出版社内容情報
断絶、不幸の連鎖を乗り越えて、幸せで深い絆に結ばれた親子関係の構築法(実践リスト)を、34年間親子に寄り添ってきたプロが教示
昨今「毒親」ブームが続いています。現在の自分の不幸は、「毒」を撒き散らすような親、とくに実母のせいだと主張する女性たちが増えています。そして、自らが母になっていく中で、「自分もそんな毒親になってしまうのではないか」という不安に脅えています。
東京心理研究所を主宰する心理カウンセラーとして、34年間にわたって3000組もの親子の様々な問題に寄り添ってきた著者は、その間も社会の変化とともに幾多の親子問題が起きてきたものの、現在の毒親ブームはかつてない異質な現象だと言います。
心理学的には、愛情は究極のところで「愛」と「怖れ」の2つに行き着きます。怖れからは、「不安」「不信」「否定」「怒り」などのネガティブ感情が派生します。現代という時代を生きる母親たちは孤立し、自己実現ができず、将来の保障も得られない中、怖れ(特に不安)に支配されています。
その結果、毒親が本当に存在するのではなく、心の中にある怖れと不安から逃れるために、毒親を作り出しているのです。
いかにしてそんな負の連鎖を断ち切り、幸せな家族関係を取り戻せるか、親子問題に10年、20年単位で関わり合っている専門家ならではの視点と具体性であるべき指針をやさしく指し示す、現代の若い母親たちの心を救う1冊です。
1.「母親としての私」を知るためのリスト
2.お母さんがラクになるための言葉のリスト
3.小さいときからかけていきたい言葉のリスト
4.子どもの心に寄り添うためのリスト
5.娘ともっと分かり合うためのリスト
6.息子ともっとうまくつきあうためのリスト
【著者紹介】
金盛浦子(かなもり・うらこ)
1937年、東京都に生まれる。青山学院大学文学部教育学科卒業。東京教育大学教育相談研究施設、および聖マリアンナ医科大学精神神経科、東京大学附属病院分院神経科にて研究生として心理臨床を学ぶ。1978年、東京心理研究所を開設。1990年より自遊空間SEPY(セピィ)を主宰。セラピスト・臨床心理士・芸術療法士としてカウンセリングにあたる。著書には『「男の子」って、どう育てるの?』(PHP研究所)、『男の子を追いつめるお母さんの口ぐせ』(静山社文庫)などがある。
内容説明
お母さん自身が「楽」になる世界で一番シンプルなコツ。不幸の連鎖を断ち切れば、男の子も、女の子も、子育てはみんなうまくいく!34年、3000家族の相談を受けたプロの結論。
目次
1 「母親としての私」を知るためのリスト
2 お母さんがラクになるための言葉のリスト
3 小さいときからかけていきたい言葉のリスト
4 子どもの心に寄り添うためのリスト
5 娘ともっとわかり合うためのリスト
6 息子ともっとうまくつきあうためのリスト
著者等紹介
金盛浦子[カナモリウラコ]
1937年、東京都生まれ。青山学院大学文学部教育学科卒業。小学校教諭を経て、東京教育大学教育相談研究施設および聖マリアンナ医科大学神経精神科、東京大学医学部附属病院分院神経科において、研究生として心理臨床経験を積む。1978年東京心理教育研究所開設、1990年自遊空間SEPY(セピィ)主宰。SEPY倶楽部代表理事。2002年東京都よりNPO法人として認証を受ける。臨床心理士、認定カウンセラー、芸術療法士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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