参謀―落合監督を支えた右腕の「見守る力」

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  • サイズ B6判/ページ数 221p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062175982
  • NDC分類 783.7
  • Cコード C0036

出版社内容情報

落合博満監督を8年間支え、参謀としてしぶといチームを作り上げた名投手コーチ・森繁和が初めて明かす名将の素顔、若手の心を掴む法名将・落合監督の右腕、懐刀として8年間、ドラゴンズのコーチを務めた、人望ある参謀が、落合監督の素顔から、若手の育て方、強い組織の作り方を、8年間のドラゴンズでのエピソードを例に、余すところなく書いた。
なぜドラゴンズは強かったのか? ジャイアンツを苦しめた選手起用の妙。
徹底した情報管理の秘策。落合采配はどこがすごいのか?
落合監督も、「またユニフォームを着られるなら、必ずシゲを呼ぶ」と、断言、本書の内容に太鼓判

目次
序章  投手会の夜
第一章 なぜしぶといチームは完成したのか   
 完全試合の山井を交代させた組織の強さ
 指導者の顔色をうかがうような若手を作ってはならない
 監督のアイデアは受け売りせず自分なりに考えて選手に伝えた
 対戦相手の気持ちになって戦略を練る
 飲みながら朝まで続けた昔話に成功のヒントがあった
第二章 教えるより考えさせるコーチ術
長時間放っておけば、伸びる投手は自分で考えだす
 「こうやれ!」ではなく、「こういうやり方もあるよ」がよい
浅尾が今あるのは、兄貴分たちが厳しい組織だったから
 吉見こそ「長所を伸ばせ!」の成功例だ
 ドミニカで感じた、分け隔てなく面倒を見ることの大切さ
第三章 落合博満監督の凄さ
 任せて、信じて、責任を取る
 調子が落ちそうなときこそ、より冷静になる
 チームの約束を決めたらぶれない、決して特例を作らない
 自分がいなくなる5年先のことも若手のために常に考える
 チームには必ず波がある。苦しいときこそ大局的に考える
 監督の仕事はコーチを観察し、正しく評価すること
 現場の待遇をよくするために、あらゆる努力を惜しまない
第四章 参謀の心得
 考え方は教えられない。答えは、自分で見つけさせるしかない
 一度現場をふませると、その選手がやる気になる言い方がわかる
 リーダーのアイデアを実現することこそ「右腕」の一番の仕事
 チームの要に対しては、敬意を持った上で毅然とした言葉を使う
組織図をシンプルに描ける組織が、いざというとき強い
 監督の耳に入れないで済ますことは多い方がよい
 自分が任されているなら、部下にもしっかり任せて責任を取る
 
終章  選手への愛情は決してなくさない


森 繁和[モリ シゲカズ]
著・文・その他

内容説明

上司が頼り、部下がついてきた。その人望でしぶといチームができあがった。名将の右腕が明かした落合監督との8年間。

目次

序章 投手会の夜
第1章 なぜしぶといチームは完成したのか
第2章 教えるより考えさせるコーチ術
第3章 落合博満監督の凄さ
第4章 参謀の心得
終章 選手への愛情は決してなくさない

著者等紹介

森繁和[モリシゲカズ]
1954年千葉県長生郡一宮町出身。駒大高、駒澤大、住友金属を経て1978年のドラフト1位で西武ライオンズに入団。83年34セーブを挙げて最優秀救援投手となるなど西武の黄金期に活躍、89年から西武投手コーチに。その後、2000年から日本ハム、02年から横浜、04年から11年まで中日と23年間コーチとしてユニフォームを着つづけた。各監督からの信頼厚く、選手への面倒見の良さは有名。中日ドラゴンズでは落合博満監督の右腕として8年間で4回のリーグ優勝、1度の日本一に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

再び読書

51
落合氏の「采配」と一緒に読めば、より理解は深いと思います。お互いの信頼の負荷さが感じられます。理詰めのチーム運営がわかって面白い。また、改めて落合氏の懐の深さと、先を見越したチーム編成にも関心させられる。その監督に信頼され、任せっきりに出来る森氏の人としての器の大きさも窺えます。ドミニカに単身で大した伝も無に渡る度胸の良さと、その事による実績も凄い。確かに、ロビンソン・カノが獲得できていたら、面白かったですね。言会゛と日本の野球に潰されちゃったかもしれませんが。「参謀」の言葉通り、智謀の感じられる本です。2014/12/10

コダマ@ようやっとる!

45
落合監督とともに中日ドラゴンズを優勝へ導いたピッチングコーチの話。ハードに対するソフトのような存在。内容も口裏合わせしたようにも感じる。それぐらい信頼してあったんでしょう。黄金期のライオンズと恩師の教えをもとにチーム強化に励んことや、よいピッチャーたち、をどう使うか、落合監督に対する誤解の訂正などが書かれている。 どこがよかったというよりは根本さんから受け継いだこの人の温かさを感じる本だった。ベースとなった根本さんの話がもっと合ったほうがよかった。2013/12/28

なかしー

41
再読。落合政権時の右腕であり参謀役の人の本。 自身が落合監督に「俺、投手のことは知らないから、シゲ任せた」とほぼほぼ投手に関する全権委任を受け、投手陣をまとめ挙げる投手コーチ時代。監督が出る時は投手交代しないで、森さんが出てくる時は投手交代するシーンは目に焼き付いてる。ヘッドコーチとなった時は、打者も見るようになった時は投手と打者の選手間の調整役も行う。 森さんの十八番である「ドミニカくじ」≒ドミニカから活躍前で、真面目な素質のある選手を安く獲得する独自ルートについても詳細に書かれています。2025/04/05

ばりぼー

38
いかつい風貌から、思わずその筋の人かと見間違えてしまいますが、落合前中日監督を支えて8年間苦楽を共にし、まさしく名参謀であった森繁和氏の回顧録。落合氏が監督としていかにぶれない信念を持っていたかが、様々なエピソードから実証されています。完全試合での山井投手の交代、川崎投手の開幕戦先発、キャンプイン初日の紅白戦、アライバコンビのコンバート、ベンチでのポーカーフェイス…その根底にあるのは、指導者としての先見の明と「部下に全てを任せて文句を言わない」という確たる姿勢。やっぱり落合さんは凄い方です。2014/02/09

魚京童!

33
参謀がしっかりしていれば大将は自由になれるんだな。2014/06/11

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