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なぜ「小三治」の落語は面白いのか?

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  • サイズ B6判/ページ数 306p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062190428
  • NDC分類 779.13
  • Cコード C0095

出版社内容情報

日本が誇る落語界の名人、柳家小三治。その小三治を莫大な時間と情熱をかけ、追いかけて綴った、「小三治論」の決定版!日本が誇る落語界の名人、柳家小三治。その小三治を愛してやまない著者が、膨大な時間と情熱をかけ、追いかけて綴った、「小三治論」の決定版!
貴重なロングインタビューから、高座を見続けたからこそ感じえた独特の「小三治論」、そして小三治聴きくらべ「九十演目」まで。
小三治という落語家が、なぜこれほどまで高い評価を得て、人々から愛されるのかが一目瞭然。2014年、人間国宝に認定された稀代の噺家、そのすべてを味わいつくす、落語ファン必読の書。

第一章
小三治 ロングインタビュー 
第二章
ここが好き! 小三治演目九十席


広瀬 和生[ヒロセ カズオ]
著・文・その他

内容説明

日本が誇る落語界の孤高の名人・柳家小三治を、膨大な時間をかけて、聴いて綴った、「小三治本」の決定版!貴重なロングインタビューと、前代未聞の小三治聴きくらべ「九十演目」で読み解く、落語ファン必読の書!小三治の名言、音源データ、高座写真も多数収録!!

目次

第1章 柳家小三治インタビュー
第2章 ここが好き!小三治演目九十席(青菜―夏に聴きたい小三治噺の筆頭;あくび指南―紛うことなき小三治の十八番;明烏―「吉原賛歌」ではなく、人間模様の面白さを描く;意地くらべ―小三治にとっては珍しいネタ;一眼国―台詞廻しの妙で魅せる、幻想ホラーの世界 ほか)

著者等紹介

広瀬和生[ヒロセカズオ]
1960年、埼玉県所沢市生まれ。東京大学工学部卒業。ヘヴィ・メタル専門誌「BURRN!」編集長。落語評論家。1970年代からの落語ファンで、ほぼ毎日、生の高座に接し、最近では自ら落語会のプロデュースも手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

emi

39
なぜ面白いのか、に対する答えは多分聴いて納得するんじゃないかと身もふたもない言い方になりますが。笑わせようとしないから、なんじゃないでしょうか、小三治師の面白さの理由。寄席未経験なもんで、実際の空気感というか、それは体験しなきゃ分かんないけれど、小三治師は一度ウケたからって何度もやる方じゃないと。ウケたから何度もやるのは恥ずかしいと仰るあたりが、クールな印象。完全に一期一会。幅広く得意な噺をお持ちだから、オススメの数も半端じゃない。志ん朝でもなく、談志でもない、小三治師の落語は、自然で洗練されてるんだな。2017/06/18

greenish 🌿

37
(文庫で読了)小三治ファンの著者のインタビューによる「小三治論」と著者解説による「小三治90演目」。稀代の噺家を味わい尽くす一冊 ---広瀬和生氏の小三治愛が満ちている。偏愛とも言える。そして私もひとりの偏愛者になった…。かの談志師匠は「落語は人間の業の肯定である」と語ったが、小三治師匠の落語への姿勢を垣間見るに、業の肯定というよりも「業の受容」、人間の生の営みへの愛着に溢れた噺家ではないかと。だからこそ、心の芯からの共感が生まれる。「なぜ面白いのか?」柳家小三治という噺家の”人間力”なのだと思う。 ⇒2017/06/04

アルラ

18
広瀬さんの小三治師匠への敬愛がビンビン伝わってくる本。わたしは師匠のお若い頃にも一度高座の経験があるし、映画「小三治」も観たし、地元にいらしてくださる折には駆けつけるくらい大好きなのでうれしくて購入した。「はじめに」の中に広瀬さんの「小三治は今が面白い」のところで激しく共感(笑)インタビューにしろ、発刊の許可にしろ簡単ではなかったことがわかる。多くの困難を乗り越えこんな素晴らしい本を世に出してくださったことに本当に感謝する。小三治その人を深く知るうえで必読であります。続々重版おめでとうございます。2015/04/19

りつこ

18
小三治師匠の魅力はなにもあなたに言われなくても知っとるわい、と反感をもって読み始めたのだが、インタビューはあるわ、熱烈ファン目線からの小三治演目解説はあるわで、小三治ファンはたまらない一冊。インタビューが素晴らしいのはもちろんなのだが、長年小三治追っかけをしていた広瀬さんの演目解説が素晴らしい。生で見たことがある噺は、そうそう!そうなの!と共感し、見たことがない噺にはあーー生で見たい!と見悶える。写真も素敵。2014/12/05

くり坊

11
小三治: だから評論は、評論のための評論であって、正論ではないですよね。だって、評論家として認められなきゃならないための文章を書くでしょ? (中略) それはね、評論家じゃなくて、芸人です。そうでしょ?/と肩書き落語評論家の広瀬さんに語っちゃう小三治はいかにも小三治だし、そういう談話をとってきて本に出来る広瀬さんもさすがのマニア。第1部がインタビュー。第2部の演目90席の広瀬解題がたっぷり。演目毎の音源やDVD紹介もあって重宝な一冊。/ 小三治めっちゃ好きだ〜 な〜。2014/10/10

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