らくらく本
朝日新聞版 寅さんの伝言―マドンナから山田洋次監督まで“寅さん関係者”インタビュー集大成

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 223p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062184595
  • NDC分類 778.21
  • Cコード C0095

出版社内容情報

寅さんが教えてくれた!私だけが知っている寅さん!寅さん関係者、一大インタビュー集2011年4月から2年間にわたり、朝日新聞日曜版に連載された人気インタビューコラムと、ほぼ同時期の『寅さんDVDマガジン』連載コラムを集約した“寅さん関係者の一大インタビュー集”。執筆はともに “朝日新聞社大衆文化担当”小泉信一記者(現・編集委員)。
登場するのは、マドンナをはじめシリーズに出演した絢爛たる俳優や山田洋次監督など、まさに表舞台の人びと。さらに、地方ロケで世話をした旅館の主人や、現地で採用されたエキストラたち、「日本中で寅さんを支えた人びと」です。
有名無名を問わず、関係者が長い年月を経ていま語る思いや言葉の数々は滋味深く、知られざるエピソードも満載。寅さんファンならずとも読み応え十分です。小泉信一記者の素朴な視点とエレジーを感じる文体も、純粋な読み物として読者を大いに楽しませてくれます。

・山田洋次監督「大震災に思う 思い続ければ見えてくる」
・光本幸子「監督に口説かれて出演した記念すべき最初の失恋相手」
・竹下景子「寅さんは国境を越える ドナウ、江戸川、そしてアフリカ」
・吉永小百合「幻となった3度目の歌子 もう一度出演するべきだった」
・松坂慶子「色々あるけど明るく生きていこうよ」
・榊原るみ「『素晴らしき相手にめぐりあうのもこれ人生であります』」
・いしだあゆみ「寅さんは男の中の男 心の中で欲望と闘っている」
・桃井かおり「私生活でもたしなめられた『お嬢さん、ブレーキを踏みなさい』」
・八千草薫「寅さんへのプロポーズ 愛しながらの別れは切なく」
・若尾文子「どこかずれている そのずれたところで勝負」
・岸惠子「聞いていてスーッとする 惚れ惚れした七五調のリズム」
・都はるみ「『都はるみの左肩には歌の神様が座っている』」
・夏木マリ「ヨーロッパの香りがする 付き合うなら最高の男性」
・真野響子「大船に集まった『とらや一家』はまるで本当の家族のようだった」
・香川京子「自分に厳しい人の印象 哲学的なにおいを感じた」
・音無美紀子「寅さんのような男性がいたらずっと面倒を見てあげたい」
・秋吉久美子「男はみんなどこか『寅さん』 女はみんなどこか『さくら』」
・栗原小巻「若くない真知子には見えた寅さんの涼しさと寂しさ」
・長山藍子「ひとつの時代を寅さんと一緒に生きた」
・佐藤オリエ「皮肉って『さしずめ』 でも渥美ちゃんはインテリだった」
・浅丘ルリ子「『寅さんと結婚させて』監督にそう頼んだ最後のリリー」
・財津一郎「下町をウロウロしていたうさんくさい正体不明の人」
・大村崑「『一升枡には一升。あんまり欲張っちゃいけないよ』」
・毒蝮三太夫「山田監督にずばり言われた『寅さんよりいい男では困る』」
・柄本明「『板橋のほうの職安脇のドブに頭を突っ込んで死んでるよ』」
・笹野高史「『何か面白いこと、あった?』懐かしいあの口癖を聞きたい」
・倍賞千恵子「兄から教わったことは、優しさ、思いやり、厳しさ」
・前田吟「テレビドラマ『泣いてたまるか』で初共演 変幻自在の演技に驚く」
ほか


小泉 信一[コイズミ シンイチ]
著・文・その他

内容説明

これまで寅さんに関する取材は一切受けてこなかった大物女優が何人もいる。「え!こんな人が…」と思う人にも取材を試みた。著者は徹底して関係者を追い続けた。この2年間、収録した取材テープは約90時間になる。インタビューは真剣勝負だった。

目次

1 マドンナたちへの伝言 マドンナたちからの伝言(光本幸子―監督に口説かれて出演した記念すべき最初の失恋相手;竹下景子―相手を愛すればこそ寅さんは身を引いたのね ほか)
2 ゲストスターたちへの伝言 ゲストスターたちからの伝言(米倉斉加年―寅さんだけをやりながらさまざまな人間を表現する;米倉斉加年―ただ笑いだけでなく時代の空気を吸い上げた ほか)
3 “常連さん”たちへの伝言 “常連さん”たちからの伝言(笹野高史―「何か面白いこと、あった?」懐かしいあの口癖を聞きたい;イッセー尾形―マシュマロのような手 その柔らかさとぬくもり ほか)
4 家族・友人・仲間たちへの伝言 家族・友人・仲間たちからの伝言(山田洋次監督―独楽と独楽がぶつかって勢いよく回り始めた;倍賞千恵子―兄から教わったことは、優しさ、思いやり、厳しさ ほか)

著者等紹介

小泉信一[コイズミシンイチ]
朝日新聞編集委員。1961年神奈川県生まれ。記者生活の大半を東京社会部や東京版で過ごし、大衆文化の専門記者として活躍。2013年4月より大阪本社編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さとむ

2
震災後、「男はつらいよ」を観たいという声が相次いだという。阪神大震災の際も同様だったと聞く。その気持ち、よくわかるな…。週3ペースで観はじめて、いま34作目。寅さん、さくら、博、それぞれサイコーです。2013/11/15

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/6818403
  • ご注意事項