絶対に、医者に殺されない47の心得

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 226p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062187480
  • NDC分類 490.4
  • Cコード C0095

出版社内容情報

世界的に突出して「オカシイ」日本の医者と患者の生態――身体の声に耳を傾けて、医者、薬、検査を上手に使いこなす超カンタンな方法ミリオンセラー『医者に殺されない47の心得』、『「医療否定本」に殺されないための48の真実』も、やっぱり極端すぎる! 
 ニューヨークで炭疽菌テロの、そして中国でSARSの臨床を経験した著者が書く、世界的に突出して「オカシイ」日本の医者と患者の生態――自分の身体の声に耳を傾けて、医者、病院、薬、検査を上手に使いこなせば、「本当の健康」が手に入る!!

1 「二日経ったら別の医者」ダメ
2 一発で、よい医者を見分ける方法
3 医療のリスクは、分散より集中
4 「ポリファーマシー」にサヨナラ
5 薬が増えるごとにリスク増幅
6 「点滴してくれ」は禁句
7 待ち時間は、患者も悪い
8 大病院より、かかりつけ医
9 あなたの後にも、患者はいる
10 グンと短縮! 待ち時間は医者次第
11 抗生物質ばかり出す医者にご用心
12 「日本でだけ」使われる薬を知る
13 世界一の胃薬大国の現状に要注意
14 すぐに風邪薬を出す医者を疑え!
15 痛み止めがもたらす副作用の危険
16 糖尿病薬の人体実験に気をつけろ
17 血流改善薬のエビデンスは不透明
18 高血圧薬を巡るスキャンダルの背景
19 高血圧の薬が効く人と効かない人がいる
20 ステロイドと効いただけで逃げ出さない
21 すべての薬には効能と害が混在する
22 心不全薬「ジギタリス」は毒にも薬にも
23 高齢者に眠剤を出すのは愚鈍な医者
24 尿酸値「だけ」治療するのはバカな医者
25 患者ではなく「検査」を治療するのもバカな医者
26 CTやMRIなど被爆が大好きな医者
27 タバコが嫌いな二元論の医者
28 ハートは満点、頭は○点の医者
29 「一流大学出」の医者はダメ
30 看護師の意見を聞かない医者
31 治療の正解は十人十色
32 乳がん検診の効果は未決着
33 胃がんの集団検診の正当化は難しい
34 がん検査や治療の副作用も含めて死亡率を
35 早期発見がよいとは限らない
36 がんによる死亡が減ればいいの?…160
37 薬の効果を巡るウソや捏造
38 製薬会社と研究者の不適切な関係を知る
39 コンドームのつけ方が性教育ではない
40 ホントは怖い「患者中心の医療」
41 医者と患者の建前と本音
42 よりよい医療にウソは方便
43 患者の不利益は見て見ぬフリの現実
44 リビング・ウィルを書く
45 胃瘻は延命行為ではなく単なる医療行為
など


岩田 健太郎[イワタ ケンタロウ]
著・文・その他

内容説明

病院を50%だけ信じて医者と薬を100%使いこなす方法!!処方の多い薬・成分77を徹底解説。世界的に突出してオカシイ医者と患者の関係を改善!

目次

第1章 病院・薬と上手につきあう基本(「二日経ったら別の医者」はダメ;一発で、よい医者を見分ける方法 ほか)
第2章 こんな薬を出す医者に気をつけろ(抗生物質ばかり出す医者にご用心;「日本でだけ」使われている薬を知る ほか)
第3章 こんなタイプの医者に気をつけろ(尿酸値「だけ」治療する医者;患者ではなく「検査値」を治療する医者 ほか)
第4章 医療情報のウソ・ホント(治療の正解は十人十色;乳がん検診の効果は「グレー」である ほか)
第5章 医者と患者の「おいしい」関係(ホントは怖い「患者中心の医療」;インフォームド・コンセントの弊害を知る ほか)

著者等紹介

岩田健太郎[イワタケンタロウ]
1971年、島根県に生まれる。神戸大学大学院医学研究科・微生物感染症学講座感染治療学分野教授。神戸大学都市安全研究センター教授。1997年、島根医科大学(現・島根大学)卒業。沖縄県立中部病院、コロンビア大学セントルークス・ルーズベルト病院内科などで研修したあと、中国で医師として勤務。2004年に帰国し、亀田総合病院(千葉県)で感染症内科部長や総合診療・感染症科部長を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mari

18
『本書は「極論」を風刺的に捉えた「パロデイ」です。その対象は近藤誠氏の「医者に殺されない47の心得」と内藤聡氏の「医学不要論」です。』と潔い!けれども中身はパロディでなく、かなり勉強になる良書です。2014/06/26

チャー

9
様々な国の医療状況を経験した著者が日本の医療に感じた違和感を綴り、極端な論調に偏った医療情報に警鐘を鳴らした本。医療行為に必ずしも絶対はなく、患者の体調を見ながら会話を重ね少しづつ改善を目指すことの大切さを伝えている。少しの不調で頻繁に医療を受診することが待ち時間の増加につながるとの指摘はなるほどと思う。過度な検査が不必要な薬の処方を招き、却って副作用の影響を受けるリスクが高まるという主張は確かにと感じた。薬もメリットとデメリットを考慮し選択することが重要。自分の飲んでいる薬の名前は把握しておきたい。2021/11/27

でんか

7
う~んタイトルが誤謬を招きそうですが、まっとうに医療者サイドから正しい医療の受け方を書いた本です。例のトンデモ本のせいでこんなタイトルなのかなあ。要は、患者さんが正しい知識を持って、適切な医療を受けましょう。そうすれば、お互いいい関係ですよ。という趣旨の本。ころころ医者を変えたり、自分が飲んでる薬を知らなかったり(よくおられます)、薬には副作用があることを知らなかったり等々はいけませんよ、ということ。患者さんのリテラシーが必要なことを述べておられます。つまり至極真っ当な本です。2017/11/09

芽依*

4
日本人ほど自分の飲んでる薬に無頓着な国は無いらしい。まず、飲んでる薬の名前を知らなかったり、副作用や飲み合わせの悪い薬など、知らずに飲んでる人が多い。私もかなりの種類の薬を飲んでますが、ジェネリックになると名前が複雑でわかりにくいものが多い。 医者によって治療の選択、薬の選択は十人十色。ならば、出来るだけ自分が信頼できる医師に、治療されたいがなかなか難しい。副作用のリスクをもっと考えるべきだなあ。体が痛くてロキソニンを多様してしまったことがあるけど、これからは気をつけて使おう。医療に対する知識をしっかり持2015/11/08

還暦院erk

4
前から気になっていた本。図書館で見つけて借りてきて朝読書で読了。今のところわたし、歯医者以外にお世話になることが殆ど無いのでそれほど参考にならなかったが、高齢の両親に教えてあげたい項目がいくつかあった。パロディ仕立ての題名装丁の割に内容は穏当、情報量は少し不満かも。2015/03/09

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/7650204
  • ご注意事項