29―ニジュウク

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  • サイズ B6判/ページ数 335p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062178303
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

カノジョなし、職業・フリーの助監督、住まいは風呂無し四畳半。30歳まであと一年。何かが変わるのか、いや、変えられるのか?

白石一文、樋口毅宏、大激賞! この小説には光がある――

カノジョなし、職業・フリーの助監督、住まいは風呂無し四畳半。いまだ大学のシャワーをモグリで利用している。30歳まであと一年。俺の人生、何かが変わるのか、いや、変えられるのか?
誰もが味わう不安と苦悩と希望の一年。これから30歳を迎える人へ! かつて30歳を迎えた人たちへ!!

【著者紹介】
すぎうら・あきよし
1969年滋賀県生まれ。早稲田大学第二文学部卒業。1992年から3年連続で「ぴあフィルムフェスティバル」に監督・脚本作品がノミネート。その後、助監督を経て監督となり、ピンク映画をはじめ、Vシネマ、ネットドラマなどを多数手掛ける。
2009年『エレクトメンズ・パレード』で小説家デビュー。2012年、2作目となる『原発と拳銃』を上梓し、話題を呼んだ。

内容説明

カノジョなし、職業・フリーの助監督、住まいは風呂無し四畳半。いまだ大学のシャワーをモグリで利用している29歳。あと一年。俺の人生、何かが変わるのか、変えられるのか?誰もが味わう、不安と、苦悩と、希望の一年が始まる。

著者等紹介

杉浦昭嘉[スギウラアキヨシ]
1969年滋賀県生まれ。早稲田大学第二文学部卒業。1992年から三年連続で「ぴあフィルムフェスティバル」に監督・脚本作品がノミネート。その後、助監督を経て監督となり、ピンク映画をはじめ、Vシネマ、ネットドラマなどを多数手掛ける。2009年『エレクトメンズ・パレード』で小説家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

R

16
映画助監督見習いみたいな仕事をしつつ29歳を生きる男の一年間を追った小説でした。まさにモラトリアムと言う様な、如何ともしがたい生き方と考え方と、閉塞感のようなものが伝わってきて、共感ではないけど、理解できそうな雰囲気がありました。最終的にモラトリアムの終わりでもなく、成長というほどの進歩もなく、劇的ではない穏やかな変化というか、兆しのようなものを見て終わるので、読後感はよかったと思います。2016/11/17

くらげ@

5
(☆☆☆)題名に親近感を感じて手にとりました。29-30歳にかけてある男性が、やりたいことと現実の間で揺れ動きがとてもリアルでした。長いモラトリアム、続けたからといって成功するわけではない現実。ただ文章量が多く読むのに3日間かかりました。2012/10/03

乙郎さん

4
うだつの上がらない助監督を描いた青春小説。確かに、青春小説のフォーマットを押さえている。だが、思う。これはちょっと主人公がダメすぎやしないか。いや、ダメな主人公を描いているからと言って小説自体がダメになるとは限らないが、この小説を支えるべき「成長」が、あくまでも予感にとどまり、最後まで読んでも本当に大丈夫かと思ってしまう。ひょっとするとそれがリアルなのかもしれない。だが、ぼくはこの小説には救いが必要だった気がしてしまうのだ。2012/10/04

K

2
29才のうちに読んだけど…あまり楽しい話じゃないなぁ。明日は我が身というが…。2013/12/09

まり

2
良かったです。ただウサギのくだりは・・・教育関連の映画なのに本物の死体を映すわけないじゃん、と思いました。2012/10/15

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