平成デモクラシー―政治改革25年の歴史

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平成デモクラシー―政治改革25年の歴史

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  • サイズ A5判/ページ数 430p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784062182584
  • NDC分類 312.1
  • Cコード C0031

出版社内容情報

平成の政治改革。それは冷戦の終焉とともに始まった――。政党と政治主導を問い続けた21世紀臨調の思想と行動全記録。

平成の政治改革。それは冷戦の終焉とともに始まった――。政党と政治主導を問い続けた21世紀臨調の思想と行動全記録。

執筆=佐々木毅・西尾勝・佐藤幸治・曽根泰教・飯尾潤・野中尚人・谷口将紀・尾崎純理・前田和敬

決して豊かでもなければ、膨大な人員を擁することもなかった組織にこれだけ長期にわたる活動ができたのは、経済界、労働界、言論界、法曹界、学界を含む類まれなチームワークの賜物である。同時に、そこには国家や社会、公共性に対する強い献身というバックボーンがあった。民間政治臨調は一面では土光会長で知られる第二臨調の人脈を引き継いでおり、それこそ「赤紙が来た」心境で政治の改革問題に取り組んだことは、私的な懇談でしばしば耳にした。私の世代は「赤紙」とは無縁であるが、その心意気に触発されたということであろう。これは必要に応じて「闘う」組織になるための条件であった――「あとがき」より抜粋

序章 歴史の中の政治改革(佐々木毅)

第1部 平成の統治構造改革 経緯・現状・課題
第1章 経済構造改革(曽根泰教)
第2章 政党・選挙・政権公約(飯尾潤)
第3章 政治主導・政府・国会(野中尚人)
第4章 政治資金制度・選挙運動(谷口将紀)
第5章 地方分権改革(西尾勝)
第6章 司法制度改革(佐藤幸治)
第7章 「公」の担い手とその周辺領域(尾崎純理)

第2部 21世紀臨調の軌跡(前田和敬)
第1章 政治改革フォーラムの時代
第2章 民間政治臨調の時代
第3章 21世紀臨調の時代
第4章 第2期・21世紀臨調の時代

第3部 21世紀臨調の提言

21世紀臨調関連名簿
21世紀臨調関連年表

【著者紹介】
東京大学名誉教授、日本学士院会員。専門は政治学・政治思想史。1942生まれ。東京大学法学部卒業後、同助手、助教授を経て78年に教授。01年第27代東京大学総長。05年に退任して13年まで学習院大学法学部教授。著書に『政治学講義』(東京大学出版会)『政治学の名著30』 (ちくま新書)『マキアヴェッリと『君主論』』 (講談社学術文庫)『民主主義という不思議な仕組み』(ちくまプリマー新書)『現代政治学の名著』(中公新書)『プラトンの呪縛』(講談社学術文庫)『政治学は何を考えてきたか』(筑摩書房)『学ぶとはどういうことか』(講談社)ほか多数。

内容説明

平成の政治改革。それは冷戦の終焉とともに始まった―。政党と政治主導を問いつづけた21世紀臨調思想と行動全記録。

目次

第1部 平成の統治構造改革 経緯・現状・課題(経済構造改革;政党・選挙・政権公約;政治主導・政府・国会 ほか)
第2部 21世紀臨調の軌跡(政治改革フォーラムの時代;民間政治臨調の時代;21世紀臨調の時代 ほか)
第3部 21世紀臨調の提言(日本政治の危機と政治改革の道筋;政治資金制度改革および腐敗防止に関する緊急提言;国会改革に関する緊急提言 ほか)

著者等紹介

佐々木毅[ササキタケシ]
東京大学名誉教授、日本学士院会員。専門は政治学、政治思想史。1942年生まれ。東京大学法学部卒業後、同助手、助教授を経て1978年に教授。2001年第27代東京大学総長。2005年に退任して2013年まで学習院大学法学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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