出版社内容情報
心優しき元暴走族のヘッドが言葉を話せなくなった5才の美少女を匿うことに。『東京バンドワゴン』の著者が描くエンタメミステリー。傷心の元暴走族ヘッドが、
言葉を失った5歳の少女と逃避行――
星屑のようなささやかな僕たちの光。
『東京バンドワゴン』の著者が描く
極上のハートフル・ミステリー
元暴走族のヘッド・マモルが刑務所から出所した日に、
彼を無実の罪で逮捕した刑事・鷹原が迎えにきた。
鷹原は、母・ジョゼットを不審な死で亡くした少女・ニノンが
何者かに狙われているため、
三重にいる鷹原の元妻・美里のところへ連れていくようマモルに依頼。
マモルに去来する美里との過去と想い――。
マモルとニノンは無事に辿り着けるのか?
そしてジョゼットの死の真相とは?
生きていていいんだってあの人に教えてもらったんだ――
小路 幸也[ショウジ ユキヤ]
著・文・その他
内容説明
傷心の元暴走族ヘッドが、言葉を失った5歳の少女と逃避行―星屑のようなささやかな僕たちの光。『東京バンドワゴン』の著者が描く極上のハートフル・ミステリー。
著者等紹介
小路幸也[ショウジユキヤ]
1961年、北海道生まれ。広告制作会社退社後、執筆活動へ。2002年に『空を見上げる古い歌を口ずさむ pulp‐town fiction』で第29回メフィスト賞を受賞して、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おしゃべりメガネ
136
小路さんの作品をそれほど読みこんでいるワケではありませんが、それにしても小路さんっぽい作品ではなかったかなと。決して悪い意味ではありませんが、まるで別人のような作風でした。ページ数もそれほど多くはなく、相変わらず会話の流れが絶妙で読みやすさはピカイチでしたが、今作はいかんせんストーリーが少し弱いかなと、若干残念でした。魅力的な人物は多数登場するのに、流れが限られているせいか、みなさん個々の魅力が発揮されないまま、物語は終焉を迎えてしまった感じです。ライト・ミステリーというのが一番しっくりくる作品でした。2015/01/31
すい
80
なんだか尻切れトンボ感は否めないけれど、まぁ面白かった。主要な登場人物達が三角関係やら復讐仲間というトンデモ設定ながら魅力的なのは小路さんならでは。なのできっと出るであろう続編も楽しみに待ちたい。ニノンちゃんがあまりにも可愛らしかったので、その続編にも登場して欲しいな。ニノンちゃんの成長を登場人物達と共に見守りたい気持ちでいっぱいです。2014/11/15
ひめありす@灯れ松明の火
71
星の屑きらり、高い空のどこかで長く尾を引いて流れた。見つけた誰かが指さして笑ったよ。多分影形もなくなって消えてしまう僕を見て、笑ったんだ。消えてしまう僕を見て、笑ってたんだ。誰にも迷惑をかけず、誰にも知られないままで、消えていくはずだったのに。綺麗なだけの僕たちが出会って、生きる希望が生まれたよ。あの日、僕を救ってくれてありがとう。生きていていいって、思わせてくれてありがとう。スターダスト・パレード。星屑の行進曲。燃え尽き欠片も残らない運命の僕かもしれないけれど、小さな歩幅で歩む君の隣で、奏でていたいな。2015/01/31
nyanco
67
親をなくした子供を守る…って、アレ?何処かで見たような。「壁と孔雀」、出版のタイミングの問題なんだろうけど…設定はとても好きなんですよ。母をなくし、喋れないハーフのニノンちゃん、ほんとうに可愛いし、素直だし。しかし…、母を亡くし、知らない人ばかりの中で5歳の少女がこんなに良い子でいられるもの?マモルに出会う前は表情がない子だったとは書いてあるけど…マモルも20歳とは思えないほど好青年。暴走族のヘッドで刑務所帰りなのに…どちらのキャラも好きなのですが、引っかかってしまう部分がありました。続→2014/10/11
ゆみねこ
65
出所したイケメンの暴走族の元ヘッドを迎えに来たのは彼を逮捕し、刑務所に送った刑事鷹原。言葉を失ったハーフの美少女を守るための役割を担った守・・・。背景がかなりダークなのに、怖さが感じられない(笑) これで終わりとはちょっと不完全燃焼かも2015/03/13
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