出版社内容情報
歴史的な事件から身近な話題まで、20世紀以降の国内外のトピックに関わるノンフィクション12話を6年生向けに編んだアンソロジー事実(ノンフィクション)だけが持つ驚きに感動し、調べ、考え、世の中とつながること。誰かに話し、意見を聞き、自分の考えをまとめ伝えて、他者とつながること。
こうした「つながる力」を見据え、子どもたちの生きる力を育む学年別シリーズの3年生の巻です。
短編アンソロジーなので、どのお話からも読め、朝読にもぴったりです。
社会的な事件や、理科的な発明発見、心をゆさぶるドラマチックな事実まで、教科横断型の読み物として、調べ学習にも発展可能なセレクション。読み終えたら、今度はだれかに話すことにも重点を置き、コミュニケーション能力とプレゼンテーション能力も養います。
国民総幸福度を謳った「幸せの国ブータン」、先人の知恵と技術を今に伝える「最後の宮大工」、原爆の記憶を留めて平和を目指す「ヒロシマのかけらたち」、米軍占領下の沖縄から甲子園に初出場した「甲子園へのパスポート」、人類発祥の地を逆にたどった冒険「人類の足跡」、ケニアで84才のおじいさんが小学校に入学した「84才の小学生」、エイプリルフールのユーモアを描く「本当にあったウソの話」、5300年前のミイラに研究者の知恵が集まる「ミイラは語る」、岩宿での旧石器時代発見物語「日本人のはじまり」、目が見えなくてもさわって美術鑑賞を楽しめる「手で見る美術館」、12才の少女が環境サミットで発言した「世界にとどけ、12才の声」、故郷の川にサケを帰す小学校の取り組み「サケよ、ふるさとの川へ!」など全12話収録。
巻末には、コミュニケーション能力とプレゼンテーション能力を育むためのステップアップを紹介する「話す・伝える」国語のページをガイド。
学習指導要領との対応説明や、調べ学習に役立つブックガイドも収録。
笠原 良郎[カサハラ ヨシロウ]
監修
浅川 陽子[アサカワ ヨウコ]
監修
内容説明
生きる力をはぐくむ12のお話。
目次
幸せの国ブータン―2011年11月 ブータン国王来日
法隆寺最後の宮大工―1992年10月 文化功労者に初の宮大工
ほんとうにあったウソのお話―1957年4月 スパゲッティのウソ放送
世界に届け、十二才の声―1992年6月 地球サミット
手で見る美術館―1984年4月 ギャラリーTOM設立
おじいさんは小学生―2004年1月 84才の小学一年生誕生
甲子園へのパスポート―1958年8月 沖縄から初の甲子園出場
まぼろしの旧石器を発見―1949年6月 赤城山麓で旧石器文化を発見
ヒロシマの記憶―1945年8月 広島に原子爆弾投下
人類の出発点へ―2002年2月 グレードジャーニー達成
おしゃべりなミイラ―1991年9月 アイスマン発見
サケよ、ふるさとの川へ―1981年5月 小学生がサケ二千匹を豊平川に放流
著者等紹介
笠原良郎[カサハラヨシロウ]
全国学校図書館協議会顧問、国際子ども図書館を考える全国連絡会会長。1931年生まれ。早稲田大学法学部卒。中学校社会科教諭、高校司書教諭を経て、1982年全国学校図書館協議会へ。同協議会の事務局長・理事長を歴任し、学校図書館法改正や国際子ども図書館の開設など図書館運動に献身
浅川陽子[アサカワヨウコ]
お茶の水女子大学附属小学校主幹教諭。1956年生まれ。お茶の水女子大学大学院人文科学修士。公立・私立の幼稚園や小学校教諭、お茶の水女子大学子ども発達教育研究センター講師を経て現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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