野球小僧

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野球小僧

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  • サイズ B6判/ページ数 227p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062176439
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

落ちこぼれ高校球児は、夏の高校野球全国大会開会の前日、復讐の場所に選んだ深夜の甲子園球場で、信じられない光景に遭遇する。

子供の頃から打ち込んだ野球だけが自分の存在証明だった。しかし高校を中退した雪彦は15歳で人生に行き詰る。雪彦は甲子園球場の整備のアルバイトをしながら、自分の将来を奪った男に復讐を考える。夏の高校野球全国大会開会式の前夜、男を呼び出したグラウンドでは信じられない光景が。甲子園球場がなぜ野球の聖地と呼ばれるのか。野球を愛する人々の姿が、世代を超えた感動を呼ぶ、書下ろし長編小説。

【著者紹介】
1964年大阪市生まれ。帝塚山学院短期大学を卒業後、証券会社勤務などを経て、85年に「独楽」で第6回コバルト・ノベル大賞を受賞し作家デビュー。主な作品に、『惚れたが悪いか』『色ざんげ』『ココデハナイドコカ』『恋ひらり』『あんたのバラード』『家族善哉』『恋って恥ずかしい』『マイルストーン恋の傷』など。エッセイには、『せずには帰れない』『家ではしたくない』『犬がいるから大丈夫』『「品格バカ」が多すぎる」『「不道徳」恋愛講座』『今度こそ好きといおう』など。近著に書下ろし小説『愛されなさい』がある。

著者等紹介

島村洋子[シマムラヨウコ]
1964年大阪市生まれ。帝塚山学院短期大学を卒業後、証券会社勤務などを経て、85年に「独楽」で第6回コバルト・ノベル大賞を受賞し作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kaz

24
私も高校球児でしたので、聖地甲子園への想いはそれなりに持っています。そして、今もなお、白球を追っているだけで、心の底から楽しいと感じることのできる野球小僧です。プロになれない、甲子園に行けない、そんなものは野球をやる上ではあまり関係ないはずなのですが、手の届くところにいる人たちにとっては、大好きな野球を辞めるくらい重要なことなのかな。2015/01/31

らいすむ

20
人は誰しも挫折し、苦しみ、悲しみ、色々なものを越えて生きていかなければいけない。そんな時は原点を見直し、今を大切に楽しく生きよう。フィールドオブドリームス。純粋な気持ちに戻ってやり直そう。前を向いて。2015/07/09

ミリオン座

14
雑誌の寸評で野球ブローカーの話と書いてました。世相を反映した現実的な内容を期待して読み始めましたが、見事に期待が裏切られました。ロマンチックであり、ファンタジーであり、ある意味日本版フィールドオブドリームズ、ある意味男ドアホウ甲子園。映像が目に浮かぶような表現は絶妙で、亡くなった子供がグラウンドで一歩ずつ歩く毎に成長するくだりは涙が流れました。予期せぬラストも感動的でした。野球という言葉に何かが引っかかる人に是非お勧めしたいです。2013/01/10

Gamemaker_K

13
面白かったらもうけもの、という気持ちで図書館から借りてきたが、実にもうけものの一冊でした。笑いあり、涙あり、すぐ読めると3拍子そろった本です。いいなあ雪彦くんみたいなキャラ。2012/08/16

BlueBerry

10
グラウンド守が呼んだ奇跡ということになるのかな。色々あったけど野球が好きなら「all OK」 ==野球小僧が何故くさる。 泣くな野球の神様も、たまにゃ三振 エラーもする。 ゲーム捨てるな頑張ろう。僕のようだね 君のよう。オオ マイ・ボーイ朗らかな 朗らかな 野球小僧==「野球も人生も投げたらあかん」2013/05/02

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