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別海から来た女―木嶋佳苗 悪魔祓いの百日裁判

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  • サイズ B6判/ページ数 286p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062177641
  • NDC分類 326.23
  • Cコード C0095

出版社内容情報

殺人3件・未遂多数。北海道・別海町の名家育ちの女が、男たちを次々と毒牙にかける。女と男の闇を射る佐野ノンフィクションの真骨頂「これは、私の書いた『東電OL殺人事件』を超える事件だ」――著者

 殺人3件・未遂多数。北海道・別海町の名家に育った女が、男たちを次々と毒牙にかける――女と男の闇を射る佐野ノンフィクションの真骨頂!

 あなたも、木嶋佳苗の魔力から逃れられなくなる。昂奮のサスペンス・ノンフィクション
 ・木嶋の祖父の遺言になった「決定的証言」
 ・事件後に生き残った男の恐るべき現在
 ・木嶋の「本命恋人」が私に見せた素顔
 ・百日裁判「新聞が報じられなかったこと」
 ・徹底取材 木嶋家四代に遡るロードムービー

戦後犯罪史上ナンバーワン「首都圏連続不審死事件」の全てを描いた力作!

 私たちはこの事件からなぜ目が離せないのか。それはおそらく、この事件に関心をもつすべての人が、木嶋佳苗に、そして木嶋佳苗にだまされた人に、いくらかずつ似ている自分に無意識のうちに気がついているからである。――本文より

第一部 別海から来た女
第二部 百日裁判


佐野 眞一[サノ シンイチ]
著・文・その他

内容説明

殺人3件・未遂多数。北海道・別海町の名家に育った女が、男たちを次々と毒牙にかける―女と男の闇を射る佐野ノンフィクションの真骨頂。

目次

第1部 別海から来た女
第2部 百日裁判(初公判;埼玉・大出嘉之殺害事件;東京・寺田隆夫殺害事件;千葉・安藤建三殺害事件;仕事のように続く犯罪;死刑判決)

著者等紹介

佐野眞一[サノシンイチ]
1947年東京生まれ。早稲田大学文学部卒業。編集者、業界紙勤務を経てノンフィクション作家となる。1997年、民俗学者宮本常一と渋沢敬三の生涯を描いた『旅する巨人』(文藝春秋)で第28回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。2009年、『甘粕正彦 乱心の曠野』(新潮社)で第31回講談社ノンフィクション賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆみねこ

58
相変わらずの佐野節と言うか…(笑) 彼女の出自を訪ねて道東の別海町へ足を運び、その人格形成を追ったところはさすが。高校を卒業し、上京後もほとんど正業に就かず、親の援助といかがわしい行為で生活していたと言う事実にゲンナリしました。もし、小学生の時の窃盗行為をキチンと反省させていたら、このように大勢の男性を死に追いやるような犯罪には手を染めなかったのかも?都会に暮らす男性の寂しさに付け込んだ許されない行為だけれども、世の中の男性たちよ、騙されないように気をつけて!2015/04/04

yooou

56
☆☆☆☆★ 丁寧に関係先を訪ね歩き収集した情報をもとに書かれた本書は第一級のノンフィクションになっていました。読者としては事件の真相や木嶋早苗本人や感情といったものを覗き見たい、いわば怖いも見たさなところがあると思いますが、それは「ない」。本書にないのではなく、おそらくどこにもないと思われる。それほど徹底的に嘘で塗り固められた虚構の世界に生きている人なのだ。そこに本当の恐ろしさがあった。2016/05/08

ありちゃん@道東民

50
個人的には、私はこの著者が苦手です…。この事件自体に興味があったので、手に取りました。あまりにも、容姿について書きすぎですし、何も、加害者家族の親や、妹、親類の実名まで出す必要はなかったように感じます。取材への執念には、感服しますが、多少やり過ぎ感も。しかし、唖然としてしまう内容。法廷は、まるで彼女の劇場のよう。だけど、ホテルに行き、睡眠薬盛られて寝かせられ騙されたと、わかっていて、わざわざ本当に騙されたのか確かめに被告とまたホテルに行って薬盛られていた男にはびっくりした。何故、またのこのこ行くのかが謎。2016/03/17

Willie the Wildcat

48
被害者、加害者。寂しさと欲を垣間見る。それ故、これまでも、これからも同様の犯罪は発生するのかもしれない。被害者、遺族の話から、根の深い社会問題を感じる。人との繋がり。その広さ、深さ。一方で(犯罪)心理学面での掘り下げが難しかった点が残念。”境界線”を越えたきっかけ、それに至るまでの経緯と心情変化。蛇足だが、著者は感情移入が時に激しい方ですね・・・。(汗)2013/01/12

kera1019

45
北原みのりさんの「毒婦。」を読んで正体の分らない怖さを感じましたが、佳苗の家族のルーツから付き合ってた彼の性癖、隠してた職業、被害者の秘密など、取材量の多さで木嶋佳苗という人間性を炙り出してて面白い。良いか悪いかは別として感情丸出しで被害者や検察官、裁判官の人間性まで掘り起こす取材力にルポライターとしての執念を感じました。2014/08/02

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