島研ノート 心の鍛え方

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島研ノート 心の鍛え方

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  • サイズ B6判/ページ数 248p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062180559
  • NDC分類 796
  • Cコード C0095

出版社内容情報

羽生善治、森内俊之、佐藤康光――三人の名棋士を育てた伝説の将棋研究会主宰者による「王道の歩き方」。ビジネスマンも父兄も必読!著者は「島研」を主宰し、羽生善治、森内俊之、佐藤康光という三人の名棋士の成長を十代の時からつぶさに見守ってきた。
著者は語る。「羽生善治という存在を中心として、佐藤康光・森内俊之の追いかけ、追いつきそして並走し、また抜きつ抜かれつの、長い戦いの中で見せる棋士の弱さや脆さを、みんなが鍛錬の中で身につけた全人的強さで克服していく過程こそが、私が長年圧巻の思いで見続けている物語なのである」。
トップクラスで戦い続ける三人の、長持ちする驚異的な技術と、それを支える精神構造の秘密がこの一冊に結実している。
将棋ファンはもちろん、ビジネスマンにも参考になる「心の鍛え方」のヒントが満載である。

●心が将棋を指す●「空気」の研究●棋士の背負うもの●ほんの少しの意地●やせ我慢を貫く ●「格」:の正体●誇らない努力●不安を胆力に変える技術●一人で学べるもの●気力維持の動機づけ ●現状維持を評価する ●自分の欠点を認識する●勝利の落とし穴●絶望と不眠の関係●2日前の心得 ●失敗する練習 ●醸成から天啓へ●答えなき愉しみ●「待つ力」を鍛える●集中力の「めりはり」●最後がすべてを決める●枝葉末節の省略 ●「ベスト負け」が明日をつくる●ライバルを認める ●心を支える言葉 ●礼節の規範 ●わかりあえない「常識」●不変の距離感●叱責のない恐怖●無意識のパワー●「将棋魂」の表現●免罪符の日々


島 朗[シマ アキラ]
著・文・その他

内容説明

羽生善治・森内俊之・佐藤康光が、十代から歩み続ける「王道」とはなにか?強さを長持ちさせる驚異的な技術とそれを支える精神構造の秘密を解き明かす一冊。

目次

第1章 心が将棋を指す(心が将棋を指す;「空気」の研究 ほか)
第2章 勝つための心掛け(「伝えること」も大事な仕事;気力維持の動機づけ ほか)
第3章 勝負の分かれ目(勝利の落とし穴;極上ワインセラー ほか)
第4章 人間の器(ライバルを認める;心を支える言葉 ほか)
第5章 王道を歩む(砂の道を歩く;確率の研究 ほか)

著者等紹介

島朗[シマアキラ]
1963年2月19日、東京都世田谷区生まれ。将棋棋士九段。公益社団法人日本将棋連盟理事、東北統括本部長。17歳でプロ棋士四段に、25歳で初代竜王位、31歳でA級八段となる。高柳敏夫名誉九段門下。竜王戦一組通算一二期、順位戦A級通算九期。タイトル戦出場六回。伝説の将棋研究会「島研」主宰者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Miyoshi Hirotaka

20
棋士は、勝敗の責任を一人で負うプレッシャーに生きている。野球での打率や防御率、サッカーでのアシストのように勝敗と別の記録はない。名人を頂点とするリーグ戦で順位、年齢、人数のルールが支配する。惜敗や圧勝に対する評価はない。厳しい勝負の世界で心の強さを作るには地道な努力を継続すること。一方、上達の過程に壁はつきもの。努力の成果が見えない時期が来る。そんな時は努力の絶対量に固執したり、精神論で頑張ったりするよりも練習に変化を与えること。また、本業以外にも本業並みの情熱を傾けることができる趣味をもつことも重要。2022/10/10

太田青磁

12
トップをずっと争える格ではないと私は自虐的なまでに立場をわきまえていた・鑑賞を楽しむファンにわかりやすく表現する・将棋は一人で学ぶ・分析を正確にするためには、反省は結構辛い作業になる・自分が悩んでいる部分は、案外人は悩んでいない・上達の過程では待つ力が根幹となる・弱めの集中を相手の手番でも継続している・選択肢が多く解答の出ない局面でどう凌ぐか・心がどうにも制御できない時、技術のカバーで少しでも確率を上げていく・将棋は手を殺し合うゲーム・協調性は棋士の世界には全く必要がない・プロを目指す第一条件は真面目さ2014/02/12

ヒダン

9
勝敗を全て自分一人で背負わないといけない残酷な世界に生きる棋士の心の持ち方について、羽生・佐藤・森内というトップ棋士を若い頃から「島研」という研究会で見てきた初代竜王島朗が語る。一言一言に重みを感じる名文で非常に面白いが、かなりタフな読み物だった。将棋界のエピソードが多く盛り込まれているが、エッセンスは勝負に関係することならどんなことにでも応用できると思う。そのうちまた再読するだろうなと読みながら思う本だった。2014/03/14

ライアン

7
伝説の島研(島朗、羽生善治。森内俊之、佐藤康光)のエピソードと「心のあり方」について書かれた本。「ベスト負けが明日をつくる」など興味深かった2013/11/24

ひろ☆

6
将棋研究会、島研の島九段の思っていること、考えていること。2013/07/29

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