青い鳥

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  • サイズ B6判/ページ数 247p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062186032
  • NDC分類 952
  • Cコード C0097

出版社内容情報

妖精の病気の娘を救うため青い鳥を探す旅に出るティルティルとミティル。幸福の意味を問う寓話を現代の名文家・江國香織が甦らせる。

妖精の病気の娘を救うため青い鳥を探す旅に出るティルティルとミティル。幸福の意味を問う寓話を現代の名文家・江國香織が甦らせる。

【著者紹介】
1862年ベルギー生まれ。1908年初演の戯曲「青い鳥」などで、1911年ノーベル文学賞受賞。晩年には第4代国際ペンクラブ会長を務めた。1949年没。

内容説明

クリスマス・イヴの夜、幸せの青い鳥を探す旅に出たティルティルとミティル。同行者は犬や猫や光や水や砂糖たち。夜の城で、幸福の館で、未来の王国で、兄妹が目にするこの世界の本当の姿とは。ノーベル賞作家メーテルリンクの名作戯曲を、現代の名文家・江國香織が小説に。オールカラー愛蔵本!宇野亜喜良・装幀&カラー挿絵20点。

著者等紹介

メーテルリンク,モーリス[メーテルリンク,モーリス]
1862年ベルギー生まれ。1908年初演の戯曲「青い鳥」などで、1911年ノーベル文学賞受賞。晩年には第4代国際ペンクラブ会長を務めた。1949年没

江國香織[エクニカオリ]
東京都生まれ。2002年『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』で第15回山本周五郎賞、2004年『号泣する準備はできていた』で第130回直木賞、2010年『真昼なのに昏い部屋』で第5回中央公論文芸賞、2012年「犬とハモニカ」で第38回川端康成文学賞など受賞作多数。絵本や翻訳書も多く、児童文学の翻訳もある

宇野亜喜良[ウノアキラ]
1934年名古屋生まれ。1950年代からイラストレーターとして活躍。日宣美特選・会員賞、講談社出版文化賞、日本絵本賞、山名文夫賞ほか受賞多数。1999年紫綬褒章受章。2010年旭日小綬章受章。装幀・装画のほかキュレーターや舞台美術、ポスターなども手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

めろ

44
光や水や火たちと青い鳥を探す旅にでたティルティルとミティル。旅をしながら2人は世界の本当の姿を知っていく。人は死なず思い出せばいつでも会えること。動物や植物たちの本当の声を聞き、あらゆるおそれや苦しみ、よろこびと幸福に出会う。幸せは目に見えないのではなく、目の前にあるのに見ようとしていないだけ。幸せは捕まえたり自分の手元にとどめておくものではなく、身の回りにあるものに輝きを見出すことで感じられる。見方を変えるだけで、何もかもがしあわせで満たされていることに気付く。2014/05/17

41
【2018新潮文庫100】(21)104/110新潮でも文庫でもないが、こちらを読みたかったのはイラストが綺麗だったから。有名なお話だが、まともに読んだのはこれが初めて。どうしても、「ヘンゼルとグレーテル」と勘違いしてしまって、お菓子の家が出てくるイメージだった。生まれるのを待つ子供たちがいるシーンは、昔のお話ですでにそういうことが書かれていることに驚いた。子供よりも大人が読むほうが、より感じることが多いのではないかと思う。2018/10/16

紅香

28
緑の帽子、ダイヤモンドを少しひねれば見えてくる。今までとは違った世界。。有名な物語なのに最後まで読んだことがなかった。江國さんの心の籠った美しい文章が光となり物語の最後まで導く。人間をよく思っていないものたちの攻撃。死んだ人々。傲慢な贅沢。無邪気な喜び。憂いを帯びた幸せ。まだ見ぬ未来。一つ一つ確かめて声を聞いて扉を開けて辿り着く自分の居場所。それがどんなに儚くとも手からすり抜けていこうともまた探しに行こうと言える勇気の炎は消えない。『どの家の毎日も祝福されているんだ』読了後、沢山の光が一面に降り注ぐ一冊。2015/11/06

Haruka Fukuhara

9
すごく良かった。夢中で世界に引き込まれた。翻訳って新訳が出てもあまりピンと来なくて意味あったのかな~なんて思うことも少なくないけど、これに関してはまさに新たに息吹が吹き込まれたと思う。絵は独特でよくわからなかったけど(笑)それにしても色々な訳があって、日本人に広く愛された作品ですね。2017/02/28

こうちゃ

9
幼児向けの絵本のイメージしか持っていなかったので、100年以上前のノーベル賞作家・メーテルリンクの戯曲だと知り、勉強不足がを恥ずかしく思う。クリスマス・イヴの夜、幸せの青い鳥を探す旅に出たティルティルとミティル。同行者は犬、猫、光、水、砂糖たち。夜の城で、幸福の館で、未来の王国で、不思議な体験をする。そこで兄弟が目にするこの世界の本当の姿とは?幸福の青い鳥はどこにいる!?江國香織さんの新訳と、宇野亜喜良さんの独特なタッチの装丁&カラー挿絵20点が現代の[青い鳥]の世界を描き出す。2013/12/08

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