将棋の天才たち

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将棋の天才たち

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  • サイズ B40判/ページ数 255p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062182782
  • NDC分類 796
  • Cコード C0076

出版社内容情報

週刊現代の大人気将棋連載から珠玉のエピソードを厳選。現代棋界を動かす棋士たちに会って、話して、指した。将棋ファン必読の書!指した、話した、惚れた――

永世棋聖・米長邦雄が、急逝までの四年半、
毎週綴った珠玉の将棋エッセイを単行本化。
数々の棋士たちと、思い出に残る対局はもちろん、
恋愛・結婚から、酒やギャンブルでの失敗談まで語り合う。
将棋を指す人も、指さないけれど興味だけはある人も、
気軽に楽しめるのべ81話の「天才」たちの人間模様。

戦中・戦後から将棋ファンに愛された升田幸三、大山康晴。
米長氏と激しく闘った中原誠、加藤一二三。
いまや将棋界を代表する谷川浩司、羽生善治……。
伝説的な名棋士、著者と同世代の大御所から、
棋界を支える中堅、期待の若手までを網羅した、他では読めないエピソードの数々。
ひとたび彼らと向き合えば、惚れずにはいられない。

週刊現代で二〇〇八年から四年半、百話ごとにタイトルを変えながら続いた
大人気連載、『名棋士今昔物語』『名勝負今昔物語』『棋士の愛した駒たち』から
エピソードを厳選。

将棋連盟の会長として改革に取り組んだ著者だからこその棋界裏話、
そしてみずからのがんとの闘いを見つめたエッセイ「がんとの対局」など、
読みどころも満載。
まえがきで谷川浩司、あとがきで羽生善治の二大棋士が著者の思い出を語る。

昭和の棋界を代表する棋士であり、二十一世紀の将棋界の体制を作った著者、
米長邦雄の生涯の決定版!

序にかえて 谷川浩司
第一章 名棋士今昔物語
佐藤康光/升田幸三(一)/升田幸三(二)/深浦康市/大山康晴(一)/
谷川浩司/加藤一二三(一)/加藤一二三(二)/花村元司/瀬川晶司/
内藤國雄/渡辺明(一)/清水市代/真部一男/橋本崇載/森下卓/
村山聖/里見香奈/有吉道夫/山田道美/木村義雄/中原誠(一)/
中原誠(二)/郷田真隆/宮田敦史/芹沢博文/丸山忠久/森内俊之/
林葉直子/中川大輔/豊島将之/広瀬章人/神吉宏充/中村修/
塚田正夫/糸谷哲郎/戸部誠/久保利明/菅井竜也/金井恒太/
大内延介/淡路仁茂/井上慶太/青野照市/遠山雄亮
第二章 名勝負今昔物語
羽生善治(一)/片上大輔/森安秀光/藤井猛/屋敷伸之/
西川慶二と西川和宏/島研と米長名人/勝浦修/森けい二/清水上徹/
村山慈明/米長少年/渡辺明(二)/田中魁秀/畠山成幸/畠山鎮/
加藤桃子/ボンクラーズ/野月浩貴/浦野真彦/森信雄/飯田弘之/
羽生善治(二)/中村太地/佐藤慎一/斎藤慎太郎/塚田泰明
第三章 棋士の愛した駒たち
佐藤義則/丸田祐三/及川拓馬/佐藤秀司/高田尚平/永瀬拓矢/
大山康晴(二)/先崎学
終章 遺言・番外編
がんとの対局/ミスター・長嶋/予定稿/最後の時
福を惜しむ心 羽生善治


米長 邦雄[ヨネナガ クニオ]
著・文・その他

内容説明

急逝までの四年半、毎週綴った棋士たちとの対話、葛藤、勝負のすべて。二十一世紀の将棋はこれを読まずして語れない。

目次

第1章 名棋士今昔物語(佐藤康光;升田幸三 ほか)
第2章 名勝負今昔物語(羽生善治;片上大輔 ほか)
第3章 棋士の愛した駒たち(佐藤義則;丸田祐三 ほか)
終章 遺言・番外編(がんとの対局;ミスター・長嶋 ほか)

著者等紹介

米長邦雄[ヨネナガクニオ]
1943年、山梨県生まれ。佐瀬勇次名誉九段門下。’85年に四冠を獲得し、’93年には49歳11ヵ月の史上最年長で名人位に就いた。’03年11月、紫綬褒章受章。同年12月に現役引退。’05年より日本将棋連盟会長を務める。他に北陸先端科学技術大学院大学特任教授、日本財団評議員、東京都教育委員などを歴任する。’12年12月18日、前立腺がんのため、永眠。永世棋聖(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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緋莢

24
風刺とユーモア、温かみとおかしさが含まれた言葉が自然と出てきた升田幸三、「信仰と将棋の思考は同じくらいです」と言う敬虔なクリスチャンである加藤一二三、生瀬勝久と石井慧が好きだという女子高生棋士・里見香奈、棋聖戦でブレイク、自慢の弟子である中村太地。過去の棋士から、現在一線で活躍する棋士、期待の若手まで、裏話や珠玉の対局について書いた本。 2017/02/12

太田青磁

20
米長永世棋聖による将棋界の列伝ともいえる一冊。往年の大山、升田から電脳戦を沸かせた、菅井、永瀬といった若手、清水、里見といった女流まで81話がつづられている。会心譜もあれば痛恨の一着もあり、棋士の意外なエピソードも楽しませてくれます。先崎さんとのネクタイ交換、林葉さんとの掛け合い、中村太地さんへの激励と弟子との会話にもじんわりときます。電王戦対局の様子もあり、将棋連盟会長としての顔ものぞかせます。谷川さんの序文と羽生さんのあとがきでともに触れられている「米長哲学」に勝負師としての矜持が伝わってきました。2016/03/29

しーふぉ

18
大山康晴、升田幸三から斎藤慎太郎まで米長邦雄さんならではのエピソード。将棋棋士の魅力がたっぷり。2017/03/19

ArcCosine

14
全編通して米長節炸裂。米長先生の最期まで続いた連載という事で、人生の酸いも甘いも知った人間が綴った文章として読んでも面白い。最も、登場人物(?)たる将棋指しが皆個性的なので、面白さが倍がけされている感がある。2017/05/04

スプリント

11
とりあげられている棋士がバラエティに富んでいることと、米長先生の軽妙な文章のおかげで飽きることなく読みきりました。やはりプロ棋士の先生方は味のある方が多いなぁという印象を持つとともにギャンブルに凝る人が多いのは勝負師の性でしょうか。2015/01/15

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