出版社内容情報
「俺はもう駄目、本当だ……」 天才・立川談志が病床で書き続けた最期の原稿を単行本化。家元の「遺稿」はこの本でしか読めない!この記憶力、やはり立川談志は只者ではない! 政治家時代に自民党からもらった「お金」、手塚治虫氏との交流、ビートたけしや爆笑問題・太田光と飲んだ話など話題は尽きることなし。もちろん、落語と落語家、芸については書いたら止まらない。
2011年3月、喉頭癌により活動休止したあとも、唯一の例外として、ご本人の希望で続けられた「週刊現代」の連載エッセイを単行本化。家元もあの世で「公認」するしかない、正真正銘の遺稿「俺はもう駄目、本当だ……」も収録。
立川 談志[タテカワ ダンシ]
著・文・その他
山藤 章二[ヤマフジ ショウジ]
著・文・その他
内容説明
立川談志、二〇一一年十一月二十一日、喉頭癌にて死去。享年七十五。戒名は自ら生前に付けていた「立川雲黒斎家元勝手居士」。世の中を挑発し、常識に異を唱え続けてきた家元が、最期の最期に選んだのは「書き続ける」ことだった―。死の床で天才的な記憶力と執念で書き続けた家元の遺作。
目次
第1章 手前ぇのことでアリマス(女房くんのこと;五十円の還付金 ほか)
第2章 他人様のことなんぞ(小沢一郎;伊集院さん、退屈だねぇ ほか)
第3章 世の中たいしたことはない(時候もよろしいようで…;基地問題 ほか)
第4章 芸談だぞォー(ボコチン;役者の喧嘩 ほか)
第5章 懐かしき哉(化け物は何処にいった;いろいろ喰ったもんだ ほか)
著者等紹介
立川談志[タテカワダンシ]
1936年東京都生まれ。16歳で柳家小さんに弟子入り。’63年に立川談志を襲名し、真打ちに。テレビ番組「笑点」を企画・立案し、自ら司会者を務めるなど、テレビでも活躍。また、’71年には参院議員にも当選した。’83年、弟子の真打ち昇進試験を巡り、落語協会を脱退。以後、落語立川流を立ち上げ、「家元」と名乗る。’65年に出版した『現代落語論』がベストセラーになったほか、『談志百選』など著書多数。2011年11月、喉頭癌により死去
山藤章二[ヤマフジショウジ]
1937年東京都生まれ。ナショナル宣伝研究所を経て、フリーに。’61年、広告電通賞制作者賞、’70年、講談社出版文化賞さしえ賞など数々の賞を受賞。’04年に紫綬褒章受章。『週刊朝日』連載中の「ブラック・アングル」は’76年から続く。落語をはじめ演芸分野の知識も広く、落語立川流顧問も務める。イラスト関連以外にもエッセイや対談集など、著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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壱萬参仟縁
ばんだねいっぺい
今ごろになって『虎に翼』を観ているおじさん・寺
bibliotecario
ばなな