出版社内容情報
鳥羽伏見の敗戦で江戸に「逃げ帰った」と伝えられる徳川慶喜。英邁と讃えられた男は卑怯者だったのか。妻だけが知る歴史の真相とは。
わたくしは妻でございます。妻なら真実を聞かねばなりませぬーー。鳥羽伏見の敗戦で江戸へ「逃げ帰った」と伝えられる最後の将軍、徳川慶喜。若い頃から英邁と讃えられた男は、しかし、本当にただの卑怯者なのか。公家の姫として京から江戸へ嫁いだ美賀子の人生を通して、妻だけが知り得た歴史の真相を描き、幕末史に新しい光をあてる傑作長編、完結!
【著者紹介】
1954年山梨県生まれ。日本大学芸術学部卒。1982年エッセイ集『ルンルンを勝っておうちに帰ろう』が大ベストセラーに。1986年「最終便に間に合えば/京都まで」で直木賞、1995年『白蓮れんれん』で柴田錬三郎賞、1998年『みんなの秘密』で吉川英治文学賞を受賞。エッセイも数多く、2013年には初の新書『野心のすすめ』がベストセラーに。吉川英治文学賞、柴田錬三郎賞、直木賞、山田風太郎賞、講談社エッセイ賞など選考委員も多数務める。
内容説明
英邁と言われつつ誰にも理解し得なかった徳川慶喜という男。公家出身の妻と江戸の町娘であった妾の眼を通し、「最後の将軍」の真実を描き出す傑作長編、完結。歴史の渦と夫婦の深淵。林真理子の新たな代表作!
著者等紹介
林真理子[ハヤシマリコ]
1954年、山梨県生まれ。1982年エッセイ集『ルンルンを買っておうちに帰ろう』が大ベストセラーに。1986年「最終便に間に合えば/京都まで」で直木賞、1995年『白蓮れんれん』で柴田錬三郎賞、1998年『みんなの秘密』で吉川英治文学賞を受賞。エッセイも数多く、2013年には初の新書『野心のすすめ』がベストセラーに。吉川英治文学賞、柴田錬三郎賞、直木賞、山田風太郎賞、講談社エッセイ賞など選考委員も多数務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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