの作家さん。読みたい作家さんが増えました。たまにアンソロジーもいいですね。2021/01/16

まちゃ

185
戦国武将好きの歴史小説ファンにはお薦めです。武将たちがどのような思いで関ヶ原を戦ったのか、武将たちが戦いに臨む描写から夫々の武将の人間性が伝わってきます。優柔不断な愚将と言われる小早川秀秋が勇敢で知略に長けた人物として描かれている「真紅の米」は観点が新鮮で良かったです。2015/09/26

hiro

183
天下分け目の戦い 「関ヶ原の戦い」を7人の作家が描いたアンソロジー。それも東西分かれて戦った7人の武将を、7作家が描いて1つの長編にするという目新しい企画で、たいへん面白く読めた。読み終えて、特に西軍の島津義弘(矢野隆)、東軍の徳川家康(伊藤潤)、織田有楽才(天野純希)、そして勝敗を決めた小早川秀秋(冲方丁)が印象に強く残った。それはこの徳川、織田、豊臣(小早川)、島津家4人の関ヶ原の戦いに臨むまでと、関ヶ原の戦いでの思いが、この短編の中で読めたからだと思う。やはり石田三成という男は好きではない。2015/04/18

ナイスネイチャ

171
図書館本。関ヶ原の戦いを徳川家康、石田三成、小早川秀秋など王道路線も良かったが、戦嫌いの織田有楽斉と武将の意地を描いた島津義弘が面白かった。今度は大坂夏の陣を描いて欲しいなぁと。2015/01/10

takaC

152
ビミョーだな。自分の好みでない方向へ脚色が行き過ぎな感じが強かった。競作の形のにした副作用なのかな。2015/02/10

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