未来の食卓―2035年グルメの旅

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 374p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062177566
  • NDC分類 588.09
  • Cコード C0098

出版社内容情報

未来の食卓はどのようなものになるのかを徹底取材した近未来「メシ」ノンフィクション

「スギ(魚)」「赤チコリ」「試験管肉」・・・・・・
「2035年のメニューはどんな感じになっているか」
ある日、ふとそんな疑問が生じたライターが、
全米の食材市場、食関係者に取材を重ね、
いくつかの興味深い結論にたどりついた。
それは・・・・・・

とかく批判されがちな「遺伝子組み換え食品」については
一定の理解を示し、「飢餓で苦しむ人々を救う希望になるかもしれない」と、一定の理解を示しているのも本書の特徴。

プロローグ 二〇三五年のガストロパブ
第1部 きっかけ
1 「第二のサーモン」と袋詰めサラダ

第2部 サラダ
2 世界のサラダボウルのなかへ
3 赤チコリに人生を賭ける男たち
4 アリス・ウォーターズの農場
5 遺伝子組み換え食品の可能性

第3部 肉
6 食肉 ウサギと疑似肉の可能性
7 試験管肉のハンバーガー
8 肉の栽培者たちを尋ねて

第4部 魚
9 第二のサーモンはどこにいる?
10 魚介類のスーパーボウル
11 聖ペテロの魚
12 スギの夢を見るティラピア王
13 ハーヴァード大医学部教授から養殖業に転身した男
14 海産食品革命は屋内で起こる

第5部 エスニック
15 デッドヘッドと第二のパッタイ
16 フード・フューチャリスト
17 食の最後の開拓前線

第6部 食べ物の終焉
18 代謝優勢を実現する
19 ナノ万能薬

結論 完璧な食事

特別付録 未来の食卓 レシピ集

【著者紹介】
Josh Schonwald ジョシュ・シェーンヴァルド
シカゴを本拠に活動するジャーナリスト。コロンビア大学ジャーナリズム大学院を卒業後、ニューヨーク・タイムズ紙、ワシントン・ポスト紙、ウォール・ストリート・ジャーナル紙等に寄稿。高い評価を得ている。
本書が初の著書。

内容説明

「スギ」?「赤チコリ」?「試験管肉」?「2035年のメニューには何が並んでいるのか」ある日、ふとそんな疑問が生じたジャーナリストが、全米中の食材市場、食関係者に取材を重ねて、いくつかの興味深い結論にたどりついた。それは…。究極のメシ・ノンフィクション。

目次

プロローグ 二〇三五年のガストロパブ
第1部 きっかけ
第2部 サラダ
第3部 肉
第4部 魚
第5部 エスニック
第6部 食べ物の終焉
結論 完璧な食事
特別付録 未来の食卓レシピ集

著者等紹介

シェーンヴァルド,ジョシュ[シェーンヴァルド,ジョシュ] [Schonwald,Josh]
シカゴを本拠に活動するジャーナリスト。コロンビア大学ジャーナリズム大学院を卒業後、ニューヨーク・タイムズ紙、ワシントン・ポスト紙、ウォール・ストリート・ジャーナル紙等に寄稿

宇丹貴代実[ウタンキヨミ]
1963年、広島県生まれ。上智大学卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Salsaru

13
自然のものが安全安心とは限らなくなってしまった。しかし、遺伝子組換え、コントロールされた養殖、旬の無くなった野菜、錠剤食で本当によいのだろうか。作る喜びも、珍しさも、ありがたみもない。世界の人口増加が続けば、しょうがないのだろうか。昆虫食も研究がなされていて、ほんとうにテーブル以外は食い尽くすのかな。2014/01/22

壱萬弐仟縁

10
新刊棚。16章からの後ろ4分の1に絞るといいか。〝食と味の分析家〟、〝食の時勢研究家〟、〝トレンド分析部長〟、〝料理追跡者〟、〝技術革新担当副社長〟といった肩書きの人たちのこと(279頁)。17章では、未知の要素―経済の発展の節がある(323頁~)。アフリカの中流階級に食文化の影響が及ぶと書かれる(324頁)。アフリカも最貧国もあり、大陸内部での国家間格差が拡大しているようにもみえる。結論の「完璧な食事」(354頁~)なんてあるのだろうか、と思えた。週刊金曜日の買ってはいけないをみると余計に食べられない。2013/10/19

きゅー

9
一般的に遺伝子組換食品は忌避されているが、著者は、今後の世界的な人口増加において、遺伝子組換食品こそが飢餓を救う重要な手段であると述べている。私もこれには賛成であり、多くの人が遺伝子組換を理解して、不正確で扇情的なデマゴーグから距離を置いてほしいと願っている。他方で有機栽培やフードマイレージも重要なファクターだ。交配種を独占する多国籍企業、感情論として遺伝子組換食品を嫌悪する団体などに対しては、現状で最も相容れない両者である研究者と有機栽培農家のタッグこそが食の未来を変えられるのではと思っている2021/11/25

くさてる

7
これからの未来の食卓に並ぶであろう、さまざまな食材の発展についてのルポ。具体的でエピソードも多く、面白かったけれど、あちらこちら食い足りない感があるのは、やはり幅広い分野をすべて網羅することは出来ないという当然の限界のせいだろう。他の方の感想にもあるように、魚の養殖や野菜の改良ならもっと日本の技術に食いついて欲しいな。遺伝子組み換え食品についての記述に関しては、全面的に賛成です。2014/01/15

むとうさん

4
「2035年のメニューはどんなものか」という疑問から始まる食文化論…というよりは、「グルメの旅」という副題もあるようにジャーナリストがあちこち歩いて面白そうなものを拾ってきた、という感じ。試験官肉とか錠剤食とか一部SFチックな、いかにも「未来の食卓」という感じのものも取り上げられてはいる(若干、こっち寄りを期待して手にとった)。もちろんアメリカのグルメなので赤チコリとか日本であまり馴染みのない(…よね?)ものがたくさん出てきたりもするが、品種改良や商品開発の現場を間近で見ることができて面白い。2015/08/02

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/6929583
  • ご注意事項