内容説明
野田総理はなぜ、横田めぐみさん達を見捨てたのか!?民主党政権は、かくも冷酷で無能だった。
目次
第1章 再会
第2章 密使
第3章 大将への誓い
第4章 兄弟の素顔
第5章 裏切り者
第6章 平壌の家族
第7章 日本政府の冷酷
解説 日朝の架け橋とインテリジェンス(毎日新聞編集委員・鈴木琢磨)
著者等紹介
藤本健二[フジモトケンジ]
元・寿司職人。1982年に初めて北朝鮮に渡り、平壌の日本料理店で働く。一時帰国のあと、1987年に再度訪朝し、ほどなく金正日総書記に請われて専属料理人となる。以後、合計13年間を北朝鮮で過ごしたあと、2001年に脱北。2012年7月、金正恩第一書記の招きにより再び訪朝。11年ぶりに家族との再会を果たすが、その後、北朝鮮への入国を拒まれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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トゥクトゥク
6
仕事の必要から、今日は一日北朝鮮関連の本を読んでいる。藤本氏はおそらく嘘は語っていないのだろう。金正恩氏にしても、付き合えばいいヤツなのかもしれない。でも現在の北朝鮮国内の惨状、拉致問題、核開発やミサイル実験などの国際社会への脅威を考えると、二人の関係に拍手なんて贈れない。2014/08/31
ピオリーヌ
5
表紙のインパクトが凄い。金正恩と抱き合う藤本健二氏の姿。この2012当時は再度の北朝鮮の入国は拒否されたようだが、現在は無事北朝鮮へ行き、夢であると語ってある築地風ラーメンを提供しているよう。何より。2020/03/29
高木正雄
3
再読。この後に平壌で日本料理屋を開けたようだが、金正恩との関係はどうなったのだろうか。コロナ禍以来音信不通となっているから心配である。藤本さんの観察眼がすごいと思ったのは94ページの2012年時点でキム・ヨジョンと宣伝扇動部の繋がりを予想していることである。キム・ヨジョンとも接点がかなりあったのも驚き2024/10/17
BATTARIA
1
金正日お抱えの料理人だった著者を、首脳間親書の伝書鳩に使おうとした民主党政府の軽率さは、断罪してしかるべきだ。しかし酷な言い方をすれば、著者にも覚悟が足りなかったと言わざるを得ない。北朝鮮に残した妻子のことで心を痛めるのなら、なぜ自分一人だけ日本へ逃げ帰ったのか?金正恩のはからいで北朝鮮に"帰国"した際、なぜそのまま定住しなかったのか?という話になる。民主党政権の「命がけ」と同じくらい、著者の「日朝のかけ橋に」という言葉が、軽く空しく聞こえてならない。2013/07/27
ryo
1
ニュースで見聞きする北朝鮮とは、違った内面を知ることができた。表紙の写真、可愛らしい夫人。それらをみるだけでも価値がある。これを読んだら、なんだか日朝関係に希望の光が見えるような。と思ってみたけど息子さんの死とか。恐ろしい。金正日の料理人、とはきいててたけど、日本人なのにほんとにガチで、しかも遊び相手までしてたなんて。こんな太いパイプ、使わないなんてなんてもったいない。しかもパイプ切っちゃってるし…。2013/02/04
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