出版社内容情報
歴史的な事件から身近な話題まで、20世紀以降のトピックにかかわる国内外のノンフィクション11話を編んだアンソロジーです。事実(ノンフィクション)だけが持つ驚きに感動し、調べ、考え、世の中とつながること。誰かに話し、意見を聞き、自分の考えをまとめ伝えて、他者とつながること。
こうした「つながる力」を見据え、子どもたちの生きる力を育む学年別シリーズの3年生の巻です。
短編アンソロジーなので、どのお話からも読め、朝読にもぴったりです。
社会的な事件や、理科的な発明発見、心をゆさぶるドラマチックな事実まで、教科横断型の読み物として、調べ学習にも発展可能なセレクション。読み終えたら、今度はだれかに話すことにも重点を置き、コミュニケーション能力とプレゼンテーション能力も養います。
環境問題を考えるため、電気を消してろうそくの灯で過ごす夜を提案する「百万人キャンドルナイト」
新幹線の開発物語「新幹線はなぜできた?」
ニューヨークのツインタワー崩壊の惨劇のさなかに盲導犬と78階から脱出した「盲導犬と奇跡の脱出」
戦争で使われた劣化ウラン弾により白血病を患う子どもたちを救うチョコレート募金活動を紹介する「イラクとつながるチョコレート」
冒険家石川直樹の挑戦「地球を歩く」
日本初の樹木医の話「木と交わす、ありがとう」
第一次世界大戦中のフランス国境で敵味方無くクリスマスを祝った「クリスマスの休戦」
星空に魅せられてコメットハンターとなったアマチュア天文学者を描く「二枚のレンズ」
インドから日本に亡命してきたボースが恩返しとして伝えたカレー秘話「本場のカレー、教えます」
東洋初のロボットは仕事用ではなかった「日本ではじめてのロボット」
ストックホルムオリンピックのマラソンで途中棄権した選手が55年ぶりにゴールする「世界一遅いタイム」
など、全11話収録。
学習指導要領との対応説明や、調べ学習にも役立つブックガイドも収録。
コミュニケーション能力とプレゼンテーション能力を育むためのステップアップを紹介する「話す・伝える」国語のページを最終見開きで案内。
笠原 良郎[カサハラ ヨシロウ]
監修
浅川 陽子[アサカワ ヨウコ]
監修
内容説明
読めばだれかに話したくなる!元気が生まれる11のお話。
目次
もうどう犬ときせきの脱出―2001年9月 アメリカ同時多発テロ事件
木とかわす、ありがとう―1988年8月 木の治療千本達成
イラクとつながるチョコレート―2003年3月 イラク戦争開始
百万人のキャンドルナイト―2003年6月 日本初のキャンドルナイト
地球を歩く―2000年12月 地球縦断プロジェクト達成
クリスマスの休戦―1914年12月 第一次世界大戦
新幹線はなぜできた?―1964年10月 東海道新幹線開通?
世界一おそいタイム―1912年7月 ストックホルムオリンピック
本場のカレー、教えます―1927年6月 中村屋純印度式カリー発売
二まいのレンズ―1940年10月 「岡林・本田彗星」発見
日本ではじめてのロボット―1928年9月 大礼記念京都大博覧会
著者等紹介
笠原良郎[カサハラヨシロウ]
全国学校図書館協議会顧問、国際子ども図書館を考える全国連絡会会長。1931年生まれ。早稲田大学法学部卒。中学校社会科教諭、高校司書教諭を経て、1982年全国学校図書館協議会へ。同協議会の事務局長・理事長を歴任し、学校図書館法改正や国際子ども図書館の開設など図書館運動に献身
浅川陽子[アサカワヨウコ]
お茶の水女子大学附属小学校主幹教諭。1956年生まれ。お茶の水女子大学大学院人文科学修士。公立・私立の幼稚園や小学校教諭、お茶の水女子大学子ども発達教育研究センター講師を経て現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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