野球部ひとり

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 319p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062190473
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

部員8人の不良校野球部に、エリート進学校の変人がやってきた。野球は頭脳で勝てる!伊集院静氏、角田光代氏激賞の新鋭、魂の第2作

部員8人の不良校野球部と、エリート進学校の変人が合わさったら!?
彼らの武器は、無駄に余った体力と偏差値77の知能。
17歳の夏、異次元チームが本気で甲子園を目指す。

先入観は捨てろ! 常識を打ち破れ! 奇跡を待つな!
野球を変えろ!!

本気で部活をやる意味は? 高校生活を費やした部活の先には何がある? 
あの頃、何かに夢中になった、そしてなれなかったすべての人に答えます。

伊集院静氏、角田光代氏激賞の小説現代長編新人賞出身の新鋭、魂の受賞第一作!
ヤンキー×天才×美少女=甲子園!?

【著者紹介】
あさくら・ひろかげ
1984年東京都生まれ。東京学芸大学教育学部卒業。会社員となるが、その後退職し、現在はアルバイトを続けながらの執筆生活。2012年『白球アフロ』(受賞時タイトル「白球と爆弾」より改題)で第7回小説現代長編新人賞奨励賞を受賞。選考委員の伊集院静氏、角田光代氏から激賞された同作は、2013年に刊行され話題を呼んだ。元高校球児、ポジションはセカンド。

内容説明

部員の足りないヤンキー校野球部が、突如、進学校と合同チームを組むことに。相手はたった一人の野球部員、通称・ひとりが丘さん、もしくは野球部ひとり…。ありあまる気合&体力と偏差値70超えの頭脳が出会い、前代未聞の異次元チームが誕生する。果敢?無謀?“弱くても勝てる”秘策とは!?ヤンキー×天才×美少女=甲子園?小説現代長編新人賞出身の新鋭、魂の受賞第一作!

著者等紹介

朝倉宏景[アサクラヒロカゲ]
1984年東京都生まれ。東京学芸大学教育学部卒業。会社員となるが、その後退職し、現在はアルバイトを続けながらの執筆生活。2012年『白球アフロ』で第7回小説現代長編新人賞奨励賞を受賞。2013年に刊行された。元高校球児(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hiace9000

130
経験者ならではの朝倉さん野球小説は、いつもながら選手達の心理、視点、視野を抜群の臨場感を持って読ませてくれる。キャッチーな表紙と帯句からは漫画あるある的、安易展開を予感させるが、それを爽快かつ痛烈に裏切ってくれること請け合い。学力底辺校野球部員瑞樹らの抱えるコンプレックス、中途半端な自身への苛立ち。それに向き合い踠く彼らの芯に残された純粋な可能性。"ひとりが丘"と揶揄された春一と彼らとのぶつかり合いがもたらす結末とは? 運を手繰り寄せた軌跡を奇跡ではない現実として肉薄し描く、その熱にあてられてしまうのだ。2023/10/01

みかん🍊

102
3年が早々に引退し8人になってしまった、偏差値40商業高校野球部と偏差値70以上の超進学校でたった1人で野球部を続ける春一が合同チームとして甲子園を目指す、やる気を無くしかけた野球部の面々とたった1人で熱い春一とが噛み合うはずもなくぎくしゃくとした日々が続くが春一の事情が分かるにつれ仲間意識が芽生えていく。BABIPの三割の話は初めて知りました。決して諦めない、自分の限界を知ったうえで、ちょっとずつ、ちょっとずつそれをひろげていく、それは野球に限らず、スポーツに限らず勉強でも仕事でもあてはまる事。2015/10/19

nemuro

72
図書館で見かけ、函館時代、行きつけの居酒屋で単身赴任者・独身者を中心に流行っていた「ひとりジンギスカン」というメニューを勝手に連想しながら、借りてみた。帯に「部員8名の不良校野球部に、エリート進学校の変人がやってきた。先入観は捨てろ!常識を打ち破れ!」とあった。想定した展開とは思いつつ、悪くない。本書では「渋谷商業と自由が丘」2校の合同チームだが、近年、道内の各大会参加校を見ると遠隔な2~4校での合同チームも増えていて少子化の実情を知る思いである。そうだ『偏差値70の野球部』(松尾清貴)を再読してみよう。2023/08/09

真理そら

63
部員が8人しかいないヤンキー高は練習のためのグランドをサッカー部に徐々に奪われようとしていた。あと一人の部員が校内で調達できず、部員が1人しかいない偏差値が30も違う進学校と合同チームを組むことになった。進学校から来た一人の部員と女子マネージャーをなかなか受け入れないヤンキー高の部員たちだったが…。主人公の瑞樹が目標にしていた兄・勇樹の挫折や進学校の春一のトラウマなども盛り込みつつ都の予選の一回戦に臨む。試合場面の描写がリアルで「実際にはこうは上手くいかないだろう」というような雑念が消えて感動してしまう。2023/09/17

夜長月🌙@読書会10周年

59
読みながら頭に浮かんだのはあだち充の漫画「タッチ」でした。美人の女子マネージャーと、ある悲劇。高校野球の物語には女子マネージャーも欠かせません。冒頭はギリギリ、チームを作れない野球部員8名の話から始まりますが次第に役者がそろい「野球部ひとり」のタイトルもわかります。大きな壁にぶつかりながらも前に進む少年達。弱小チームの実力の無さだけではなくまったく別な困難にも立ち向かっていくのです。2023/10/20

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/8122555
  • ご注意事項

最近チェックした商品