探偵工女―富岡製糸場の密室

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探偵工女―富岡製糸場の密室

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  • サイズ B6判/ページ数 266p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062185028
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

明治新政府が総力を挙げて建設した富岡製糸場で、若き工女が惨殺死体となって発見された。密室殺人の裏に隠された意外な真相とは?

日本の近代化を推進する原動力として、明治新政府が総力を挙げて建設した富岡製糸場。開業翌年の明治5年、この大規模器械式製糸場内で、若き工女が惨殺死体となって発見された。密室殺人の裏に隠された意外な真相に、被害者の傍輩である工女が迫る。『誘拐児』ほかで時空を超える人間の業と謎を探求し続ける江戸川乱歩賞作家による、近代日本ミステリー。

【著者紹介】
1958年東京生まれ。2000年「影踏み鬼」で第22回小説推理新人賞を受賞しデビュー。2008年『誘拐児』で第54回江戸川乱歩賞を受賞。ミステリーと時代小説の両ジャンルで健筆をふるっており、2014年、「墓石の呼ぶ声」で第67回日本推理作家協会賞短編部門候補となった。他の著書に『無宿島』『逃亡戦犯』『築地ファントムホテル』などがある。

内容説明

明治新政府が総力を挙げて建設した富岡製糸場。開業翌年の明治6年、時の皇太后と皇后がその地へ初めての行啓をする直前に、工女が死体となって発見された。開業前に流れていた、「工女になると生き血を吸われる」という奇怪な噂は本当だったのか。さらに一人の工女が忽然と姿を消し、工場に暴動の危機が迫ったとき、彼女たちの若き傍輩が立ち上がる―。創業当時の新「世界遺産」を舞台に、時代を切り拓いた乙女が大活躍。

著者等紹介

翔田寛[ショウダカン]
1958年東京生まれ。2000年「影踏み鬼」で第22回小説推理新人賞を受賞しデビュー。2008年『誘拐児』で第54回江戸川乱歩賞を受賞。ミステリーと時代小説の両ジャンルで健筆をふるっており、2014年、「墓石の呼ぶ声」で第67回日本推理作家協会賞短編部門候補となった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆみねこ

56
明治6年、富岡製糸場で16歳の工女が謎の死を遂げる。4日後に迫った皇太后と皇后の行幸を前に不穏な動きも現れる…。何となく怪しい人物は想像出来たし、謎ときや犯人の犯行動機などはちょっと軽過ぎの感あり。でも、明治初期の製糸場の雰囲気などは興味深く読むことが出来たのでまあ良かったかも?2014/12/10

nyanco

51
「探偵工女 富岡製糸場の密室」、とてもキャッチーなタイトルで楽しみにしていました。製紙工場の様子や、糸取りの工程などはとても興味深く読めたのですが、肝心のミステリー部分はイマイチ…意外な真相とは感じられなかったし、密室の謎もそれほど密室とは感じられないし…文体や構成が古臭いのも気になります。作家の年齢もあると思いますが、年齢と作品は関係ないと思うのですよね。後、キャラに魅力が感じられない。続→2014/09/15

ミーコ

45
うーん 面白くない訳では無いのですが、余り、引き込まれる事なく終わってしまいました。でも 犯人が分かった時には えっ?あの人が・・・と衝撃的でした。 「誘拐児」の様な作品をまた読んでみたいです。2014/11/16

雪紫

31
明治時代、新しい時代に向け頑張る人々と昔の時代の遺恨や価値観の相互。尾高父娘や桐野警部はまっすぐ過ぎる。話としては事件より当時の時代の方に力入れてるけど捜査側結構無能多いし、桐野警部がいなかったら本当に犯人の思惑通りだったよね・・・。でも捜査側も犯人も(動機が新しい時代の価値観から考えると器小さ過ぎ)下手すりゃ昔の時代の名残と今への不振の象徴たる暴徒にかかって死んでたかも(実は正直暴徒いるのかな?と思ったけど)。桐野警部や尾高父娘はささやかかもしれないけど日本の未来を守れたと思う。2020/06/05

なな

27
あー読みにくかった。途中で 何度も挫折しかけたけど 頑張って読みおわってみると、まあまあ面白かったかも。時代背景のせいか 文章が ほんとに分かりにくくて 四苦八苦。やっぱり 明治あたりは 好きになれない。でも 富岡製糸工場は 機会はあれば 見に行きたい。翔田さんじゃなかったら 確実に読んでないな。2016/03/25

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