出版社内容情報
歴史的な事件から身近な話題まで、20世紀以降のトピックにかかわる国内外のノンフィクション8話を編んだアンソロジーです。事実(ノンフィクション)だけが持つ驚きに感動し、調べ、考え、世の中とつながること。誰かに話し、意見を聞き、自分の考えをまとめ伝えて、他者とつながること。
こうした「つながる力」を見据え、子どもたちの生きる力を育む学年別シリーズの1年生の巻です。
短編アンソロジーなので、どのお話からも読め、朝読にもぴったりです。
社会的な事件や、理科的な発明発見、心をゆさぶるドラマチックな事実まで、教科横断型の読み物として、調べ学習にも発展可能なセレクション。読み終えたら、今度はだれかに話すことにも重点を置き、コミュニケーション能力とプレゼンテーション能力も養います。
東日本大震災で津波に耐えた陸前高田の一本松のおはなし「つなみにたえた一本松」
母クマに育児放棄された白くまの赤ちゃんを飼育係が人工哺育で育て上げた「しろくまピース」
学校給食開始に尽力したお坊さんの温かい気持ちが心にしみる「給食の始まり」
クリスマスカードのシールで子どもの結核予防募金を始めた郵便局員のアイデアを知る「クリスマスシール」
冬期オリンピックでライバルにタイツを貸したフィギュアスケート選手の友情「オリンピックのわすれもの」
図書館に現れた野生のカモシカの騒動を描く「図書館にきたカモシカ」
アイスのコーンはこんなピンチから生まれた「アイスのコーンができたわけ」
絶滅するトキを守ろうとした佐渡の人々の奮闘を綴る「日本さいごのトキ、キンちゃん」など、全8話収録。
巻末には、話すための第一歩として「なにが心に残った?」「それはどうして?」「だれにはなしたい?」のステップで話すための準備を促す「話す・伝える」国語のページをガイド。
学習指導要領との対応説明や、調べ学習にも役立つブックガイドも収録。
笠原 良郎[カサハラ ヨシロウ]
監修
浅川 陽子[アサカワ ヨウコ]
監修
内容説明
世の中とつながるさいしょの一歩。ひとりでも読める8つのお話。
目次
つなみにたえた一本松―2011年3月東北地方太平洋沖地震
しろくまピース―1999年12月赤ちゃんピース誕生
クリスマスシール―1904年12月クリスマスシール発行
オリンピックのわすれもの―2002年2月ソルトレイクシティオリンピック
きゅうしょくのはじまり―1954年6月学校給食法公布
としょかんにきたカモシカ―2008年7月まいごのカモシカ救助
アイスのコーンができたわけ―1904年4~11月セントルイス万国博覧会
さいごのトキ キンちゃん―2003年10月日本産トキ、絶滅
著者等紹介
笠原良郎[カサハラヨシロウ]
全国学校図書館協議会顧問、国際子ども図書館を考える全国連絡会会長。1931年生まれ。早稲田大学法学部卒。中学校社会科教諭、高校司書教諭を経て、1982年全国学校図書館協議会へ。同協議会の事務局長・理事長を歴任し、学校図書館法改正や国際子ども図書館の開設など図書館運動に献身
浅川陽子[アサカワヨウコ]
お茶の水女子大学附属小学校主幹教諭。1956年生まれ。お茶の水女子大学大学院人文科学修士。公立・私立の幼稚園や小学校教諭、お茶の水女子大学子ども発達教育研究センター講師を経て現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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