出版社内容情報
肥前有田の地で途轍もない出会いが生まれた。世界に冠たる「柿右衛門」誕生に秘められた夫婦の愛と戦い。深い感動を呼ぶ歴史ロマン!
「この女は途徹もない女で、俺を根本から変えるだろう」
キリシタン弾圧の余熱冷めやらぬ江戸初期。磁器の町、肥前有田の地で、夫婦となる男女が出会った。長崎の商家の放蕩息子、二胡弾きの達人にして語学の天才・昇蔵。朝鮮人陶工を率いた百婆仙の曾孫、天才色絵師・香丹。有田焼の発展にともない、昇蔵は海を渡り、二人の道は分かたれる――。
有田の地から、アジア、ヨーロッパへと。世界に冠たる「カキエモン(柿右衛門)」誕生に秘められた夫婦の愛と戦いが、深い感動を呼ぶ。2009年、「本の雑誌」2009年度エンターテインメントベスト1、「ダ・カーポ特別編集 最高の本2010」歴史小説グランプリ、「週刊朝日」2009年度歴史・時代小説ベストテン第2位など、各方面で絶賛を浴びた話題作『弩』著者の才筆で描き出す、まったく新しい壮大な歴史ロマン!
【著者紹介】
下川博(しもかわ・ひろし)
1948年生。早稲田大学第一文学部卒業後、脚本家としてNHKにて「武蔵坊弁慶」「中学生日記」「はやぶさ新八御用帳」などを手掛ける。2006年、「閉店まで」で堺自由都市文学賞受賞を受賞。2009年、南北朝時代、武器を手に、悪党に挑んだ農民たちの戦いを描いた『弩』を上梓し、各メディア・書評家の激賞を得る。本作は著者二作目となる長編小説。
内容説明
キリシタン弾圧の余熱冷めやらぬ江戸初期。磁器の町、肥前有田の地で、夫婦となる男女が出会った。長崎の商家の放蕩息子、二胡弾きの達人にして語学の天才・昇蔵。朝鮮人陶工を率いた百婆仙の曾孫、色絵師・香丹。数年後、愛娘・秋香を授かるが、有田焼の急激な発展にともない、昇蔵は海を渡り、香丹は有田に残ることに。有田焼に命を賭した二人の道は、抗いようもない運命の波に分かたれる―。
著者等紹介
下川博[シモカワヒロシ]
1948年生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、脚本家としてNHKにて「武蔵坊弁慶」「中学生日記」「はやぶさ新八御用帳」などを手掛ける。2006年、「閉店まで」で堺自由都市文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ハルト
yumi
gachi_folk
ソババッケ
007
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- 和書
- 花は散るもの人は死ぬもの




