出版社内容情報
化学物質から生命はいかに誕生したのか.細胞という複雑な単位が生み出され,今日の形へと至った道筋は,どのようなものだったのか.性のシステムやウイルスなどの進化も合わせて論じ,細胞の見方を新たにする.
内容説明
化学物質から生命はいかに誕生したのか。細胞という複雑な単位が生み出され、今日の形へと至った道筋は、どのようなものだったのか。RNAワールドや共生説などの有力な仮説を統合し、豊かな想像力と新たな方法論で生命の起源、細胞の起源に迫る。謎の多い性というシステムとウイルスなどの非細胞生命体を併せて論じ、利己的DNAの観点から細胞の進化に新たな光を当てる。細胞を創造するという壮大な目標を掲げて進む進化学の到達点。
目次
序 生物はどのようにして生まれたか
1 細胞の起源
2 細胞の進化
3 性の起源と進化
4 非細胞生命体の進化
5 生命の起原の研究に向けて
結び 生命の初期進化と生物学の目標
著者等紹介
石川統[イシカワハジメ]
1940年生まれ。放送大学教授。東京大学名誉教授
山岸明彦[ヤマギシアキヒコ]
1953年生まれ。東京薬科大学生命科学部助教授
河野重行[カワノシゲユキ]
1951年生まれ。東京大学大学院新領域創成科学研究科教授
渡辺雄一郎[ワタナベユウイチロウ]
1958年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科助教授
大島泰郎[オオシマタイロウ]
1935年生まれ。東京薬科大学生命科学部教授。東京工業大学名誉教授
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