天山の巫女ソニン―江南(カンナム)外伝 海竜の子

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  • サイズ B6判/ページ数 250p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062181655
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8093

出版社内容情報

人気ファンタジーの外伝が登場!陰謀により故郷も母も失った少年クワン。後に江南の第2王子となるクワンの波乱にみちた再生の物語。人気ロングセラーファンタジー小説「天山の巫女ソニン」の番外編が登場。
江南の美しい湾を牛耳る『海竜商会』。その有力者サヴァンを叔父にもち、何不自由なく幸せな日々を送っていた少年・クワン。しかし、クワンが落としたアクセサリーがきっかけとなり、湾に毒が流される。湾の海産物はすべて死滅し、混乱に巻き込まれサヴァンと母は亡くなってしまう。 すべてを失ったクワンのもとに、王宮から迎えがくる。江南王の隠し子であることを告げられたクワンは、王宮でくらすことを決める。そこで、あの事件が、側室の子であるクワンを憎んだミナ王妃による陰謀だと気づいて・・・・・・。多くの人々の心をひきつける江南の第2王子クワンの絶望と波乱にみちた魂の再生の物語。

菅野 雪虫[スガノ ユキムシ]
著・文・その他

内容説明

江南の美しく豊かな湾を統治する「海竜商会」。その有力者サヴァンを伯父にもち、何不自由なく幸せな日々を送っていた少年・クワン。ところがクワンの落とした首飾りがきっかけとなって、陰謀に巻きこまれていく。多くの人の心を引きつける江南の第二王子クワンの絶望と波乱に満ちた再生の物語。

著者等紹介

菅野雪虫[スガノユキムシ]
1969年福島県浜通り生まれ。2002年「橋の上の少年」で第36回北日本文学賞受賞。2005年「ソニンと燕になった王子」で第46回講談社児童文学新人賞を受賞し、改題加筆した『天山の巫女ソニン1 黄金の燕』でデビュー。同作品で第40回児童文学者協会新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

☆よいこ

76
ソニン外伝②本編より過去に遡って、江南(かんなむ)の海辺に育つ少年クワンの成長物語。裕福な有力者の甥として自由に振舞っていたクワンと、クワンを嫌っていたセオ。クワンが落とした首飾りがきっかけで村は閉鎖され、全てが消されていく。第2王子として王宮に引き取られたクワンは、困窮するセオとセオの姉、妹と乳母達を養うために地方の仕事を受け持つようになった。▽クワンはどう見ても生まれながらにしての王者気質。ガキ大将からの成長は見ものだった。あそこで頭を下げて謝れる所はすごい。セオを応援したい。▽やっぱり面白い

あおい

23
本編でさらっと触れられていたクワン王子の過去。何不自由ない少年時代が突然終わり王子とは名ばかりの不自由で望まぬ生活を強いられるクワン。本編では隙のないセオの人格がいかにして出来上がったのかがわかります。2017/06/11

にんじん

19
天山の巫女ソニンシリーズの外伝作品。江南の第二王子クワンが故郷を滅ぼされ、王宮へ幽閉同然に迎えられた時のお話です。本編でも切れ切れに語られていたことに肉付けをして一つの物語に仕立て直したものといった印象で、クワン王子はもちろん、従者のセオや踊り子のシア、妹姫のリアンなど、それぞれの人物に対する掘り下げも丁寧になされています。外伝作品としても一つの物語としても、とても面白かったのですが、王子がソニンと出会う前のお話のため全体的に暗い雰囲気でした。2019/06/01

yuki@おぐ

19
【図書館】誰よりも過酷な少年時代を送るクワン・セオ。そりゃイウォル王子が甘ちゃんに見えるよね(笑)ミナ王妃は本編でも不気味な女だが、こちらでも不気味。こういう人間が一番始末が悪いよね。「予言の娘」「海竜の子」と番外編として秀逸。この番外2編もkindle出たら買っちゃおう♪2016/08/06

すきま風

18
これが忖度ってやつなのか。誰が命令した訳でもないのに、相手を慮って勝手に起こしたこと。そう言ってしまえば呆気ないけれど、それが原因で何不自由ない幸せな日々を送っていたクワンの生活は一変してしまう。王の子供であり、王子として引き取られるも、およそ王子とは思えない待遇と無理難題な仕事を押し付けられるクワン。その境遇から逃げる事なく、いつか変えてやろうとする強い意志は誰にも出来るものではない。セオとの幼い頃から今に至るまでの関係も描かれており、物語に深みが増した。シリーズがこれで終わりだなんて寂し過ぎる!2018/02/09

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