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Art in Hospital―スウェーデンを旅して

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  • サイズ B5判/ページ数 62p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784062185745
  • NDC分類 498.16
  • Cコード C0095

出版社内容情報

これからの病院について考えてみませんか?山本容子がスウェーデンで出会ったホスピタルアートとその実践を、写真と共に紹介・提案。目次
■中部ろうさい病院での気づき
はじめに 4
天井画の原点は天井のシミ!? 6
心がパーッと広がる絵 8
時がたつほど、味がでる 10
アートはスタッフのため、でもある 12
■スウェーデンでの学び
赤い廊下に赤い椅子 14
消化器内科にはネオンアート 16
キラキラの集中治療室 18
ストレッチャーから見るアート 20
“こわくない”病院の外観 22
受付は低いカウンターで 24
動物のオブジェ 26
ずーっと、続いていく絵 28
道具として機能する診察室のアート 30
着替えて行くレストラン 32
貸し出しギャラリー 34
入院中こそ本は必要 36
いろいろな顔を持つプレイルーム 38
赤ちゃんの霊安所 40
ここで、待ってるよ! 42
■和歌山県立医科大学付属病院での実践
一通のメールから 44
汚れたら、ふき取れる絵を 46
オーベルニュの子守唄 48
鳥の歌 50

座談会 52
おわりに 60
国立成育医療研究センター 62

はじめに
■中部ろうさい病院での気づき
 山本容子のホスピタル・アートは天井から始った 天井画の原点は、天井のシミ!?
 さて、何を描く? 心がパーッと広がる絵
 画材は何を使うべきか 時がたつほど、味がでる
 誰のためのアートなのか アートはスタッフのため、でもある
■スウェーデンでの学び
 「ここはどこ?」に対応する工夫 赤い廊下に赤い椅子
 各科に似合うアートがある 消化器内科にはネオンアート
 緊張を強いられるエリアに キラキラの集中治療室
 これから手術を受ける患者に ストレッチャーから見るアート
 子どものための病院だから “こわくない”病院の外観
 自分でチェックインすることが大事 受付は低いカウンターで
 子どもだから気が付く場所に 動物のオブジェ
 なにがあっても続いていく ずーっと、続いていく絵
 点滴中に見る偽物の青空 道具として機能する診察室のアート
 病院の中で味わう日常の味 着替えて行くレストラン
 自分の病室には、好きなアートを 貸し出しギャラリー
 病院の中の図書館 入院中こそ本は必要
 ふだんの暮らしがここにある いろいろな顔を持つプレイルーム
 逝ってしまった小さな命のために 赤ちゃんの霊安所
 患者の家族である子ども達のために ここで、待ってるよ!
■和歌山県立医科大学附属病院での実践
 現場の医師が切実に求めたアート 一通のメールから
 ふつうの病院に、アート壁画を 汚れたら、ふき取れる絵を
 医療現場のまっただ中で、描く オーベルニュの子守唄
 新生児集中治療室(NICU)の前に 鳥の歌
座談会
おわりに
国立成育医療研究センター


山本 容子[ヤマモト ヨウコ]
著・文・その他

内容説明

もし芸術に力があるとするならば。アーティスト・山本容子がスウェーデンで見たのは、まったく新しい病院のかたちだった。好き嫌いも良い悪しも超えて患者とスタッフに求められる、“病院の中のアート”とは―これからの病院について考えてみませんか?

目次

中部ろうさい病院での気づき(山本容子のホスピタル・アートは天井から始った―天井画の原点は、天井のシミ!?;さて、何を描く?―心がパーッと広がる絵;画材は何を使うべきか―時がたつほど、味がでる ほか)
スウェーデンでの学び(「ここはどこ?」に対応する工夫―赤い廊下に赤い椅子;各科に似合うアートがある―消化器内科にはネオンアート;緊張を強いられるエリアに―キラキラの集中治療室 ほか)
和歌山県立医科大学附属病院での実践(現場の医師が切実に求めたアート―一通のメールから;ふつうの病院に、アート壁画を―汚れたら、ふき取れる絵を;医療現場のまっただ中で描く―オーベルニュの子守唄 ほか)
座談会

著者等紹介

山本容子[ヤマモトヨウコ]
銅版画家。1952年埼玉県浦和市生まれ、大阪育ち。1978年京都市立芸術大学西洋画専攻科修了。抜群の構成力と印象的な色使いで、洒脱で洗練された雰囲気をもつ独自の銅版画の世界を確立。数多くの書籍の装幀、挿画を手がける。作品集、画文集のほか、絵本やエッセイなどの著作も多い。パブリックアートやプロデュースのジャンルにも精力的に活動の場を広げている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

83
スウェーデンでは公共建築費の1%をアートに、という法律があるので、ホスピタルアートが充実しているのだと思いました。世間から隔離される入院患者さんにとって心地よい空間があるだけで気持ちも明るくなるというもの。ホスピタルアートは無限の可能性を秘めていると思います。山本容子さんもお父様の入院生活からこのような活動をするようになられたとのこと。病院を日常にする私たちにとって、ホスピタルアートが身近にあったら、病院の環境も今より良くなるでしょう。2015/11/17

紅香

31
スウェーデンの公共建造物は建設費の1%をアートに使うという法令が。もちろん病院にも生かされている。山本容子さん自身、お父様の入院生活で感じた無気力さが病院の中にアートを取り入れる原動力へ。。出来上がったその壁画は、うっとりするくらい素敵~(*´ω`*)♪包み込むように優しく慈愛に満ちていて、内側から温かい音楽が聞こえる。BGMのような、でしゃばらない癒される空気を纏っている日だまり。不安な気持ちを払拭させる、まさに鎮静剤。一つでも多くこんな場所が日本にも出来たらいいなと思う。アートには絶対、力があります!2014/09/21

28
ホスピタルアートをどのように創っていくか、海外の実践に学び日本に取り入れようとする活動について。子供たちに意思決定をさせる練習をするために、小児科のラウンジを低くしてあることや、病室に飾る絵を選べるところなど、「ケア」として他者をおもうことに思いを馳せる。2021/10/04

とよぽん

24
スウェーデンの病院が患者のために様々な工夫や意匠を施している、ということを知らなかった。山本さんの、病院にアートをという活動が、日本にもっともっと広まっていくことを期待。2018/12/24

アルラ

17
読み友さんからの紹介本。山本容子さんがこういう活動をされていることは知らなかった。まずご自身のお父様が亡くなられた後の様々な後悔があり、病院という空間の中のアートの必要性を強く感じられたとのこと。その後、NHK番組で北欧の病院取材を挟み国内二カ所のホスピタルアートを手掛けられた際の記録と写真、そして先生方と今後の展開や希望を話されている。北欧の考え方は感嘆に尽きる。病は身体の痛みや苦しみはもちろん、精神的なダメージが大きい。日本でも積極的にユーモアのセンスと患者や家族の心のケアを取り入れて欲しいものだ。2013/12/22

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