砂糖と安全保障―TPP参加が領土問題を勃発させる

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砂糖と安全保障―TPP参加が領土問題を勃発させる

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  • サイズ B6判/ページ数 197p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062177832
  • NDC分類 588.1
  • Cコード C0095

出版社内容情報

TPP参加で日本の国土が脅かされる! 国産砂糖が壊滅し、沖縄の産業がなくなる。その時、無人となった離島を中国や韓国が狙う――

日本は現在、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)への参加の意向を明らかにしている。しかし、この協定の最終的な目的は、あらゆる輸入品の関税をゼロにして経済的な国境をなくすことだ。はたしてこれを受け入れると、日本の経済は再び元気になるのか。第2の尖閣問題のタネをまくことにならないのか。こんな疑問を、衆議院議員で農政・農業に詳しい石川知裕氏が、「砂糖」を例に読み解いてゆく。実はTPP参加は、わが国の農業はもちろん、安全保障にまで悲惨な事態をもたらすのである。

・TPP参加で食料自給率は40%から14%に
・あなたは知っていますか? 日本の砂糖の8割は北海道のてん菜で作られている
・十勝・久米島「砂糖生産」最前線を歩く
・どこで誰が、何を原料に作っても同じ品質 砂糖の不思議
・一度覚えたらやめられない「砂糖の魔力」
・値段は乱高下、生産量も不安定 砂糖の「甘くない」現実
・砂糖大国オーストラリアの大農場を見に行ったら
・サトウキビ栽培と安全保障の深~い関係
・白い結晶生産で「中国の黒い野望」を挫け
・「砂糖は頭に悪い、体に良くない」は本当か
・輸入ストップならこうなる 味噌汁のない「日本の晩ごはん」

【著者紹介】
いしかわ・ともひろ 1973年北海道足寄町生まれ。早稲田大学商学部の在学中から小沢一郎氏の自宅に書生として住み込み、卒業後、小沢事務所に入所。2004年、民主党十勝の衆議院議員公認候補(北海道11区)の公募に合格し、翌年、衆議院議員選挙に出馬するも落選。
2007年、比例区次点から繰り上がり当選。2009年、2回目の当選を果たす。2010年、小沢秘書時代の陸山会事件に関して、東京地検特捜部から政治資金規制法違反容疑で逮捕され、東京拘置所に21日間勾留される。同年、民主党を離党し、2011年末、新党大地・真民主に参加。
著書に『悪党 小沢一郎に使えて』(朝日新聞出版)、『雑巾がけ』(新潮新書)など。

内容説明

日本は現在、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)への参加の意向を明らかにしている。しかし、この協定の最終的な目的は、あらゆる輸入品の関税をゼロにして経済的な国境をなくすことだ。はたしてこれを受け入れると、日本の経済は再び元気になるのか。第2の尖閣問題のタネをまくことにならないのか。こんな疑問を、衆議院議員で農政・農業に詳しい石川知裕氏が、「砂糖」を例に読み解いてゆく。実はTPP参加は、わが国の農業はもちろん、安全保障にまで悲惨な事態をもたらすのである。

目次

第1章 TPP参加で日本から砂糖がなくなる(東京拘置所の「キットカット」;TPPに参加しないと「世界の孤児になる」 ほか)
第2章 砂糖大国VS.日本「甘くない」闘い(世界の生産量も消費量も激増中;価格は上がったり下がったり ほか)
第3章 安全保障と砂糖「その深い関係」(TPP参加で離島から人がいなくなる;中国漁船衝突事件が教えてくれたこと ほか)
第4章 特別対談 橋本仁(糖業協会理事・農学博士)×石川知裕「砂糖は体に悪いのか」(砂糖を食べると太るのか;砂糖でダイエット!? ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スダタロー

6
現在公民権停止中、石川知裕元衆議院議員の著。 著者の地元と繋がりの深い砂糖の、産業・国防としての重要性を解説している。 かなり分かりやすい文章だと思います。期せずして、昨日TPPの年末発行が閣議決定されました。糖業含め国内産業への影響を注視していく必要があります。2018/11/08

叛逆のくりぃむ

1
 我々の生活に身近であるにも關はらず、實は余り知られてゐない「砂糖」を取つ掛かりに、TPPや離島の問題を論じている。安全保障の問題は、軍事の觀點のみ論じられがちであるが、生活や食料といつた「社稷」の觀點からも論じる著者の姿勢に好感が持てた。2012/12/28

S.Borodino

0
1章ではTPPによって日本の食糧、とりわけ砂糖がどうなるかということを主産地、北海道と沖縄・鹿児島における実状に照らして紹介。2章では他国、とりわけオーストラリア、ブラジルにおけるサトウキビ産業の実態を紹介。併せてオーストラリアの潜在的脅威、そして日本が砂糖の関税を残したままにするのは難しいこと等が書かれている。(砂糖の他に保護する品目が多いため)私は、ブラジルにおけるサトウキビ利用エネルギー政策に興味を持った。3章は、サトウキビ産業衰退後の過疎化をよくある中国脅威論と結びつけた内容であまり面白くない。2013/03/17

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