原発の倫理学

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原発の倫理学

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  • サイズ B6判/ページ数 318p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062187701
  • NDC分類 543.5
  • Cコード C0031

出版社内容情報

小泉元総理が「原発ゼロ」! 細川元総理も「脱原発は倫理の問題」! 著者の主張通りに日本が動き始めた。原発官僚と闘う全言論。小泉元総理が「原発ゼロ」を提唱! 細川元総理も「脱原発は倫理の問題」と主張! 著者の主張通りに、いま日本全体が動き始めた。

「原発官僚」と闘い、つねに時代を先取りしてきた言論の軌跡。

超話題作『原発ホワイトアウト』著者・若杉冽氏推薦!
「霞が関には古賀さんを隠れキリシタンのように慕っている官僚たちがいる。原発の裏も表も全部わかる必読書」

原発は「倫理的」に許されないエネルギーだという議論をすると、それは「感情的」あるいは「主観的」な議論であるというレッテル張りをされる傾向があります。経済論や技術論は受け入れられても倫理論は受け入れられないのが現状だと言ってよいでしょう。しかし、倫理の問題は、経済や技術の分野でも非常に重要な問題です。二人の元総理(小泉氏と細川氏)が期せずして脱原発を「人の生き方の問題」「倫理の問題」として語り始めたことは、極めて重要な意味があります。私が小泉氏や細川氏に期待するのは、大きな哲学、「脱原発の倫理観」を国民に提示し、国民的大議論を巻き起こすことです。議論の末、国民の大多数が新しい日本の生き方、「脱原発と再生可能エネルギーで、自然とともに生きる国日本」を目指すという共通の目標に到達すれば、その時初めて、脱原発が可能になるのだと思います。――「はじめに」より抜粋

第1章 東電破綻処理最初の攻防
第2章 原発再稼働で浮上した原子力ムラの正体
第3章 東電救済と大飯原発再稼働決定
第4章 原子力規制委員会を根底から批判する
第5章 原発推進派の荒唐無稽な言動
第6章 フクシマの現場を直視せよ
第7章 虚飾と欺瞞の安倍政権

第1章 東電破綻処理最初の攻防
第2章 原発再稼働で浮上した原子力ムラの正体
第3章 東電救済と大飯原発再稼働決定
第4章 原子力規制委員会を根底から批判する
第5章 原発推進派の荒唐無稽な言動
第6章 フクシマの現場を直視せよ
第7章 虚飾と欺瞞の安倍政権


古賀 茂明[コガ シゲアキ]
著・文・その他

内容説明

原発は「倫理的」に許されないエネルギーだという議論をすると、それは「感情的」あるいは「主観的」な議論であるというレッテル張りをされる傾向がある。経済論や技術論は受け入れられても倫理論は受け入れられないのが現状だ。つねに脱原発の潮流を先取りしてきた言論の軌跡。

目次

第1章 東電破綻処理最初の攻防
第2章 原発再稼働で浮上した原子力ムラの正体
第3章 東電救済と大飯原発再稼働決定
第4章 原子力規制委員会を根底から批判する
第5章 原発推進派の荒唐無稽な言動
第6章 フクシマの現場を直視せよ
第7章 虚飾と欺瞞の安倍政権

著者等紹介

古賀茂明[コガシゲアキ]
1955年長崎県生まれ。東京大学法学部を卒業後、通商産業省(現・経済産業省)に入省。産業組織課長、OECDプリンシパル・アドミニストレーター、産業再生機構執行役員、経済産業政策課長、中小企業庁経営支援部長などを歴任。2008年国家公務員制度改革推進本部事務局審議官に就任し、急進的な改革を次々と提議。2009年末に経済産業省大臣官房付とされるも、2011年3月の東日本大震災と福島第一原発事故を受けて4月に日本で初めて東京電力の破綻処理策を提起した。経産省から退職勧告され同年9月に辞職。その後、大阪府市エネルギー戦略会議副会長として脱原発政策を提言。現在も特定の組織に属さず果敢な発言を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬参仟縁

10
SM新刊棚。システムの非倫理性(1頁)。2012年~13年9月までのML51本から成る。過払い(43頁~)もあるようだ。それで原発再稼働なら赤字→黒字という説明には納得がいかない。危ないけれど、動かすのは許されるか(59頁~)。テロの標的にされるリスク(66頁~)。誰一人として責任を取っていない(92頁)。電力は充分足りている(150頁~)。現場でどんなタイプの人が出入りするかわからない、別の意味でも危険な場のようである(258頁)。放射線やテロリスクの戦場なのだ。亡くなった吉田所長の道半ばの志を活かす。2014/01/19

coolflat

7
経産省の論理がよく分かる。「原発ホワイトアウト」を合わせて読むとなお分かりやすい。著者は、原発事故処理や除染や復興が滞っている諸悪の根源は、東電を破綻処理させなかった事だと言う。債務超過を避けるために、問題があってもなお隠し、負債計上を避けるため具体的な対策は先送りされ、更に対策の内容も安上がりの中途半端なものに留められたのである。また柏崎刈羽再稼動も電力料金の値上げも、全て「東電を破綻させない」という方針から生じている問題である。あと破綻処理と合わせて、経産省から電力事業の権限を引き剥がす事も必要だと。2014/07/16

ちゃこばあ

3
正直腹が立つことばかりで読むのは大変でしたが、「はじめに」と「おわりに」だけでも是非是非全国民に読んでほしい!2014/01/25

eyb322

2
いかに経産省と東電が国民を騙したか。民主党政権、自民党政権も救いがない。未だ収束しない汚染水問題を抱えながら、再稼働ありきの規制委員会、原発輸出はありえない。2014/08/24

Taro Okamura

2
最後の2頁だけでも、価値あるか2014/01/06

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