講談社・文学の扉
はるかなるアフガニスタン

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  • サイズ B6判/ページ数 201p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062174688
  • NDC分類 K933
  • Cコード C8097

出版社内容情報

落第したくないから、すぐお返事ください!アメリカの少女アビーは学校の課題で始めたアフガニスタンの少年との文通に夢中になるが。「すぐにお返事をください。あなたからの手紙が来ないと、私はこの課題でいい成績がとれません。」
ただ落第しないためにだけ、学校の課題でアフガニスタンの少女アミーラと文通をはじめたイリノイ州の小学生アビー。間もなく届いた返事は完璧な英語で書かれており、カメラがないからと家族の顔や暮らしぶりがわかる精巧な絵まで同封されていて、それは素晴らしいものだった。ほんの10分で手紙を書いてしまったことが恥ずかしくなったアビーは、次はもっと素敵な手紙を書こうと決心し、丁寧に長い返事を書く。
だが、実は手紙をくれていたのは、アミーラではなく、アミーラの兄サディードだった。アフガニスタンではたとえ子どもでも男女が手紙のやりとりをするのは適切ではないため、学校の先生の判断で、英語が得意で優秀なサディードが妹の手紙を助ける形をとることになっていたのだった。
サディードからの2回目の手紙で秘密を打ち明けられ、ますます文通が楽しくなったアビーだったが……。(米クリストファー賞受賞)

アンドリュー・クレメンツ[アンドリュー クレメンツ]
著・文・その他

田中 奈津子[タナカ ナツコ]
翻訳

内容説明

学校の課題で、地球儀を見てなにげなく選んだ国の誰かに手紙を書いたアビー。だが、まもなく届いた返事には楽しい秘密が隠されていた。アメリカの少女とアフガニスタンの兄妹の友情物語。

著者等紹介

クレメンツ,アンドリュー[クレメンツ,アンドリュー][Clements,Andrew]
1949年、アメリカ生まれ。小学校教師を経て、絵本・児童文学作家として活躍

田中奈津子[タナカナツコ]
東京都生まれ。東京外国語大学英米語学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やすらぎ

144
世界の歴史の中で、この山脈のかけらに触ったのはたった2人だけ。サディード・バヤトとアビー・カーソン。アフガニスタンとイリノイ州、地球の裏側の人と文通をする。月か星か、全く違う宇宙に住んでいる人のような感覚。自然と溢れる微笑み。相手の反応を待つ楽しみ。お互いしかわからない秘密の内容。…いつの日かぼくがアメリカを訪れたなら。きみの人生にたくさんの幸福が訪れますように。ふたりはともだち。永遠に。さようなら。…世界には色々な国や文化、純粋な子どもたちがたくさんいます。この物語に続きがあってほしいと願うばかりです。2021/05/29

ぶんこ

43
落第回避の手段として外国の子と文通を始めたアビー。山が好きということだけで選んだ国がアフガニスタンでした。アフガニスタンでは女の子が学校へ通うのを良しとしない宗教があり、女子と男子との文通もあり得ない事でした。気楽に考えて選んだ国の子との文通でしたが、同じような文化の国よりは異文化の国との文通で得られる事は多いのかもしれません。いまだに内戦が続き、人々が平和に暮らせない国に育つ子もいるということを知ったにしてはアビーは呑気な気もしました。2019/01/18

ちゃちゃ

25
昔から課題図書は好きではなかったのですが,この本は素敵だなあと思いました。でも,「文通」って,最早死語に近いのでは?返事は,すぐに来ないから,毎日ポストをどきどきして覗いたり,何を同封したら喜んで貰えるかを一生懸命考えたり・・・。そういう気持ちって,想像だけでは難しいのではないかなと・・・。それにしても,アビーは本当にいい勉強をしましたね。遠く離れていても心が通じ合うって素敵ですね。「国」だけではなく,そこに暮らしている「人」がたしかに存在しているのだという事を忘れてはいけないのだね。2013/07/29

ゆにす

20
課題図書なので読みました。あまり期待してなかったのに読み始めたら面白くて、すてきな初恋物語でした。タリバーンのせいで女性が勉強も仕事にもつけない状況をもっと知ってもらえたらいいと思います。2013/06/07

杏子

20
落第を避けるため課題で文通を始めたアメリカの少女アビーと、遠く離れたアフガニスタンの小さな村に住んでいる少年サディードとの友情の物語。…いつの日にかこの二人が実際に会って話ができるように…。この二人のように、文化も言葉もまるで違った人間同士がコミュニケーション取り合えるような日が来ますように。別の星に住んでいるかのように、違った環境で育ってきた者同士でも、根幹になるものは同じなのだろうから。シンプルなところでは、みな「ともだち」。いろいろなことが、事態を複雑にしてしまっている。(コメント欄へ)2013/04/20

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