セシューズ・ハイ―議員探偵・漆原翔太郎

天祢 涼【著】

講談社（2013/01発売）

• サイズ B6判／ページ数 233p／高さ 19cm
• 商品コード 9784062181648
• NDC分類 913.6
• Cコード C0093

出版社内容情報

謎解きは清き一票のために。弁舌巧みで爽やか、でも天然（おバカ）な世襲議員とお堅い秘書が難事件に挑む。選挙区内限定ミステリー！

謎解きは
清き一票のために！

弁舌巧みで爽やか、でも天然(おバカ)な世襲議員と
お堅いサムライ秘書が５つの難事件に挑む！
謎とユーモアあふれた選挙区内限定ミステリー

急逝した父のあとをうけ、国会議員になった漆原翔太郎。
初登院早々に飛び出した問題発言や問題行動で、
支持率急落、早くも次の総選挙は赤信号!?
危機的状況に頭を痛める秘書・雲井進のもとに舞い込んだのは、
マンションの建設反対運動。
支持率アップのため翔太郎をけしかける雲井だったが、
唖然とする行動に出られてしまい……？
おバカな議員と堅物秘書の凸凹コンビが挑む、
謎解きとユーモアに溢れた五つのミステリー！

第一話　公園　　
第二話　勲章　　
第三話　選挙　　
第四話　取材　　
第五話　辞職

【著者紹介】
1978年生まれ。
音が「見える」探偵・音宮美夜を主人公とする長編ミステリ『キョウカンカク』で第43回メフィスト賞を受賞し、2010年2月にデビュー。犯人の「意外な動機」がミステリファンの間で瞬く間に話題となり、2011年版「読者に勧める黄金の本格ミステリー」（南雲堂）にも選出された。以降、『闇ツキチルドレン』『空想探偵と密室メイカー』（講談社ノベルス）など読み応えと驚きに溢れたミステリを上梓。また『葬式組曲』（原書房）は「2013本格ミステリ・ベスト10」の第7位にランクインした。

内容説明

弁舌巧みで爽やか、でも天然な世襲議員とお堅いサムライ秘書が５つの難事件に挑む！謎とユーモアあふれた選挙区内限定ミステリー。

著者等紹介

天祢涼［アマネリョウ］
１９７８年生まれ。『キョウカンカク』で第４３回メフィスト賞を受賞し、２０１０年２月にデビュー。ミステリファンの間で瞬く間に話題となり、２０１１年版「読者に勧める黄金の本格ミステリー」（南雲堂）にも選出された（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ダイ＠2019.11.2～一時休止]

セシューズ・ハイその１。主人区の秘書がワトソンで、バカと思われる二世議員が探偵役。面白かったので次作の都知事編が楽しみ。

2014/08/22

[さっこ]

ライトな感じで読みやすくて楽しかったです。世襲議員・漆原翔太郎の公設第１秘書・雲井進の視点で展開する連作短編集。おバカなのか？と思われる翔太郎に振り回されながらも、互いの信頼関係が深まっていく感じは安心して楽しめました。議員探偵ということでちょっとした謎解きもあります。続編も出ているということなので、是非読みたいです。

2020/05/19

[まる]

漆原翔太郎、かっこいい…！バカなのか天才なのかわからない二世議員。「やればできる子、普段やらないだけで」というのは私の好みじゃないぞ、面白いから良いけど、と読み進めていたのですが、最後には惚れざるを得ないです。秘書もまた良い具合に振り回されていて可愛いです。毎度出てくる世界一⚪︎⚪︎な秘書という自己暗示がどんどんおかしくなっていて笑いました。何だよ、世界で一番スパイを見つけるのが得意な秘書って(笑)続編も読みたいと思います。

2016/04/21

[ブランドのアーメン]

天才なのか、天然なのか。どちらだろうか、面白い。

2014/12/03

[Norico]

議員に近い立場の人が主役の物語で思い出すのは、畠中恵さんの「佐倉聖」くんのシリーズでしょうか。あれも破天荒な議員さんたちがでてきて面白いけど、こちらも主人公の上司にあたる議員さんはとんでもない人でした。最後まで読んでもバカなのか天才なのかわかりませんし（笑）。ある意味、日常の謎ミステリ。最後で全てが繋がって気持ちのよい終わり方でした。次作は都知事選みたいですが、それも読んでみようと思います

2015/08/03