出版社内容情報
人生の三つの試練は、愛すること、忘れること、そして許すこと。イタリア、ミラノでカフェを営む霧子母娘の、許しと絆の物語。人生の三つの試練。それは、愛すること、忘れること、そして許すこと――。
中学3年生の霧子は、イタリア人の父と日本人の母を持ち、日本に暮らしている。イタリアに住む父の家族には会ったことがない。
父が交通事故死し、イタリアの祖父も亡くなり、遺産はただひとりの孫である霧子へ相続されることに。夫の面影を追う母と、ある理由から母を許せないでいる霧子は、それぞれの思いを抱えたまま、イタリアはミラノへの移住を決意し、祖父の経営していたギャラリー・カフェを継ぐ。
隣家に住む血のつながらない兄弟ダヴィデとアンドレア、いじわるなクラスメイト、そしてカフェに毎日のように来る老人。さまざまな人との交流のなかで、異国暮らしの厳しさと、思いがけない優しさに触れ、霧子は人生の三つの試練を知る。
祖父と母の根深い確執、そして母を許せないでいた霧子の思いは、最後明かされる衝撃の事実に、揺れ動く。
イタリア在住の著者が描く、家族の許しと絆の物語!
目次より
第一章 ミラノ、チョバッソ通り
第二章 ダヴィデ
第三章 メニュー
第四章 バジリコ家の事情
第五章 ケーキのネーミング
第六章 ついに開店
第七章 常連さんたち
第八章 兄弟
第九章 いよいよ登校だけど……
第十章 編入したはいいけれど……
第十一章 あの人は、だれ?
第十二章 家族なんて
第十三章 事実
佐藤 まどか[サトウ マドカ]
著・文・その他
内容説明
中学2年生の霧子は母とともに、父の故郷・イタリアのミラノへ移住し、祖父の経営していたギャラリー・カフェを継ぐことに。隣家に住むバジリコ兄弟、いじわるなクラスメイト、そして気難しい老人。さまざまな人たちとの交流のなかで、異国暮らしの厳しさと、思いがけない優しさに触れる。
著者等紹介
佐藤まどか[サトウマドカ]
1964年生まれ。1987年イタリアへ渡り、ミラノのDomus Academyを卒業。イタリア中部のトスカーナ州・シエナ在住。2006年『水色の足ひれ』で第22回ニッサン童話と絵本のグランプリ童話大賞を、『スーパーキッズ 最低で最高のボクたち』(講談社)で第28回うつのみやこども賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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