出版社内容情報
友達に嫌われまいと無理する”きいろオニ”に、新しい出会いが。いじめ問題に希望を与える講談社児童文学新人賞受賞作家の新作童話。ある山のおくに、きいろいオニがすんでいました。なかよしだったやまんば一家がひっこしてしまってから、きいろいオニはひとりぼっち。毎日たいくつだったので、山を下りて人間のすむ町に行くことにしました。
町につくと、こどもたちのたのしそうなこえがきこえてきました。おおぜいのこどもたちが、べんきょうをしたり、うんどうをしたり、うたったり、あそんだりしています。そこは、学校というところでした。 ──本文より。
赤でも青でもない、きいろのオニはお手玉が得意です。そんなきいろいオニがある日人間の学校にやってきて友達をつくろうとしますが、子どもたちに、きいろなんて、変なオニ、と言われて悲しくなります。きいろオニは子どもたちに面白がってもらうためにどろだらけになってお手玉をしたり、校長先生にアッカンベーをしたりと、いろいろ無理をしてしまうのですが……。
梨屋 アリエ[ナシヤ アリエ]
著・文・その他
こがしわ かおり[コガシワ カオリ]
著・文・その他
内容説明
きいろなんて変なオニ?みんなのなかまになりたいな。自分のままで頑張ればだいじょうぶ。勇気と元気が出るおはなし。
著者等紹介
梨屋アリエ[ナシヤアリエ]
栃木県生まれ。東京都在住。児童文学作家。法政大学兼任講師。1998年、『でりばりぃAge』で第39回講談社児童文学新人賞を受賞し、翌年デビュー。2004年、『ピアニッシシモ』(講談社)で第33回児童文芸新人賞受賞
こがしわかおり[コガシワカオリ]
埼玉県生まれ。東京都在住。出版社勤務後フリーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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おはなし会 芽ぶっく
いろ