本当は怖い高齢出産―妊婦の4人に1人が35歳以上の時代

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本当は怖い高齢出産―妊婦の4人に1人が35歳以上の時代

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  • サイズ B40判/ページ数 207p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062188227
  • NDC分類 495.48
  • Cコード C0047

出版社内容情報

「週刊現代」で連載された特集記事「高齢出産・不妊治療・出生前診断」を加筆再構成。メディアが報じない高齢出産の本当のリスク異常が分かってもあなたは生みますか?

年齢とともに急増する流産・先天異常、新型出生前検査に殺到する妊婦たち――
すべての女性に知ってほしい

出遅れ不妊に注意/下がる妊娠率、上がる流産率/卵子の老化/母体に迫る危険/先天異常のリスク/体験者が語る不妊治療の厳しさ/本当は多い男性不妊/卵子提供の真実/新型出生前検査で分かること/命の選別という問題/「胎児は人間ではない」海外の考え方/妊娠前検査とは/生み分けの実態

※本書は「週刊現代」(2012年6月23日号他)に掲載した特集記事から抜粋・再構成したものです

第一章 急増する高齢出産
 東尾理子さんの告白
 「出遅れ不妊」とは
 ジャガー横田さんの場合
 年齢とともに下がる妊娠率
 卵子の老化
 母親の体も危ない
 出産というハードル
 先天異常のリスク
 流産と先天異常の関係
 子育ての苦労
第二章 不妊大国日本
 不妊治療が普通になった
 不妊治療の種類
 体験者が語る不妊治療の厳しさ
 治療法は自分で決める
 爆笑問題・太田夫妻のケース
 「男のせいで不妊」もある
 不妊治療にはお金がかかる
 健康保険は適用されない
 「卵子提供」が増えている
 野田聖子議員の場合
 出産と不妊の社会学
 不妊症を「予防する」
 ポジティブな人ほど妊娠しやすい?
第三章 新型出生前検査に押し寄せる妊婦
 受診者数はうなぎ登り
 出生前診断の種類
 新型出生前検査が始まった
 体験者が語る
 新型出生前検査で分かること
 これは「命の選別」なのか
 遺伝カウンセリングとは
 夫婦で考える契機に
 海外の事情──ダウン症児が生まれて訴訟に
 「胎児は人間ではない」が多数派
 イギリスでは新型検査が無料に
 フランス人の夫が言った一言
 キリスト教国なのに、なぜ中絶が多いのか
 ドイツでも、中国でも
特別対談 40歳を超えて子どもを生むこと
 雪野智世(フリーアナウンサー)×中山摂子(愛育病院産婦人科医長)
第四章 出生前診断と「究極の選択」
 東尾理子さんの決断
 受けるか、それとも受けないか
 新型検査を行わない
 生むか、諦めるか
 医療の進歩は幸せをもたらすのか
 障害児と生きるということ
 ダウン症の子を持つ親の反論
 日本らしい命の捉え方とは
 科学の責任は
第五章 出生前診断の行き着く先
 次世代検査とは
 出生前診断の進化は止まらない
 「出生前」どころか「妊娠前」検査も
 そして「生み分け」へ
 中国の「天才量産」計画
 子どもを「デザイン」することは許されるのか
 他人の運命を決められますか
特別インタビュー 高齢出産といのちの「現実」
 諏訪マタニティークリニック院長 根津八紘


週刊現代編集部[シュウカンゲンダイヘンシュウブ]
編集

内容説明

異常が分かってもあなたは生みますか?年齢とともに急増する流産・先天異常、新型出生前検査に殺到する妊婦たち―すべての女性に知ってほしい。

目次

第1章 急増する高齢出産
第2章 不妊大国日本
第3章 新型出生前検査に押し寄せる妊婦
特別対談 40歳を越えて子どもを産むこと
第4章 出生前診断と「究極の選択」
第5章 出生前診断の行き着く先
特別インタビュー 高齢出産といのちの「現実」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あもなか。

3
高齢出産について、まず知るためにはよい本だと思った。医療関係者だけでなく、哲学者や宗教家、経験者の意見も取り上げられている。ただ、取り上げられる人が少々多く感じられた。一人の意見が数行だけで終わるところもあり、つぎはぎ感が強い。雑誌の記事を編集したものなので、仕方ないのかもしれない。時代は変わっても、人の体は変わらない。学校で高齢出産について教える必要があると強く感じた。知らなければ、考えることもできないから。2014/05/02

mawaji

3
高齢出産、不妊治療、出生前診断について週刊現代で連載された特集記事の加筆再構成版。専門家である医療従事者のみならず政治哲学者や宗教家の話はとても参考になりますが、実際に高齢出産・不妊治療を経験した方々の体験談は生の声としてたいへん興味深く思いました。「新技術を生み出す動機は科学者や技術者のある種エゴイスティックな知的探究心」「出生前診断とは先端技術が生み出した新しい『生苦』」等々…。週刊現代編集部編ということですが、それぞれの記事の文責者の名前がどこにも記載されていないのがちょっと気になってしまいました。2014/01/08

もくもく

2
我が国の少子化問題は、社会の受け入れ体制の問題として比較的議論されるのに、同時にすすんでいる出産年齢の高齢化が、社会だけでなく母体に与える影響について、なかなか語られる場がないのは、女性個人の「生む権利」の意識から反発を受けやすいからでしょうか? しかし、高齢出産のリスクや、生物としての出産適齢期の存在については、眼を背けてはいけない事実であると思います。 週刊現代編集部は大変良く取材をしていると感じました。 2014/02/23

おちおち

1
「性や命にタブーを無くすこと」の重要性を痛切に感じた。あいまいでなあなあな日本は本当に大切なことをどんどん避けるようになってきているのかなと。子供に対する性教育そのものを考え直すこと、避妊の大切さだけではなく卵子の老化や高齢出産のリスクを組み込むこと。中絶や障害者と生きることに対する意識について若い頃から考えること。どんなことも他人事ではなく、自分の頭で考えることが当然のことと思えていること。2016/01/16

優しい月

1
肉体的には若いに越したことは無い、出産。若い人が結婚や出産、子育てに不安を抱かないで良い社会にならないと・・・結婚や出産、子育てについて特に学ばず、親からも教わることなく現実に行き合って初めて知ることが多い。経済や精神の落ち着きをある程度得る年齢が遅くなってる。高齢出産が増えても仕方ない現実だ、自分含め。2014/03/01

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